避妊目的で、プラノバールで生理を遅らせる方法や注意点!
みなさんは、プラノバールというものをご存知でしょうか?
基本的にはピルの仲間と言われていて、様々な用途で使用されるシーンがあります。
その様々な用途の中には、プラノバールで生理を遅らせる事で、妊娠の確立をさげる目的で使用されるという場合もあります。
いわゆる、避妊目的という使い方ですね。
しかし、使用の際に気を付けなければならない事や、副作用についても理解しておかなければなりません。
そういった理解しておかなければならないことも含めて、プラノバールでの避妊について紹介していきたいと思います。
このページの目次
プラノバールで生理を遅らせる事で避妊できるの?
そもそもプラノバールとはどういうものなのか。
プラノバールというのは、2種類の女性ホルモンを組み合わせて作られた薬の事で、中用量ピルの中の一つと言われています。
これを使用して意図的にホルモンを体内に入れることで、体の中のホルモンバランスを調整することが主な目的です。
ホルモンバランスを整え正しく服用することで、生理開始の予定日をコントロールできます。
飲み方によって、生理を遅らせることが出来たり、逆に早めることもできる場合があります。一派的には遅らせるよりも早めることの方が難しいと言われているようです。
この生理開始日を意図的にコントロールすることによって、生理の周期がなかなか定まっていないという人の症状の改善に役立てることができます。
また、避妊の確立を上げたり、逆に妊娠しやすくすることも、使用方法によっては可能なのです。
避妊の為にプラノバールで生理を遅らせる方法
では、実際にプラノバールを使って生理を遅らせ、妊娠を防ぐ事に繋げる為にはどのように服用すれば良いのでしょうか。
理想的なタイミングは、生理が始まる5日ほど前から服用を始めることです。
プラノバールは、飲み続けている間は生理が来ないようになっています。
言えば、排卵日から次の生理開始日までの時間稼ぎになるという事ですね。その稼いだ時間が安全日になるのです。
そして、飲み終えてから5日ほどで生理がまた訪れると言われていますが、これはあくまで目安です。
人によってはもう少し早く来たり、1週間ほどこなかったりと様々なようです。
もし1週間ほど経っても生理がくる様子が無ければ、専門の先生のところへ行って検査してもらうのが良いですね。
しかし、もしこのように生理のタイミングを意図的にずらしたとしても、必ず妊娠を防ぐことが出来ると過信するのは良くありません。
あくまで、妊娠する根拠を元にタイミングをずらしているというだけですので、そこは最初から理解して使用しましょう。
避妊目的でプラノバールで生理を遅らせる際のデメリット
確実に生理を遅らせたい場合は、1日に2錠飲むことをすすめられる場合が多いかと思いますが、プラノバールは中用量ピルと同じくらいのホルモンの量が含まれています。
ですので、生理を遅らせる効果を期待しやすくなる分、副作用もきつくなってきてしまいます。
気分が悪くなってしまったり、食欲が失せて食事がなかなか喉を通らなかったり、浮腫んでしまったりといった副作用がよく挙げられます。
ホルモンを意図的に増量させて自然に起こる生理の流れを無理やり変えているわけですから、これだけの副作用が現れるのは仕方ないと言えば仕方ないでしょう。
しかし、あまりに体調が優れない場合は無理して1日2錠のペースを保つのは危険と言えます。
薬を処方してもらった先生に事情を話して、適切な判断の元措置をするのが望ましいです。
自分の勝手な判断で服用する量を変えてしまう方が、後々取り返しのつかない事態にもなり兼ねませんので。
焦らずに冷静な判断を心がけましょう。
プラノバールの副作用で太るって本当!?解決方法は?
プラノバールを飲むと、副作用で太ってしまう。体重が増えてしまうというのを気にしている方も多いのではないでしょうか?
しかし、これに関しては、プラノバールそのものに太ったり体重を増やす働きがあるのではなく、薬に含まれている女性ホルモンによるものです。
女性ホルモンの量を薬を飲むことで増やすわけですから、もちろん女性としての体の特徴が強く体に現れるわけなのです。
副作用で太るというよりは、女性ホルモン本来の特徴が発揮されているといったところでしょう。太ったのではなく、女性らしく肉付きが良くなるという表現もできるような気がします。
ですので、薬のせいで…と考えるのは間違っているのかもしれませんね。
この改善策や対策としては、通常のダイエットと同じように脂肪を燃やすために有酸素運動を積極的に取り入れたり、食べ過ぎに気を付けたりするのが効果的です。
また、女性特有の浮腫みやすさも増してしまう可能性がありますので、塩分の摂り過ぎにも注意が必要ですね。
プラノバールでの避妊は過信しない!万が一の措置は適切に!
いかがでしたでしょうか?プラノバールでの避妊について、理解できましたでしょうか?
文中でも述べました通り、プラノバールで妊娠を防ぐというのはあくまで妊娠の根拠を元にして生理の予定日を無理やりずらそうとしているだけですので、妊娠を防ぐ為の薬では無いという事をはじめに理解して使い始めなければなりません。
そして、続けて飲むことが必要な場合は、飲み忘れにも注意しなければなりませんし、飲み合わせの良くない薬などもあるのです。
そういった事も含めて、ただただ処方されたから…と飲むのではなく、お医者さんに自分の状況や体調、使用目的、を出来るだけ明確に、そして正確に伝えることが大切です。
お医者さんのなかには、軽く用件だけ聞いて、さらっとプラノバールを処方してくるという人もいます。
ですので、こちらからあらかじめ質問を用意しておくのが良いのかもしれません。
望まない妊娠をしてしまわないよう、自分の体の管理には責任をもって行動するようにしましょうね。