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4ヶ月の赤ちゃんが咳き込む時に考えられる原因と対処法

まだ生を受けて4ヶ月しか経っていない赤ちゃん。
か弱いこの存在は、親がしっかり観察し適切な対応をしてあげなければ、生きていく事はできません。

そんな赤ちゃんが咳き込む、しかも止まらない!となればとても不安になりますよね。咳から、肺炎など他の病気を引き起こすのでは、これは重大な病ではないかなどといろんな心配が出てきます。

この記事では、様子を見ても大丈夫・すぐ病院へいかなければならない咳の種類や、咳の症状のある病気の紹介をしていきます。あなたの赤ちゃんが咳で苦しんでいるなら、是非参考にしてみてください。


4ヶ月前後の赤ちゃんが咳き込む原因は?

まず、咳というのは何故起こるのでしょうか。

年齢に関わらず、細かい異物を飲み込んだとき(ホコリなど)にはそれを排出しようとして咳き込む事でしょう。気管支の方に飲み物などが誤って入ってしまった場合も、ひどくむせます。

このように、病気でない場合にも咳き込むことはよくありますね。

何か患っているために咳が出る場合は、ウイルスなど体に害のあるものを外に排出しようとするために起こるので、咳自体は、正常な体の反応と言えます。しかし肺や気管支などが炎症を起こしていたり、空気が乾燥しすぎて、喉や気道を痛めているために起こる咳については注意が必要です。

このように、止めない方が良い咳、止めた方が良い咳があります。

大人であれば、自分が咳き込む場合、何が原因の咳か大体予想が付きます。赤ちゃんの咳き込みについては、「どこが痛い」「どこが苦しい」と伝えてもらえないので、しっかりと観察し対応してあげましょう。

4ヶ月前後の赤ちゃんの咳の原因は『咳き込む音』を良く聞いて!

咳の原因を自己判断するに当たり、頻度もそうですが、「音」に注意を向けてみてください。いま赤ちゃんがしている咳に、乾いた咳、湿った咳、むせるような咳・・など、そこに違いがないでしょうか。

まず、「コン、コン」というような乾いた咳。これは、風邪などの初期症状に多く見られます。また、病気でない場合が原因の咳も、乾いた音が出ます。例えば、空気の乾燥、異物の誤飲で吐き出そうとしている、といったものです。あまり長引いて顔が赤くなるほど呼吸が難しくなっている、などでなければ心配はいらないでしょう。

次に「ゴホッゴホッ」「ゲショゲショ」と湿ったような、痰が絡む咳は、風邪や他の病気のウイルス感染を疑った方が良いでしょう。痰はウイルスを粘度のある体液で包んで、外に排出しようとするものです。これが見られる咳なら、病気の可能性が高いのです。

また、「ケン、ケン」といった、よく「犬の鳴き声」に例えられる咳の場合は要注意です。これは上記を通り越して、呼吸困難に繋がる恐れのある音です。

上記で紹介した咳の音が、それぞれどんなものなのかをより詳しくご紹介します。

4ヶ月前後の赤ちゃんが咳き込むとき、注意して欲しい咳の3段階

風邪を引くと咳が出ます。風邪は「風邪症候群」といい、鼻やのどの急性炎症の総称です。その原因となるウイルスは200種類以上あるといわれ、風邪ウイルスひとつひとつに専用の特効薬があるわけではありません。

咳をすることでこのウイルスを外に出しているので、「コン、コン」という風邪の初期症状にあたる軽く乾いた咳は、無理に止めようとしないでください。

これが、痰の絡んだ湿った咳に変わったら、乾燥のためなどでなく風邪等の感染症にかかっているので、咳が酷いようであれば受診してください。抱くときは横でなく縦抱きにしたり、寝かせているときは横向きにさせるなど、痰が逆流しないように注意してあげましょう。

これが更に悪化し、「ケン、ケン」といった苦しそうな咳に変わったらすぐに病院へ行きましょう。これは『犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)』と呼ばれます。甲高い咳で、喉の奥が炎症を起こして腫れ上がり、呼吸がどんどん苦しくなる恐れがあります。

『ただの風邪』から派生して・・咳の症状が悪化して起こる病気

「ただの風邪かな」と思って油断していると、他のもう少し深刻な病気だったりすることもあります。月齢が低ければ低いほど免疫は弱いので、注意してみてあげましょう。

また、「風邪です」と診断されてとりあえず安心して帰っても、咳が酷く、そこから別の病気になることも。どんなものが考えられるでしょうか。

まず心配なのが「肺炎」です。咳を繰り返す事で肺に負担が掛かり、炎症が起きます。こどもなら肋骨にヒビが入るなんてこともありますね。また、「気管支炎」にも注意が必要です。

「百日咳」は、予防接種で防ぐ事ができますが、流行ると感染しやすい病気なので、子供の多く集まる場所や保育園などで流行っている場合は気をつけましょう。

風邪の場合、4ヶ月前後の赤ちゃんは自分で鼻をかむ事ができないので、鼻水が喉で絡み咳に繋がる事があります。枕なしや水平に近い体制で寝かせていると、この喉に落ちた鼻水が停留して呼吸が苦しくなります。敷布団の下にたたんだタオルをはさむなどして、上半身を軽く起こすような体制で寝かせるなら、楽になるかもしれません。

もし家庭内にタバコをたしなむ方がいるなら、赤ちゃん目の前での喫煙は絶対に避けるようにしましょう。吸った直後にそのまま近づくのも、喫煙者の肺に残った煙がまだ出てくることや、においのことを考えると、喫煙直後の接触は控えてもらいましょう。

処方されたお薬だけではなかなか治まらない・・家庭で出来る対処法

先にも述べたように、ある程度出しておいた方が良い咳もありますし、赤ちゃんに強い薬を処方する事もできないので、処方されたお薬だけではどうも満足な結果が得られていない場合もあるでしょう。

筆者も子供が夜中に咳が止まらなくなり、日中に処方された薬だけでは効いた感じもしないので、眠れない夜を過ごしたことがあります。

こんなとき、わたしたちに出来る対策についてご紹介します。

乾いた咳が止まらないときは、何をおいてもお部屋を加湿しましょう。加湿器がなければ、コップにお湯を入れて置いておく、暖房が付いているなら濡らしたタオルを干しておくだけでも十分です。

ぐっすり寝てくれたはずなのに、夜中から明け方にかけて急に咳き込みが起こることがありませんか?これは自律神経の働きといわれていたり、気温・気圧差の変化のせいとも言われます。室温・湿度に気をつけて、できるだけ快適な環境を作ってあげましょう。

また、水分補給も重要です。咳を繰り返す事で喉が乾き、更に咳が出る悪循環に繋がることがあります。日中はもちろんですが、夜中に咳き込みで起きたときは暖かい飲み物で喉を潤してあげると良いでしょう。飲みたがらなければ、お湯の湯気(蒸気)を近づけて吸わせてあげても良いです。

ご家族も、赤ちゃんから感染症をもらわないよう、1時間に1度は換気するなど気を配ってくださいね。また看病疲れに陥らないよう家族で交代するなどして赤ちゃんを見守ってあげましょう。

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