手が震える子供が心配。その原因や改善法!
ふと見ると、子供の手が震えている時がある。
常にと言うわけでは無いけれど、時々手が震える時がある。
一体これは何が原因なのでしょうか。心配になってしまいますよね。
病院に連れて行った方が良いのか、自然に治るものなのか。いろいろな疑問が浮かんできます。
今回は、このように子供の手が振るえる時に考えられる原因や、その改善方法についてご紹介したいと思います。
このページの目次
子供も緊張すれば、手が震える事がある
緊張で声が震えてしまう。手が震えてしまう。というのは、大人でも経験する事がある現象ですよね。
このような現象は大人だけではなく、子供にだって訪れる場合があります。
人前に立ったり、知らない人と接するときなどに緊張してしまい、そのことから手の震えが起きてしまう場合があるのです。
知らない人と接するというのは、例えばスーパーやコンビニの店員さん、駅員さんなども含まれます。
要するに、自分の慣れない人と関わる時に緊張してしまうことがあるのです。
また、何かに不安を感じ、怯えているという感情が含まれている可能性もありますので、その原因は何なのかを解明して不安を排除してあげることが大切でしょう。
原因を解明するには、子供の手が震えていたのはどのような時か。どのような状況の時かを把握するというのが良いでしょう。
ストレスに敏感な子供は、手が震える
子供も大人と同じ人間ですから、ストレスを感じることがあります。
このストレスが原因で、手が震えてしまう事もあるようなのです。
しかし厄介なのは、子供は自分で「何が自分にとってストレスとなっているのか」という事に関しては鈍感なのです。
なので、自分の身をストレスから守るのは難しいのですね。
もし家でなにかストレスになるような原因が思い浮かばない場合は、保育園や学校で何か嫌な思いをしていないかどうかを気にかけてあげてみて下さい。
先生の気付いていないところで、嫌がらせやいじめにあっていないかどうか。
親から先生に気にかけて確認してもらうようにお願いしてみることで、今まで先生が気づけていなかった問題が露になる可能性もあります。
一概に保育園や学校に原因があるとは言い切れませんが、最初に行う手段として、保育園や学校での様子を確認するのが良いでしょう。
子供も発症する、てんかんによって手が震える
もし、何か緊張している様子も無いし、ストレスを感じている様子も伺えない。となった場合に疑われるのが「てんかん」という病気です。
てんかんの症状には、筋肉の痙攣が含まれていて、この筋肉の痙攣が手の震えの正体である可能性もあるのです。
このてんかんという病気になってしまう原因は、親など血のつながりのある人からの遺伝の場合もありますし、原因不明の場合もあります。
もしてんかんにかかっていて、それを放置して状態を進行させてしまうと、今後子供の成長に何かしらの障害が出てきてしまったり、脳の成長の遅れが出てきてしまう可能性があります。
ですので、迷われたら自己判断で済ませずに、すぐに病院へ行って診察してもらう事をお勧めします。
子どものてんかんは完治させることができる可能性があると言われていますので、状態が深刻化してしまう前に、早めに病院へかかりましょう。
大人の場合は主に神経内科にかかることになりますが、子供の場合は小児科にかかると良いでしょう。
応急処置としては、ボタンやベルトなど、血液を圧迫するものをなるべく外してあげるというものがありますので、参考にしてください。
ストレスによる子供手の震えを改善してあげる方法
では、このような手の震えを改善させるための方法を紹介します。
これは緊張等によるストレスが原因である場合の対処法ですが、まずはカフェインを含む飲食物の摂取を控えさせるようにします。
このカフェインは、味に刺激が無かったとしても体にとっては刺激物になってしまいますので、ストレスを軽減させたい場合にはお勧めできない成分なのです。
カフェインを含物の代表はコーヒーやエナジードリンクですが、子供が口にすくる機会は少ないでしょう。
ですので、お茶などに含まれるカフェインに気を付けるべきだと言えますね。お茶を飲ませる時は、カフェインの少ない麦茶にすると良いでしょう。
また、子供も大好きなチョコレートにもカフェインが含まれていますので、おやつを与える際は注意しましょう。
そして、刺激物を避けるという意味で辛い物なども控えた方が良いですね。
食物意外にストレスを緩和させるために、睡眠をしっかりと取らせるようにしましょう。
寝る前のテレビやゲームは睡眠に支障をきたしますので、控えさせるようにしましょうね。
手遅れになる前に、疑問があればすぐに診察を!
今回ご紹介した子供の手が震える原因として、緊張、ストレス、てんかんという病気と言うもの挙げました。
緊張やストレスが原因であれば自宅での対処で収まることもあるかもしれませんが、もしかしたらてんかんや、何か他の病気である可能性も否めません。
何か気になる事や疑問が少しでもあれば、かならず病院で診察してもらって下さい。
もしてんかんなどの病気にかかっていれば、今回ご紹介したような様々な合併症を引き起こしてしまう可能性もあります。
何か大きな症状が出てしまってからでは、取り返しのつかない場合もあるのです。
特にてんかんであった場合は、子供の場合完治出来る可能性もあるということでしたので、早めの治療をお勧めします。
「すぐ治まるだろう…」と甘く見ずに、専門の医師に判断を任せましょう。自己判断で解決してしまわないように、注意してくださいね。
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