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妊娠中に痩せた!このままで胎児は平気?痩せる原因と対策

妊娠中に痩せた、体重が増えないとなると、普通は子供が育つ分でも体重が増加するはずなので、心配になりますよね。まずは胎児に影響があるかどうか、そして出産できるかどうか。痩せる原因と対策についてご説明いたします。

妊娠中に痩せた理由とは?

「つわり」で痩せた人が多いようです。この「つわり」にも症状が重さにも個人差があり、食べつわり、眠りつわりというように、とにかく何か口に入れていないと気持ち悪い、とにかく眠いという人もいれば、吐きつわりのように、特定の食べ物もしくは食べ物が受け付けない、ひどい人になると、飲み物ですら受け付けなくなる事も。

食べないと痩せるのは道理ですね。

あまりこの吐きつわりがひどい人はどうしても、妊娠前より3kg落ちた、5kg落ちたという事もあるそうです。

このつわりも妊娠中の一過性の症状ですから、5か月ぐらいになると安定期に入りますので、ひと段落することになります。

しかし、この安定期になってもなかなか体重が増えない、下手をすると落ちてしまうという妊婦さんがいます。おなかの子供は育っているのに、体重が増えないとなると心配になります。しかし、こういうタイプの妊婦さんの中に、妊娠前の体重が関係している人が多い傾向があります。

妊娠中に痩せるタイプの人とは?

一般的に妊婦の体重の増加は10kgが目安といわれています。しかし元々の体形に個人差があるように、元の体形から増加の目安を算出する方法があります。

BMI値というのはご存知でしょうか?

健康診断などで、身長と体重の横に書いてある数字です。これは肥満の程度をしる指数です。計算方法は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)です。

これで妊娠前のBMI値が19未満の人はもともと痩せ気味の人です。だから、+12kgぐらいまでは問題なしとされています。BMI値が19〜24は標準体型ですから、おおよそ+8kgが目安になります。そしてBMI値が25を超える人は太り気味なので+5kgが目安です。

もしもともとの体形がやや太り気味の人の場合、出産に必要な脂肪や水分はある程度蓄えられていますので、さほど体重が増えなくても問題ないのです。

また妊娠を機会に食生活を見直した人などは、「太る食生活」から「痩せる食生活」にシフトチェンジしていますから、子供の増加量と自分が痩せるタイミング一致しただけという事もあるのです。

妊娠中に痩せたとなると胎児に影響がある?

ママが痩せて胎児に影響があるのは、栄養がきちんといかない場合です。そうすると胎児の発育にも問題が出てきます。

ただ前述したように吐きつわりのような一過性のものだったり、元々太り気味の人だった場合、また食生活を見直してきちんと3食食べても痩せたとしても、定期的に検診を受けていて、特に医師から胎児の発育に問題がないと言われている人は、ママの体重が増えなくても大きな問題ではありません。

問題なのは元々痩せている人がさらに痩せた時です。最近は体重コントロールという考え方があり、また産後すぐに体形を戻したいから太りたくないという事で食事制限をする人もいますが、これはやめた方がいいでしょう。医師の診断で、胎児の成長が悪い場合はもしかしたら、満足に胎児に栄養が届いてないのかもしれません。

先ほどの妊娠中の体重増加の目安もあくまでも平均値であり、個人差はあるものです。体重を気にするあまり胎児に影響が出るようでは本末転倒です。

低体重の赤ちゃんはどうなる?

低体重というのは2500g以下で誕生した赤ちゃんの事をいいます。そして、これだけ飽食の日本では低体重の赤ちゃんが年々増えています。

低体重の赤ちゃんは、元々やせ形の女性でかつ妊娠前から増加した体重が7kg未満のママから生まれることが多いそうです。

低体重で生まれた赤ちゃんはどうしても体が弱くなります。なぜならスタミナや生命力や足りないからです。だから標準体重で生まれた赤ちゃんよりも病気にかかる率も、死亡率も高くなるのです。

栄養が足りないという事は、低血糖、低体温になる可能性が高いのです。低血糖は場合によっては、脳が障害を負う可能性もあります。

ちなみに1980年代は、男子女子ともに出生時の平均体重は3000gを超えていますが、2010年には男女ともに3000gを切ってしまいました。

低体重の赤ちゃんというのは、多くはママが満足に栄養をとれない生活を送ってくる国でよく生まれるそうですから、先進国で年々低体重児が増加するというのはある意味異常事態なのです。

妊娠中に食べられない人への対策

特に体重を気にしているわけでもないのに、どうしても食事が取れない人がいます。例えば、つわりのひどい人。一時的なものとはいえ、あまりひどいと病院へ入院することにもなりかねません。本当は栄養のバランスを考えるべきなのですが、とにかくこのときは栄養摂取をメインに。食べられるものを食べましょう。また食べられない時期は、3食にこだわらず、複数回に少量分けることで3食分取れることもあります。

また、つわりの時期が終わり、一時期治まった食欲不振が妊娠後期に復活する人がいます。これは大きくなったおなかが胃を圧迫するのが原因。胃が圧迫されて、胃酸が逆流してしまいつわりのような症状が出ることもあります。

妊娠後期になるとおおよそ週に300gずつ増加すると言われています。しかし、食欲が出なければやはり体重が増えなかったり、逆に減ってしまう事もあります。

少々体重が落ちてもすぐに赤ちゃんに影響が出るわけではありませんが、検診の際には医師に相談しましょう。

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