幼稚園の年中は友達関係のトラブル増加 親がすべきことはコレ!
幼稚園・保育園の年中、つまり4歳児になってくると、それまでの”みんなで楽しく”、”同じ園の子供はみんな友達”という状態から、段々と変化が訪れるものです。
そして、変化していく子供の友達関係に、頭を悩ませない親はいないと言っても過言ではないほど、多くの人が「うちの子は大丈夫かな」と心配になるものです。
もし、子供が幼稚園での友達関係に行き詰まっていたら――親はどう、手を差し伸べてあげればいいのでしょうか?
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幼稚園の年中から友達関係でのトラブルが増加… それは何故?
まず、幼稚園・保育園の年中になってくると、子供はこれまで以上に自分の意思を主張し始めるようになってきます。
これは4歳児としてごく当たり前の成長・発達度合いであり、それまで何となく誘導に従っていたことに対しても、一つ一つ感情を示すようになってきます。
そして一番大きな変化というと、自己主張が激しくなるのと同じように、”他人にも気持ちがある”ということに気付き出す年頃――つまり、自分と他人との境界を認識しだすことだと言えるでしょう。
こうなると、幼稚園などの集団生活において、友達関係が上手く築ける子、築けない子の違いが生まれてきます。
友達付き合いが上手な子の周りには、いつでもお友達が沢山いて、そうでない子は一人で遊ぶという光景がよく見られるようになるのです。
友達が多いほうがいい、そうした価値観から、何とか自分の子にも社交的になってもらいたい、お友達と楽しく遊んで欲しいと思うものですし、我が子が友達関係のトラブルに巻き込まれた時には、冷静でいられる親など存在しません。
幼稚園年中の女児にありがちな友達関係のトラブルと対処法
幼稚園年中の男児と女児とを比べた場合、友達関係のトラブルが起こりやすいのは、女児のケースが多い、と言われています。
それは何故かと言うと、女児のほうが、男児に比べて”トラブル”の内容がより複雑だからです。
第一に、女の子は”グループ”を作りやすい、というものです。
これは仲の良い友達と繋がっていたいという、女性的な考え方(事実、大人になっても同じ気持ちを持つ女性は少なくない)が芽生えている証拠でもあります。
ただ問題は、”一番好きな子を独占したい”という気持ちや、逆に”自分と考え方の違う子が同じグループにいて欲しくない”という気持ちが、芽生えたばかり故に暴走しがちになる点です。
もし、自分の娘が友達を独占しようと、別の子に意地悪をしていることがわかった時には、まず「何故そうしようとしているのか」を”尋ねて”下さい。
決して「意地悪する子は嫌い!」といった叱責はしてはいけません。
娘さん自身、”嫉妬心”を自分でも扱いきれずに困っているから、そうした意地悪をしてしまっている可能性が非常に高いからです。
娘さんの話を聞いたら、問題点をピックアップしていって、その一つ一つに対する”心の対処法”を探していく。
そうした心の整理方法を、ゆっくり話し合ってみて下さい。
幼稚園年中の男の子にありがちな友達関係のトラブル どう解決?
勿論、幼稚園年中の男児にも、友達関係のトラブルは発生します。
その多くが、「お友達に対して暴力を奮った」というものになります。
暴力といっても、その大部分が、押した・手のひらで叩かれたと言ったものが大半で、治療が必要なほどの怪我に至るケースはそう多くありません。
自分の息子が暴力を奮った方、振るわれた方になった場合にも、まず確認すべきは「どうしてその状況になったのか」という点です。
これは実際に子供本人に聞くだけではなく、園の先生から聞くことも忘れてはいけません。
その上で、子供が抱えている”気持ち”を、特に聞いてあげることが重要です。
暴力を振るった方であるならば、何故暴力を奮ったのか、そして暴力以外に出来ることはないか、一緒に考えてあげるようにしましょう。
暴力を振るわれた側の時には、まず「友達に暴力された」ことを慰めつつ、そうならないためにどうすればいいのかを、子供と一緒に考えましょう。
子供の友達関係そのものに、親はあまり口出しすべきではない?
自分の子供が友達の輪になかなか入れないからと、やきもきする親御さんは少なくありません。
ただ、なんとかして自分の子供を、他の子供たちの輪の中に入れたいと無理に加えようとすることは、子供だけでなくあなたにとっても、実はとても危険な行為です。
自分の小さかった頃――丁度年中だったころをまず思い浮かべて下さい。
友達同士で楽しく遊んでいる中、大人から「○○ちゃんも一緒に遊んであげて」と、あまり中の良くない子を輪の中に入れてきた、そんな経験はありませんか?
小学生ほどになれば、何を求められているのかを察することが出来ますが、幼稚園の年中には、それはあまりに過ぎた要求です。
むしろ、子供同士の年相応コミュニケーションの取り方を学ぶ機会を奪うことになりかねませんし、親であるあなた自身が「無理に要求を通してくる保護者」と見られかねません。
勿論、子供が酷いイジメを受けている時には、いわゆる”モンペ”(モンスターペアレント)扱いを恐れることなく、子供を守るために声を上げる必要はあります。
しかしそうしたケースでないならば、他人の気持ちを汲み取り、どう声をかければ遊べるようになるのかを、まず子供と考えてみることをお勧めします。
自分の気持ちを言葉にする大切さ まず家族間で”練習”をしよう
幼稚園や保育園に通い出すと、否が応でも社会性を身に付けなければならなくなります。
今までほとんど家族以外と接していなかった子供が、急に他の子供と仲良く遊べるようになるかというと、そんなことはありません。
もし子供が、友達と遊びたいけれど、その輪に入れないことを悩んでいるなら、自分から声をかけてみる練習――自分の気持ちを言葉にして他者に伝えることの大切さを教えてあげましょう。
その上で、帰ってきた子供の話は、十分に聞いてあげることも、とても大切なことだと言えます。
誰と遊んだ、誰と話した、今日はどんな遊びをしたか、そして子供自身はどう思ったか、沢山、自分の気持ちや状況を話す機会を作ってあげましょう。
お友達が出来たとはいえ、子供にとって一番大切な人は、親や家族です。
その家族とのコミュニケーションが不足しているのに、どうして幼稚園の友達関係を上手に築いていくことができるでしょう?
そしてもう一点、家族間でも「ごめんなさい」や「ありがとう」と言った言葉が自然に出てくる環境を作りましょう。
こうした謝意や感謝の気持ちがさっと口に出来る子・そうでない子では、友達、引いては後々の人間関係の構築に大きな差が出ます。
人間関係に悩まない人はいませんが、少しでもそんな悩みを抱えなくて済むよう、まず家族の間でのコミュニケーションを大切にしましょう。
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