ママネタちゃんねる

妊娠・出産・育児と奮闘するママのためのネタを集めました

無排卵で妊娠検査薬や排卵検査薬が陽性になる2つの理由と対処法

無排卵と診断されたのにかかわらず、妊娠検査薬や排卵検査薬が陽性になる事ってありますよね。これって先生が藪医者なだけで、検査薬が正しいのでしょうか?

もちろん先生が藪という可能性もありますが、そもそも検査薬自体の仕組み上発生しうることもありますし、人間が見たいものを見ただけという事もあります。

無敗卵にも関わらず検査薬で陽性になる理由を2つご紹介します。


無排卵で妊娠検査薬が陽性になるケース

まず前提として、排卵がなければ妊娠はしません。排卵というのが卵子が受精可能となってから、卵巣から卵管に排出される事をいい、ここで上手く精子のタイミングが合えば、受精卵となります。つまり排卵がなければ、そもそも妊娠出来ないのです。

にも拘わらず妊娠検査薬が陽性になったという経験をした方がいます。その場合の陽性は、「薄く反応している」と思われます。そして、フライング検査をしているケースが多いようです。

フライング検査というのは通常の妊娠検査薬が生理予定日の1週間後からの使用するように説明しているにも関わらず、それより前に検査をしてしまう事を言います。

フライング検査をする人は多くは「早く妊娠をしているかどうか知りたい人」なので、つまりは妊娠を望んでいる人という事になります。

フライング検査でうっすら反応が見えたけど、数日後にまた検査しても今度は陰性になったというケースの場合は、その数日間の間に化学流産をしたと考えるよりも、その反応自体が誤りで蒸発線を陽性反応と見間違ったのかもしれません。

無排卵で妊娠検査薬でなく排卵検査薬で陽性反応が出たケース

妊娠検査薬というのは、妊娠すると分泌されるようになるhCGとうホルモンの尿中濃度が一定以上の数値であれば陽性反応を返します。精度が高いと言われる理由の一つは、hCGは妊娠しないと分泌されないホルモンをその基準に置いているからです。

しかし、それに比べて排卵検査薬というのは、LHと言うホルモンの値を判定基準に置いているのですが、このホルモンの働きは、排卵を促します。しかし、排卵を促しても、排卵されるとは限りません。その結果無敗卵と言われても、排卵検査薬が陽性反応するケースはあり得るのです。

妊娠検査薬が妊娠が確認できても、その妊娠が正常が異常な妊娠かは確認できないように
排卵検査薬も、排卵するホルモンの数値が基準値を超えている事は確認できても、実際に排卵されるかどうか確認できません。

つまり検査薬というのはその仕組みを理解していれば、検査薬で判る範囲と判らない範囲を知る事ができます。

無排卵でも妊娠検査薬や排卵検査薬の偽陽性を判断するには?

妊娠検査薬の擬陽性は、何度か日を置いて検査する事ではっきり判ります。妊娠は一度陽性反応がでたら、何度試しても同じ結果が出るはずです。もし結果が変わるようならば、それはそもそも陽性反応が違っていたか、化学流産などになったかが考えられます。

排卵検査薬については、基本ホルモンの数値を測れるものであるという事を前提に、基礎体温を付けるようにしましょう。基礎体温が低温期から高温期になった時に排卵が起こります。もし排卵検査薬で陽性が出ても、高温期がなければそれは偽りの陽性です。ここでタイミングをとって夫婦生活を行っても、残念ながら排卵がないので妊娠しないでしょう。

検査薬はあくまで検査薬です。その限界を知った上で利用すれば、誤った結果に惑わされる事はありません。また特に妊娠検査薬は妊娠の有無しか確認できないので、妊娠の陽性結果がはっきりでたら病院へ受診しましょう。正常な妊娠かどうかを確認するのも必要です。

妊活には基礎体温を付ける事から始めよう

基礎体温も完全ではありませんが、自分の生理周期や、排卵のタイミングを知る一つの資料になります。ただこれもきちんとしたやり方を守らないと正確な結果は得る事は出来ません。

まず体温を測る時間は毎日同じ時間にしましょう。起き上がってはダメで、横になった状態で測ります。そのため枕元に置いておく事をオススメします。また基礎体温用の体温計があり、タイマーやメモリー機能がついているのでオススメです。

さて体温を測って満足してはいけません。それを記録にするのが大切です。もちろん紙に記録して、自分でグラフを作ってもいいのですが、意外に面倒くさいので挫折してしまう人も。

今はスマホのアプリでも、数字を入れればグラフにしてくれるのもありますので、出来るだけ手間をかけない形にするのが一番です。また大体の周期を入れれば、排卵予想日をしてくれるものもあります。こういったものと排卵検査薬を使う事で、比較的精度の高い結果をえる事が出来ます。

無排卵と診断されたら?その原因と対処方法

無排卵と診断されると妊娠は難しくなるのは事実です。しかし、体質を変える事、原因を除去する事で無排卵でなくなる事もできます。

基本的には、脳からホルモンを出せという命令にしたがって卵巣からホルモンが出るはずなのですが、脳がその命令を出せなかったり、卵巣機能が上手に働いていない事が原因です。そして脳や卵巣がきちんと機能しない理由として、強いストレスの存在があります。

そのため、まずは規則正しい生活をして、無理なダイエットはしない事が重要です。その上でストレッサーの除去に務める事が大切です。そのほかにも漢方薬で体質改善したり、医師から処方されるホルモン剤の服用で、これらの機能が改善するという事はあります。

まずは一度不妊治療の専門病院へ相談してみた方がいいかしれません。排卵できるようになれば、妊娠する可能性も出てきますので、早めの受診をオススメします。

 - 妊活中のお役立ち情報