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妊娠中に重いものを持ってはダメ?その理由と程度について

妊娠すると女性の体は大きく変化するため、生活にいろいろ禁止事項が現れます。その中でも特に言われるのが「重いもの」を持ってはいけないという事。でもどの程度までなら大丈夫、なぜ持ってはいけないの?そんな疑問にお答えします。

妊娠中に重いものを持ってはいけない理由とは?

妊娠初期の場合は特に重いものを持つ時注意が必要と言われています。

どうして重いものを持ってはいけないかというと、腹圧をかけるのが良くないというのが理由です。

腹圧が胎児に与える影響は諸説ありますが、腹圧がかかると子宮が下がりやすくなるため、説が有力です。下手をすると流産へとつながる可能性があります。

同じ腹圧のかかる行為としては自転車に乗るというのがあります。

また安定期に入っても、やはり重いもの持つのは避けた方がいいでしょう。というのも、妊娠をしていなくても、重いものを持つと腰が痛くなりますよね。妊婦の場合、この腰への負担が問題なのです。場合によっては、血流が圧迫されて胎児に血液がいかなくてしまうこともあるそうです。そうすると酸素の供給もスムーズではなくなるので胎児が大きな負担になってしまう事もあります。

またただでさえ妊婦の中には腰痛に苦しむ人は少なくありません。常に重い荷物を抱えているようなモノなのですから、持たなくて済む荷物は極力持たないようにしましょう。

妊娠したら、どのくらい重たいものを持っても平気?

妊娠したら重いものを持たずに、お姫様のように箸以外の重いものを持たずに生活できたらどんなにいいでしょう。

しかし現実は厳しいです。お姫様のような生活はできません。
大概は牛乳を買ったり、お米を買ったり、ペットボトルのお茶を買ったりするでしょう。また子供が生まれるに合わせて引っ越しをする人などは、引っ越しの準備もしなくてはいけません。実際問題として重いものを持たずに生活するのは難しいでしょう。

妊娠中で「重いもの」を持ってはダメと言われても、どの程度まで「重いもの」になるのでしょうか?

一般的には10Kgが目安ともいわれています。しかし、筋力や体格は個人差がありますから、必ず10kgまで大丈夫というわけでもありません。

重さよりも「おなかの張りや痛み」を判断基準にした方がいいです。たとえ10kg以下でもおなかに張りや痛みがある場合は、その時点で引っ越しの作業や重いものを持つのは中止しましょう。症状が治まるまでは安静にしてください。

妊娠した時の重いものの持ち方

手でぶら下げるような持ち方であれば、片手で6〜7kgほど持っても問題ないという説もあります。

つまり買い物袋を腕にかけたり、手で持ったりする方法であれば、ある程度の重さは問題ないのです。

問題なのは持ち方です。いわゆる腰に負担のかける持ち方がよくないのです。例えばお米、ビールケース、引っ越しのダンボールなど、抱えて運ぶものは前述した10kg以下だとしても避けた方がいいといわれています。

また電車に乗ったら、吊り棚にモノを置く人がいると思います。妊婦にこの動きはあまりよくありません。重いものを高いところにあげたり、おろしたりというのも、腰やおなかに負担をかける行為です。

荷物は高いところにあげずに、足元に置くようにしましょう。また、家でどこか高いところに重いものをあげる必要のある時は、自分以外の人に頼むようにします。

基本的に日々の買い物で、手でぶら下げる、肩にかける、腕にかけるような方法であれば、多少重たくても、妊婦でも十分持つことは可能です。でも怖いのは転倒することです。買い物の際は転倒に気を付けてください。

妊娠したら重いものを持たない生活をするためには?

一番便利なのはネット通販です。最近はネットスーパーの数も増えて、サービスも充実してきました。折り込みチラシにある店頭価格と同じ金額でネットでも購入することができるスーパーもあります。また店頭で購入して、それを家まで送ってくれるサービスをしているスーパーもあります。店頭で購入した商品を配送するサービスは、生鮮食品とかの配送は難しいそうですが、水、ペットボトル、米、トイレットペーパー、おむつなどかさばって重たいものを購入したときに利用すると便利です。

ネットスーパーも、店頭で配送を依頼した場合も、送料がかかりますが、一定金額購入すると送料が割引になったり、無料になったりするので、まとめ買いがお得です。

また昔ながらの生協の宅配なども利用してもいいと思います。ネットスーパーと比べると少々お値段は張りますが、その分品質が良かったり、妊婦や小さい子供のいる家には送料を割引するサービスもあります。

主人が仕事に忙しくて、買い物に一緒に行けないという妊婦さんは一度こういうサービスを検討してください。

妊娠中に上の子供を抱っこしても平気?

上の子を抱っこするとなると、抱え込むようになります。また子供の年齢によっては、10kgを超えている子もいるでしょう。

そうすると前述した妊娠中に持ってはいけない重さと方法ですから、「上の子は抱っこできない」事になってしまいます。

でも、妊娠中ずっと上の子を抱っこしない訳にはいきません。子供は大人の雰囲気に敏感ですから、中には赤ちゃん返りをしてしまい、やたら抱っこせがむようになる子もいます。

下手に抱っこを断れば、上の子に心が傷つくのではと心配するママもいるでしょう。

しかし無理は禁物です。やはり、上の子を抱き上げるというのは、結構腰やおなかに負担がありますから、おなかが張るようなら抱っこは中止しましょう。

ここは発想を転換して、抱っこだけがスキンシップの手段と考えず他の手段で子供の心を満たしてあげましょう。

「抱っこ〜」と言われても、抱き上げなくても、抱きしめるだけでも上の子はママとスキンシップすることができます。出来るだけおなかに負担のかからない方法で、上の子とスキンシップをとりましょう。

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