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妊娠中の嘔吐の症状で悩んでいる人へ 嘔吐の原因と改善策

2016.10.3

妊娠中に嘔吐の症状が出た人はとてもつらい思いをしていると思います。

嘔吐にはいくつか原因があります。

でも必ずこのつらさには終わりがあります。

ここで症状を軽減する対策についていくつかご紹介いたしますので、ぜひご参考にしてください。

妊娠中の嘔吐の原因とは?

妊婦の体はとてつもない変化が起こっています。体の中でもう一人が生きていく準備が始まっているのです。そのため、いろんなホルモンが分泌され体を変化させようとしていいます。

つまり今までと分泌されるホルモンの種類も、量も変わってきます。このホルモンが曲者なのです。

嘔吐の原因と言われているのは、「黄体ホルモン」と「絨毛性ゴナドトロピン」です。あまり聞いたことないですよね。

でも黄体ホルモンは、毎月女性の体の中で分泌されているのです。主な役割は、受精卵を子宮に着床しやすいように、内膜を柔らかくすることです。また、基礎体温を付けているひとなら低温期と高温期はご存知だと思いますが、体温をあげる作用があるので、このホルモンの分泌が多くなると高温期に入ります。また妊娠後も妊娠状態を維持するために分泌されるようになります。

絨毛性ゴナドトロピンは妊娠しないと分泌されないホルモンです。そのため妊娠検査薬では、このホルモンの尿中濃度で妊娠か否かを判断します。つまり妊娠したことにより、今までなかったホルモンが特に妊娠初期の多量に分泌されるので、体の中のホルモンバランスが崩れます。

妊娠中の嘔吐のピークは?

個人差がありますが、多くは妊娠9週目から11週目と言われています。安定期と言われる16週目に入れば、症状の治まる人が多いようです。

前述した絨毛性ゴナドトロピンの数値が下がると嘔吐の症状が治まることが多いのですが、しかし、必ずしもこの数値の高さと嘔吐の症状が比例しているかというとそうとも言えない面があるため、原因は他にもあると考えられています。

例えば、赤ちゃんを異物とみなして、体が拒絶反応を起こしているという説もあります。嘔吐はいわゆるアレルギー反応という事です。また逆に、妊娠初期というのは体が変化していく時期なので安静が求められます。しかし、安静にしろと言われても、具合も悪くないのに安静にしていられる人は少ないでしょう。そのために、わざと体が吐き気を起こして安静にさせようとする説です。

また体の変化に心が追い付かず、自立神経が乱れるのが原因ともいわれています。どちらにしろこの時期は「体を休めて」という体からの合図なのかもしれません。

妊娠中の嘔吐の症状の改善策

妊婦となると子供の分の二人分の栄養を取らなくちゃいけないと言われます。そのため食べる事が義務と化して、食べられないことに罪悪感を感じる人もいます。

でも大丈夫です。

2〜3日ぐらい食べなくても、すぐに胎児に影響はありません。また少しぐらい栄養が偏っても大丈夫。無理して食べたくないものを食べるよりも、食べられるものを食べましょう。

この時期は大体1週間くらいで、栄養のバランスを考えれば十分です。

今までと同じように一日3食取れなくてもOKです。逆に、1回の量を減らして回数を増やすことで、一定量を摂取できることもありますので、ぜひお試しください。

また中には、歯磨き粉のにおいがダメという妊婦さんも結構います。歯磨き粉は歯磨きに必須ではありません。水と歯ブラシだけで磨いても十分磨くことができますので、ダメな人は、歯磨き自体を辞めるのではなく、歯磨き粉を使うのをやめましょう。妊婦の歯周病は早産の原因にもなるというので歯磨きだけはこまめにしましょう。

嘔吐がひどくて水も飲めなくなったら

ただちに病院へ行きましょう。嘔吐は仕方ないのですが、とはいえ栄養失調や脱水症状を起こすことが怖いのです。

例えば、もう何日もまともに食事が取れない、水を飲んでも吐く、尿の量が減った。とった食事の量よりも、吐いた量の方が多いとなるとかなり重症です。

また体重が1〜2週間で5キロ近く減ってしまったとなると問題です。

「寝てれば直るかも‥」、「次の検診で相談しよう」というのは手遅れになる事もあります。その場合はただちにかかりつけの産婦人科医に相談すべきです。

あまり症状がひどい時は「妊娠悪阻」に辺り、場合によっては入院して、点滴を受ける必要があります。

また、そこまでひどくないけど何も食べたくないという人も、水分だけは取るようにしましょう。固形物が口に入らなくてもスープなら飲めるという事もあります。とにかく自分が食べられそうなものを見つけましょう。

また何かに集中することにより、気分がまぎれることもあります。読書やゲーム、溜まっていたHDのドラマを見るという気分転換もおすすめです。

妊娠後期の嘔吐とは?

妊娠後期と言われる妊娠32週〜35週頃にもやはり嘔吐が始まる人がいます。これは胎児が大きくなっているので、胃が圧迫されるのが原因です。胃酸が逆流することで嘔吐してしまうのです。しかし、これも一時的な症状です。その時はつらいとは思うのですが、子供が生まれれば、原因がなくなるのですぐに回復します。改善策は食事を小分けにして食べる、気分転換をするなどです。

ただ「妊娠高血圧症候群」の可能性があるので注意が必要です。これは以前「妊娠中毒症」と呼ばれていた症状です。嘔吐の他、むくみ、高血圧、尿たんぱくの数値が高いという症状が見られます。

この症状はママや胎児にリスクが高く、重症化すると死産や早産もありえるのです。また無事出産できてもママの体にもダメージが残ることもありえます。

この時期に脱水症状を起こすと赤ちゃんに栄養がいかない可能性が出てくるので、嘔吐のひどくなったら、検診日に関係なくすぐに病院へ行きましょう。

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