私だけじゃない!終わりのないつわりでキツかった時に気持ちが楽になれたのは
30歳/主婦妊娠6ヶ月の妊婦です。私が体験した、つわりの経験についてお話したいと思います。妊娠判明の4週目から、食べつわり、臭いつわりが始まりました。当時、時短の派遣で事務をしていまして、1時間か2時間おきに、持参していたイチゴを食べながら何とか過ごしていました。
臭いつわりであらゆる臭いが駄目になり
タバコの臭い、にんにく、玉ねぎ、ニラ、長ネギなどの臭いに胸焼けし、お腹がすくと吐き気がするので、吐くまいとイチゴをこっそりとロッカーで食べながら6週ころまでは過ごしていました。
6週の半ば頃からは吐きつわりが始まりました。臭いつわりも悪化して、畳の臭いが新たに駄目になりました。
それまでは全く気にならなかったのに頭痛がしてくるので、リビングの隣の和室は常にふすまを完全に閉めている状態になりました。空気清浄機もフル稼働でした。
吐きつわりは日に1度程度吐くくらいで吐いてしまえば15分ほどは楽なのですが、それ以外の時間は胃痛と胸焼けで食べ物に対する興味が一切無くなりました。
フルーツとポテト系の食べ物以外は受け付けない日々でした。マックのポテトの美味しさといったらなかったです。
まだ食べられる物があるだけマシでしたが、食べる為に生きていたといっても過言で無いくらいに食べる事が好きでしたので、このまま食べられなくなる恐怖に怯えていました。
玉ねぎの臭いで激しく吐いて失禁
この頃から寝たきりの時間が増え、仕事も休んでしまうし本当に辛い時期でした。この頃の我が家の事件は夫が夜にチャーハンを作る際、玉ねぎを使用してしまった事です。
2階で寝ていたのですが窓を開けていた事もあり、外から換気扇の排気から玉ねぎ臭がして吐いていました。
激しく吐いたので失禁して1階に雑巾を取りに行くと、夫がそんな私を見て、本気で謝るという事態に。臭いつわりだけでも大変だと夫は思い知ったと言っていました。
7週に入ると仕事も契約期間が終わり、職場への挨拶も済ませ、精神的には少し安定したのですが、吐きつわりは更に悪化し、日に2回〜3回吐くようになり、夫の食事も用意できず、申し訳なく思っていました。
夫は帰宅すると掃除、洗濯、買い物と入浴後に料理までしてくれるようになりました。
結婚してから料理は2,3回しかした事の無い夫がここまで頑張ってくれる事と、仕事も忙しいなか、私の体調を常に気遣ってくれる優しさが本当に有難かったです。
つわりが悪化して水すら飲めない日も
8週〜16週まではさらに吐きつわりが悪化。水がほとんど飲めない日は病院にて点滴を受けましたが、点滴終了後、病院を出た自動ドアにて吐いていました。
日に5〜6回吐き、空腹でも、食後でも吐くし、バニラアイスと、少しの水で過ごしました。ほどんど寝ていたのに体重は6kgほど減り、病院では入院も何度か勧められましたが、安定期まであと少しと頑張りました。
つわりがいつ終わるのか何度もネットで調べたり、体験記を探して、自分はまだ楽な方と自分で自分を励ましました。
つわりの無い妊婦さんも居るようですが、悪阻で入院する程辛い方もいる事に子供を授かるって楽しい、嬉しいだけじゃないと実感するとともに、辛いのは自分だけじゃないという気持ちを持って過ごしました。
一番の励みになったのは、こんなに吐いているのに検診で見る赤ちゃんのエコー画像では順調に成長していて、3頭身になっていて事でした。
小さな体で懸命に生きている姿に何て可愛いのだろうと、一瞬吐き気が治まりました。自分は母になりつつあると実感しました。
17週に入って吐く頻度が日に1回になり、1日おきになりと、少し回復してきました。この頃からやっと安定期が見えてきて安心しました。
現在20週です。軽い食べつわりと眠気もありますが、毎日楽しく過ごしています。
今振り返ると私の場合、毎月の生理も寝込む程のものでした。毎月生理の度にいつか可愛い赤ちゃんを産むためだと悶えていたので、ついに報われるんだと辛いけども、そんな事も思いながらつわりの日々を過ごしました。
つわりが酷くて終わりが見えなくて泣きながら吐いている妊婦さんも、20週頃にはきっと楽になれます。ごく稀に出産するまでの方もいるそうですが、ごく一部の方だし、ピークが続く訳でないと先生に聞きました。
私が他の方の体験談を読む事で気持ちが楽になれたので、どこかの妊婦さんがこれを読んで少しでも希望を持って、涙を拭いてくれたら良いなと思います。
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