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流産の手術後はどのくらいで仕事復帰可能?復帰時の注意点も解説

流産は全妊娠の15%ぐらいの割合で発生します。

つまりかなり高い確率で妊婦さんが遭遇する悲劇です。

しかし多くの人が体験したとしても、その悲しみが少なくなる事はありません。

しかし、どんな悲劇にも世界は動きを止めてくれないので、手術後に仕事復帰をしなくてはいけない人もいるでしょう。

復帰の時期と注意点についてご説明いたします。


流産の手術後、どのくらいで仕事復帰すべき?

仕事復帰の目安は大きく二つあります。

1.医者の判断

一言に流産といっても、色々種類があり、状況が違えば手術内容も違ってきます。日帰りで終わる人もいれば、数日入院する人もいるでしょう。医者がその体の状況と手術の内容から、どのくらいで仕事復帰可能か質問すれば、教えてくれると思いますので、体に関しては医者の診断結果を目安にします。

2.自分の心理状態

医者が復帰可能といった時期に、自分は本当に仕事が出来る精神状態かどうか考えてみましょう。ここで大切なのは「私が行かないと仕事が回らないから」という義務で考えてはいけません。職場でいつも通り働ける自分がイメージできないようならば、無理だと感じるようならば、しばらく休んだ方がいいです。

逆に仕事をしていた方が気がまぎれるというならば、体が復調したら職場へ復帰しましょう。

流産の手術後に仕事をする際の注意点

職場の人にどこまで話すのかという事が一つのポイントですよね。

上司には正直に伝えた方がいいでしょう。というのも、仕事の途中に具合が悪くなったり、仕事が出来ない精神状態になった際に、事情が判っている人がいると説明もしやすく、ある程度配慮もしてもらえるかもしれません。でも他の人に知られたくない場合は、上司に口止めしておきましょう。

さてそれ以外の人に伝えるべきか否かという問題です。

それは職場の雰囲気や人間関係に依存しますが、一つ覚えておいた方がいいのが、職場の基本は「出社したら、万全の体調である」事を誰もが望みます。個人的な事情は誰もが抱えていますが、それを理由に仕事に支障が出るようならば、口には出しませんが「迷惑」と感じる人がほとんどでしょう。

もちろん、心配したり気遣ったりしてくれる人はいます。しかしそうでない人もいます。自分の悲劇は他人の悲劇ではないので、他の人の配慮を期待しても無駄な事もあります。

流産の手術後の仕事復帰、無理は禁物

「出社したら、万全な体調」である事を誰もが望んでいますが、かといってそれに合わせてあなたが無理する必要はありません。

責任感の強い人ほど、「自分が仕事に行かないと仕事が回らない」「他の人に迷惑がかかる」として仕事に早く復帰しがちです。

そして、「ここで弱音を吐いてはいけない」と自分の体調や精神状態を無視して、必死に仕事をしがちです。しかし、会社は仮にあなたがこれで体調を崩しても、あなたの人生の面倒は見てくれないのです。

だから、あなたが考えるべき事はまず自分の事です。前述したように、自分の精神状態や、体調が仕事に絶えられないと思えば休むべきです。そして万全の体調になってから仕事に行きましょう。

頑張って出社しても、仕事のパフォーマンスが落ちれば、あなたの事情を知っていてもいなくても、責める人は必ずいます。それはあなたが万全であると期待しているからです。

しかし、どんな人であれ会社の仕事でその人がいないからといって、回らなくなる仕事はないのです。残った人が苦労したりパフォーマンスは落ちたりしますが、それでも何とか熟してくれます。それを迷惑と感じる人もいるのは事実ですが、かといってそういう人は出社しても万全でなければ、やはり迷惑と感じるのです。

だからあなたはまず自分自身と向き合って、仕事可能かどうかについて自分自身に聞いてください。

流産を精神的に乗り越えるには?

悲劇を共有する事です。自分で抱え込む事は非常によくありません。

あなたには流産という悲しみを共有してくれる、御主人や家族がいるようならば、是非その人達と悲しみを分かち合ってください。

もしそういう人が傍にいなければ、あなたに自分の悲劇を話せる友人がいれば、友人を頼ってみましょう。

友人は、そういう経験がないので、共有はしにくいと感じる事もあるでしょう。仮に経験がなくても、あなたが悲しんでいる事実というのは受けて止めてくれるはずです。

そして自分を許してあげましょう。流産をする事で自分を責める人が少なからずいるのですが、初期の流産のほとんとは染色体異常であり、あなたに起因する原因というよりは胎児固有の状態に起因するのです。だからああすばよかった、こうすればよかったと悔やむよりも、未来に目を向けるように頑張りましょう。

流産という悲劇を乗り越えての職場復帰

職場復帰の目安として、「医師の許可」「仕事に絶えられる精神状態」という二つが揃ってからにしましょう。ここで「自分が会社に行かないと迷惑がかかる」というような、義務感から復帰を急ぐと、自分が望むような仕事ぶりが出来ずに落ち込んだりしてしまいます。

仕事復帰の際には、事情が判っている人がいると心強いので上司には伝えておいた方がいいでしょう。ただし他の人に知られたくない場合はきちんと口留めをしてください。

職場では、それぞれ個人的な事情を抱えつつも、万全の体調で臨む事を期待されます。またあなたの事情を知っていても、仕事のパフォーマンスが落ちていれば、それを非難したり、迷惑に感じる人は必ずいます。

だからこそ、あなたは職場復帰を急がずに、きちんと自分と向き合って、仕事が出来るという確信があってから職場へ復帰するようにしましょう。自分しか自分を守る事は出来ません。是非体調に気を付けて頑張ってください。

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