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生理前のお腹の張りと腰痛はPMS?妊娠超初期症状の可能性も

2017.10.22

生理前になると、お腹の張りや腰痛などの不快症状が出やすくなります。

これには排卵後に排出される黄体ホルモン(プロゲステロン)やリラキシンの働きが関係しています。

これらの女性ホルモンが排卵後の身体にどのような影響をもたらしているのでしょうか。
PMS(月経前症候群)や妊娠超初期症状との関係も以下に見ていきましょう。

生理前のお腹の張りや腰痛の原因は女性ホルモンにあり

生理前になるといつもお腹が張ったり、腰が痛くなったり、やる気が出なくてイライラしたり。

これらの不調を引き起こしているのが、女性特有のホルモンの働きだとご存知でしょうか。

卵子が卵胞から出てくると、破れた卵胞は黄体に変化して、黄体ホルモン(プロゲステロン)が排出されます。このホルモンは、受精に備えて子宮周辺の血流量をあげ、卵子が受精しやすいように子宮内膜の環境を整えます。

このため、排卵後の子宮は血液や水分を溜め込んで膨張します。その分腸の働きが悪くなります。圧迫され、ぜん動運動が減るため、便秘がちになったりガスがたまりやすくなったりします。生理前になるとお腹が張りやすくなるのはこのような理由です。

また、リラキシンという女性ホルモンは関節や靭帯をゆるめる働きがあります。
リラキシンは妊娠した場合だけでなく生理前にも分泌されます。受精が行われず子宮内膜がはがれた場合は、生理の2日目くらいから分泌量が減少します。妊娠した場合は受精後から出産の2~3日後まで長期にわたって分泌され続けます。排卵後、骨盤は少しずつゆるみ、生理の2日目が骨盤の開くピークになり、その後は少しずつ閉じていきます。

このように、毎回の生理周期の中で、女性ホルモンの影響を受けて、女性の子宮は膨張したり収縮したり、骨盤も閉じたり開いたりを繰り返しています。

女性ホルモンの働きで女性の腰まわりは柔らかく丸みを持ちますが、筋肉が付きにくく、そのため骨盤がゆるんだ時に腰椎を支える筋肉が疲労しやすくなります。腰痛になりやすいのも、このような理由からです。

生理前のお腹の張りや腰痛。妊娠超初期症状の場合も

妊娠の可能性がある場合も、いつもの生理前以上にお腹の張りや腰痛が見られることがあります。
通常は生理前に女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌量は減少しますが、受精卵が着床した場合はさらに分泌量が上がります。そのため、通常はあまり生理前に症状が出ない人でも妊娠超初期にはいくつかの不調が表れることがあります。
もし妊娠が疑われる場合は、以下のような症状にも当てはまるところがないかチェックしてみましょう。

主な妊娠超初期症状

    排卵日の1週間ほど後に下腹部の痛みやいつもと違う出血があった(着床痛、着床出血)

    体温が高く、身体がほてった感じが続く

    身体がだるく、めまいがする、頭痛がする、吐き気がある

    乳首が痛む、張る

    おりものの状態や色がいつもと違う

妊娠超初期症状には個人差があります。生理予定日一週間を過ぎても生理が来ない場合は、妊娠検査薬で調べてみましょう。

改善したい!生理前のお腹の張り、つらい腰痛

女性らしい身体を作るのに大切な役割を果たす女性ホルモンですが、それによって引き起こされる不快な症状は少しでもやわらげたいものですね。
症状の改善のために次のようなことを試してみましょう。

よく歩く

腰痛がひどく、痛みが出る場合の散歩はおすすめしませんが、痛まない程度ならば歩くことは効果的です。腰周りがあたためられ、筋肉がほぐれるので、腰痛やお腹の張りといった症状の改善につながります。日常的な散歩や軽いストレッチは腰痛の予防にも効果があります。また、腸のぜん動運動をうながし、お通じを良くする効果もあります。

入浴

ご自分にとって気持ちの良い温度で、お風呂にしっかりとつかることも症状の改善につながります。汗をかいて疲労物質の排出を促したいときは高めの温度(42℃程度)、ストレスを感じていて精神的なリラックスを求めているときはぬるめの温度(38℃~40℃)が効果的です。

お茶や食事で身体の中から暖める

身体が冷えていると便秘や腰痛などの症状が出やすくなります。飲み物は常温または温かいものを取るようにして、食事も温かいものを温かいうちによく噛んで食べましょう。身体を冷やす飲み物や食べ物はなるべく避けるようにしましょう。

ただし、妊娠が考えられる場合は身体が熱くなり、食べ物の嗜好も変化するので、冷たいものや水分がいつも以上に欲しくなるときがあります。
ご自身の身体の状態に合わせた改善方法を試しましょう。

生理前にお腹が張るとき、腰が痛むとき、考えられる疾患

生理前のホルモンバランスによって、お腹の張りや腰痛などが出ることは一時的な症状なのでそれほど心配いりません。多くの女性が経験する、PMS(月経前症候群)の場合は生理が始まれば症状がおさまることが多いです。

ですが、お腹の張りがいつも以上にひどく、また通常と違う痛みや出血などがある場合、以下のような疾患の可能性もあります。

  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 卵巣のう腫

これらの疾患がある場合、生理前だけに限らず生理中も出血量が増えたり、血の塊が増えたり、生理のたびに痛みが増すなど他の症状を伴います。内膜症の場合は痛むことが多いですが、卵巣疾患の場合は腫れていても進行に気がつきにくいことがあります。

産婦人科で超音波検査をしてもらえばある程度の状況がわかりますから、心配なときは迷わずに受診しましょう。

生理サイクルと上手に付き合い、お腹の張りや腰痛を軽減しよう

生理前にお腹の張りや腰痛などの症状をもたらす黄体ホルモンの働きですが、女性の身体が約28日に一つだけ排出される卵子を大切に守っていることの表れでもあります。

卵胞を破って飛び出した卵子を守るために、破裂した卵胞から黄体ホルモン(プロゲステロン)が排出され続け、そのことで母体に影響が出るというのも、すべて生命の循環を守るためのしくみなのですね。

身体に不調が出ているときは、あまり無理をせずに休みを取るようにと卵子に促されているのかもしれません。

大切な子宮を守るために身体の声に耳を傾け、生理のサイクルと上手に付き合っていきましょう。

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