妊婦が悩む胸のトラブル5つ 張り、色、痛み、大きさなど
妊婦にはいろんな体の変化が現れます。
その中でも胸は、のちに赤ちゃんが栄養補給をする大切な部分です。そのため、赤ちゃんが乳を吸いやすいように、胸も変化を遂げるのです。
そのために起こるトラブルと対処方法についてご説明いたします。
このページの目次
妊婦の胸の悩み1 胸が大きい、小さい
妊婦の最大の変化はおなかですが、それに合わせて胸も大きくなる人が多いようです。
ちなみにあるアンケートによると、妊婦の6割弱の人が胸が大きくなったと回答し、そのうち5割近くの人が2カップアップしたと言います。
しかし、残念ながらこの胸は上がったバスト以上に子供に吸われてしまうので、授乳が終わる頃は縮んで、バストダウンする人も多数です。
原因は赤ちゃんが乳を吸うため乳を作れるように、ホルモンが乳腺を発達させたのです。
妊婦の中にはちょっとこの胸が大きくなる状態を楽しみにしている人もいます。
その一方で、先のアンケート結果で4割強の人は胸が大きくならないのです。だからと言って乳が出ないわけではありません。逆に乳腺がこの大きさですでに発達しているので、これ以上発達は不要と体が判断した場合もありえます。経産婦に多いそうです。
とはいえ胸が大きくなっても、それに比例してたくさん乳が出るわけでもありません。体質もありますが、母乳が少ないとママも赤ちゃんも色々と大変ですので、乳腺マッサージなどを出産前から行うことをお勧めします。
妊婦の胸の悩み2と3 胸が張る、痛みを感じる
胸が張るというのは生理前にそういった症状が出る人もいると思います。妊娠初期にもこの症状がよく見られますため、妊娠初期の指標のひとつになるくらいです。
これも個人差があり、胸が張るという症状が出る人と出ない人がいますが、胸の張りがひどい人は、パンパンに張って、熱を持っているように感じだという経験談があるくらいです。
また張っているのとは違うけど、何か今までと違うという違和感を覚える人もいます。
例えば下着が乳首に触ると、チクチクした痛みや、なんか変な感じを覚えることがあります。つまり今まで気にならなかったものが気になるような感じです。
胸が張るのは胸が大きくなるのと同じ理由です。乳腺が発達しているからです。場合によっては2カップも胸が変化する人がいるぐらいなので、無理して今までのブラは使わずに、肌触りが優しいマタニティブラなどを利用することで、症状が改善される事もあります。
しかしあまりにも痛みがひどい場合は、乳腺炎など別の病気になっている事もありますので一度かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
妊婦の悩み4 乳頭や乳輪の色や大きさの変化
妊婦の体は見た目よりも実益を取るようになります。
そのため、乳首や乳輪などは形の良さよりも、赤ちゃんが吸いやすい形状変化することもあるのです。人によっては乳輪が一回りぐらい大きくなったなんて事もあるそうです。
乳首や乳輪が黒ずむのはメラニン色素が増加したため。そしてメラニン色素が増加したのは、刺激から乳首や乳輪を守るためなのです。
また一説には、乳首が黒い方が、まだ視力の弱い生まれたばかりの赤ちゃんでも容易に見つけることができるためともいわれています。
これは出産しても戻りません。なぜなら出産後から活躍する予定だからです。しかし赤ちゃんが卒乳するようになれば、徐々に色も大きさも戻るようになるそうです。
もちろん個人差があるため、必ず同じように戻るとは限りません。しかし気に病むほど目立たなくなることが多いようです。
代々今の卒乳は早ければ1歳、遅ければ3歳までという人もいます。多くは1歳6か月ぐらい。しばらくの辛抱です。気に病まないようにしましょう。
妊婦の胸の悩み5 乳が出る!
厳密には母乳ではないそうです。
しかし、出産前でも母乳に似た液体が出るママは少なくありません。自分でも気が付かないうちに出てしまうので、大変なのですが、これも乳腺が発達している証拠ともいえます。
もちろん乳腺が発達すれば必ず出るものでもありません。これも個人差があります。
ただ、家の中ならいいですけど、外でブラジャーや服が汚れてしまうと大変ですよね。もし母乳に似た液体が出るようになった場合は、母乳パッドを付けるといいでしょう。
出産すると、母乳が作られるようになり、人によっては赤ちゃんが吸っても追い付かないほどでる人もいます。
この母乳パッドというのは簡単に言えば、ナプキンのようなもので、乳首につけておくとある程度の母乳を吸い取ってくれますので、服やブラジャーを汚す心配がありません。ただ多少ボリュームがあるので、母乳に似た液体の量が大したことがなく、見た目が気になる人はガーゼなどで代用してもいいでしょう。
妊婦の胸の悩み まとめ
さて如何でしたでしょうか?妊婦となると体が急激に変化をします。もちろん子供を産み、育てるためですが、その変化があまりにも急激で中には心が追い付かない場合もあります。
またその体の変化に戸惑うこともありますし、不便や不具合を感じることもあるでしょう。特に胸というのは、女性にとっても目立つ部位であるわけなので、大きさが気になったり、色が気になったりもします。
しかし、あとで振り返ってみると、こういう事で悩んでいた自分が可愛く思えます。子育てが始まれば怒涛のような毎日なので、色や形よりも、母乳が出るかどうかというところに悩みがシフトしていきます。
赤ちゃんはいたずらですから、そのうち乳首をかんだり、ひっぱったりするようになり、母乳を上げることが痛みとの闘いになることもあります。
今は母乳全盛期ですから、やはり母乳がでないとママも色々と苦労をします。胸のトラブルを防ぐにはやっぱり母乳マッサージがおすすめです。是非お試してください。