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注意!妊娠した日を安易に逆算するのはNG!

妊活中の方や一般知識として、出産予定日から逆算して妊娠できるのかどうか、なんて興味深いですよね!

妊娠してから出産の期間は一般的に、十月十日(トツキトオカ)という言葉はよく聞きます。

しかし、10ヶ月と10日間をさかのぼる計算だと合わない?!なんて話もよく聞きます。

また、現代では幼稚園や保育園の待機の関係や、自身のキャリアなど目的をもって、計画して出産を望む女性も多々います。

実際、子供は費用がかかることですから、計画を立てることはとてもいい考えですよね。

さらに、昔の女性との比較など、女性にとって大切な月経についても考えてみました。

妊娠して逆算して勘違いにご注意!

妊娠したらいつ産まれるのか、一番に気になることですよね。
出産予定日は、通っている産科の医師や産婆さんが出してくれる日程がほぼ正確です。
事前に計算する場合は一番最後の月経開始日を入力すれば自動計算してくれるサイトや妊娠の経過を知らせてくれるアプリなども沢山普及しています。
ツールをもっている方は是非、活用してみても良いかもしれません。

そして、出産予定日から逆算して妊娠した日を調べると勘違いが起こることがあります。
出産予定日は性交をした日から十月十日を数えるのではありません。
最終月経の初日から数えるのです。
つまり最後の生理が始まった日を基準に数えていくのが正しい逆算です。

この十月十日の数え方の勘違いが多々見られることがあるのです。
十月十日は昔の『数え』で数えているので実は『9か月と10日』となりこの時点で1か月の勘違いが生じるのでした。

妊娠した女性の旦那さんやパートナーとのちょっとした揉め事の原因になるかもしれませんので注意したいところですね。

妊娠した日を逆算できる大切な点

さて、勘違いはさておき、先ほどの妊娠した日を逆算する方法ですが、重要点があります。
それは、妊娠した日を割り出すためには妊娠した女性の月経の周期がきちんと毎月一緒のリズムであるであるか否かが必要になってくる点です。
月経周期とは生理周期と同じ意味です。

保健の授業や数々の女性誌や専門書、インターネットサイトでおなじみかもしれませんが、月経周期について改めて見てみましょう。

大きく4つの期に分かれます。
月経期・卵胞期・排卵期・黄体期です。
少し違う名称で表されることもあるかもしれませんが、基本はこの4つの期です。

月経期

まず、月経期とは、卵子が排卵し精子と一緒になり、それが受精卵となるのですが、その玉子が子宮の内膜に着床すると妊娠の成立となるのですが、
妊娠しなかったときは、黄体ホルモン・卵胞ホルモンの分泌が減り、不要になった子宮の内膜がとれて落ち、血液と共に体の外へと排出されます。
これが月経(生理)です。

卵胞期

次に、卵胞期です。
この時期は卵胞刺激ホルモンが出て、卵巣にある卵胞のひとつが発育しはじめ卵胞が大きくなっていくと共に卵胞ホルモンが出て、子宮内膜が少しずつ厚くなっていく時期です。

排卵期

続いて排卵期です。
排卵期には卵胞ホルモンの分泌がピークに達して黄体ホルモンがうながされ卵子が飛び出します。
これが排卵です。

黄体期

最後に黄体期です。
この時期には卵子が出て行った後の卵胞が黄体組織に換わってゆき、黄体ホルモンがうながされます。
受精卵が着床する準備として、子宮内膜はやわらかくなっていきます。

そして、また月経期へと繰り返しています。
この月経周期が毎月一定であるかどうかが重要点です。

妊娠して出産予定日から逆算してもズレる訳

重要なことに、妊娠した女性の月経の周期がきちんと毎月一緒のリズムであるであるか否かが必要になってくる点だと必要といいました。
その訳は、妊娠しやすいといわれる排卵期の時期にずれが出てくるからです。

その前に、女性の高温期・低温期について確認しておきたいですね。
低温期とは、生理がはじまった日から排卵までの期間のことを指します。
高温期とは、排卵後、次の生理までの期間です。
だいたい低温期より高温期は0.3℃ほど体温が高くなります。

基礎体温をつけている女性も大勢います。
基礎体温表やアプリで管理している人がほとんどかと思います。

上記に記したように基礎体温には低温期と高温期があります。

月経周期が一般的な28日周期である人は良いのですが、例えば35日周期の人の場合は、高温期はほぼ一定していておおよそ14日間とプラスマイナス2日間であると考えられています。
これを基に考えますと月経周期が35周期であった人は28日周期の人と比べると排卵日が約1週間遅れていると考えられています。

こういったことを踏まえると、逆算方法というのは可能なのですが目安にしかならないのが現状と言われています。

また出産予定日が変わることもあります。
出産予定日が変わる理由は主に胎内での胎児の発育状況の進み具合です。
そうなると、その予定日からの逆算も変わっていくわけなのできちんとした逆算ができなくなるということなのです。

妊娠・出産の今昔

ふたたび、月経について詳しく見ていきます。

妊娠に深く関わることが月経です。
女性は毎月わずらわしいと思うことも多いですよね。
ですが、月経あってこそ、妊娠があります。

女性の一生涯で、月経があるのは平均で35〜40年間と言われています。
12才ごろから50代前半までというイメージです。
もちろん年齢は前後します。

計算してみますと一生涯でなんと6年半以上も月経(生理)と付き合うことになるのです。
その中で、月経と付き合わない時期のひとつに妊娠と出産期があります。
女性の身体は妊娠から出産を経て授乳期までの大体1〜2年程度は月経が止まります。
現代では初潮の時期は早まり、少子化問題もあるように、産む人数もだいぶと減りました。
現代と昔と比較すると、圧倒的に妊娠・出産をする女性の数が減りました。
その差はすごいのです。

昔の女性は子供を沢山産むことが多かったため、たとえば5〜8人産めば7〜10年は生理がない期間ということになります。
生理の回数として比較すると現代の女性は100回よりもっと増えている計算になります!

月経との長〜い付き合い

話が続きますが、昔の人は現代のように生理用品が無くても月経の処理をコントロールできたという説もあります。
具体的にはお手洗い時にのみ処理できるようになっていたとか、すごい話ですよね!

昔は子供をたくさん産むことがある意味、当たり前になっていて逆算だとか基礎体温だとかを気にすることなど、あまり無かったのかもしれませんね。
現代は月経とのお付き合い期間が非常に長くなったため、生理用品もなかなかファッショナブルな展開がなされています。
おしゃれアイテムのようなパッケージであったり、持ち運びのスムーズなタイプであったり、月経時も明るく過ごそうというコンセプトの品が目立ちます。
お付き合いの長くなった月経と、出来るだけ楽しく付き合って、安定した月経期間を過ごしたいですね。

特に、妊娠を望んでいる人や生理痛やPMSがつらい人にとってはあまり嬉しくない月経ですが、これらの品などに助けられ気持ちもリラックスできるといいですよね。
妊娠や出産に変化が出てきてからの年月が経ち、生理用品もおしゃれになった今、そろそろ『トツキトオカ』も数えの計算であることも一般的になると冒頭のような勘違いも減りそうです。
どうぞ勘違いの無いように計算したいものです。

この記事のまとめ

  • トツキトオカの数え方は昔の数え方なので勘違いしやすい。
  • 妊娠した日を割り出すには月経周期の安定が重要点であること①月経周期について。
  • 妊娠した日を割り出すには月経周期の安定が重要点であること②基礎体温から分かること。
  • 現代と昔の妊娠・出産を比較すると違いがあること。
  • 昔より長くなった月経との付き合いを支えるおしゃれな生理用品などについて。

現代の女性にとって妊娠は人生の1番の出来事ではないかもしれませんが、とてもすごい経験であることは間違いありません。
妊活中の人も妊娠中の人もお体を大切に!

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