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「うちの子、遅い?」子供が話すようになるのはいつ頃からか

      2016/05/18

「うちの子、遅い?」子供が話すようになるのはいつ頃からか

子供の成長の目安の一つである”話す”という行為。

いつ頃から話し始めるのか、まだ話さない自分の子供は大丈夫か…親御さんとしてはとても不安になるでしょう。

どんな風に、子供の言語が成長していくのか、そしてそれはどれ位の時期が目安なのか、見てみましょう。

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子供が話すようになるのはいつから?うちの子は遅い?

赤ちゃんの成長の度合いは、まさに人それぞれ。

生後3ヶ月で寝返りをうち、7ヶ月目には一人立ちが出来る子もいれば、ハイハイよりも先につかまり立ちが出来るようになる子、首すわり・寝返り・一人座り…と、完全に母子手帳にある成長の目安の期間通りに当てはまる子と、100人の子供がいれば100通りの成長があるものです。

これは、少し考えれば納得できるように、性格・顔・体格など、全てにおいて同一の人間がいないのと同じことです。

両親からの遺伝、子供本人が持って生まれた素質、生活環境といったもの全てが、子供の成長に関与し、”個性”を生み出しているのです。

とは言うものの、見守る親の立場からすると、成長の度合いが目安よりも早いか遅いか、というものは、何よりも気にかかるものですね。

何かの仕草が周囲より早いと、少し誇らしく思ったり、周囲よりも遅いと、不安になったり、子供に対して罪悪感を感じたり…。

これもまた、子供が健康に育ってくれているかどうかを気にかけているからこそ生じる不安と言えます。

さて、そんな子供の成長の中でも、子供がいつ”話す”という動作を見せるのか、気がかりな親御さんも多いのではないでしょうか?

今回は、この”話す”について見ていきましょう。

子供の”話す”動作は、段階を踏んで進んでいく

子供の話す動作には段階があります。

単に声を出す、声帯を使うことは、月齢の低いうちから(それこそ、泣き声に関しては産まれた直後から)行っています。

生後2〜3ヶ月頃からの「あー」「うー」というような、母音のみを発音する時期がそれにあたり、これを”クーイング”と呼びます。

そのクーイングの時期を経て、徐々に発音する音が増えていきます。

ただ口を開けて声を出していた状態から、口を動かして音を変化させることを自分で学んでいる時期です。

これを”喃語”(なんご)と言い、赤ちゃん特有のことばと言えます。

喃語の特徴としては、段々成長するごとに音が増えていくことです。

クーイング時期の母音の単音だけだったものから、

「あーうー」と、音を出しつつ口の動きを変えて声に変化を出す時期

「たーたー」など、子音が加わり、また「ブーブー」「パッパッパ」「バー」など、濁音・半濁音といった、唇を一度閉じて震わせて発音する破裂音を出す時期

そして、「マンマンマン」「ウーターター」と、音を連続で発音する時期と、順々に進歩をしていきます。

この喃語の時期、子供本人は、まず自分の声帯を使って音が出ていること自体を楽しんでいるような仕草をします。

そして、両親や家族に対して声を発し、それに対して反応があると、非常に喜ぶ仕草を見せます。

喃語の時期に、子供は声を出すことの楽しさを知る

この喃語の時期は、早い子供で4ヶ月頃から始まります。そしてその後、徐々に進歩していくようになります。

まるでゲームのような「僕の・私のレベルが上がった!これから濁音込みの声が出せるぞ!」――なんて、はっきりした区切りのようなものはありません。

子供の成長は、日々連続しているものですから、いつの間にか、発音できる音が増えていた!と感じるものです。

子供がそうした声を出す練習で、見本にしているものがあります。

それが、自分に向けられる親御さんや兄弟といった、家族の反応です。

例えば「ママ」と発音した時、お母さんが振り向いてこれ以上ないほど喜んだ!

でも「マンマ」と発音したら、何故か椅子に座らされてご飯が出てきた…。

お父さんに「ママ」と発音したけど、お母さんを呼びに行ってしまった。

だけど「パッパッ」と発音したら、今度はお父さんが抱き上げて大喜び!

と、ここまで理路整然と考えているかは分かりませんが、子供はこうして発音の仕方を覚えていき、話すことの楽しさを知っていくのです。

そして、周りの人達が話す言葉を、自分でも話してみようとし、それが伝わると自分も嬉しいし、相手も喜んでくれる――そうした体験をして、言葉が大切なものだと身を持って知っていくのです。

話すことの大切さを伝えるために、親からの話しかけは重要

喃語の時期を迎えている子供への話しかけ、そして反応を返すことは、とても重要です。

知る・感じる・自らが体験する度に、子供の心身、特に脳は大きく発達していきます。

ですから、この時期は例え会話が成立していなくとも、子供の言葉に対して何かしらの反応をしてあげましょう。

「ウーパーパ」と言ったなら「お!いい声だね!」と答えたり、聞こえたように繰り返してあげる、そして何かしら、聞き取れるような発音をした時、例えばママ、のように聞こえたら「そうだよ!ママだよ!」と答えた上で「よく言えたね!すごいね!」と褒めてあげましょう。

また、子供がクマのぬいぐるみで遊んでいる時は「くまさんはふわふわしてるね」「カワイイね」など、手に持っているものの名前や様子を表す言葉を教えてあげることもしてみましょう。

このような積み重ねが、子供の言語中枢を活発にし、この人は”ママ”なんだ、この人は”パパ”なんだ、この”ふわふわ”したぬいぐるみは”くまさん”なんだ、という関連付けがされていくのです。

この時期は、是非「これ」や「あれ」といった指示語ではなく、そのものの固有名詞(スプーン、コップ、靴、おむつなど)をあえて口にしてあげてください。

そして、話しかける時ははっきり、そしてゆっくりと話してあげると、子供に伝わりやすいです。

意味のある言葉を話しだすのは、一般的にいつ頃からか

喃語の時期を経て、1歳前後を目安に、子供は意味のある単語を口にするようになってきます。

「ママ」だったり「パパ」だったり、喃語の時期に話しやすい音で構成された単語の他に、「ワンワン」のような子音を含んだ言葉のこともありますし、自分がよく耳にする「カワイイ」といったものなど、様々です。

また、家族の話しかけに対しても、よく反応するようになります。

自分が知っている言葉を聞くと、指でそれを示したり、ちょっとしたお願いを聞いてくれるようになったり、言葉によるコミュニケーションが活発になってきます。

まだ自分では発音できないものでも、例えば親が「コップを取って」とお願いすると、その通りにしてくれたり、「片づけ」という単語を聞くと、自分に向けられた言葉でなかったのにおもちゃを片付け始めたり…という姿も見られるようになってきます。

こうした時期、親御さんや家族としては、ブーブー、ワンワンといった”赤ちゃん言葉”を使うべきか悩むこともあるでしょう。

最初から正しい名前を覚えさせたい、と思うかもしれませんが、子供は”聞く・話す”の両方を行うことで、語彙力を高めていきます。

つまり、自分でも発音しやすい言葉であるほうが、語彙力は高くなるのです。

それを裏付ける研究結果もありますし、無理に正しい名前を押し付けようとせず、大らかに見守りましょう。

一般的な”話す”ことの成長の目安とは

子供がクーイングやそれぞれの喃語を話す目安、そして意味のある言葉を話し出す目安は、一般的にどの程度なのでしょうか。

  • クーイング:生後2〜3ヶ月頃
  • 喃語(母音の組み合わせ):4〜8ヶ月
  • 喃語(子音、破裂音):9〜10ヶ月
  • 言葉に近い喃語:11〜12ヶ月
  • 有意味語(意味のある言葉):1歳前後

ここで、絶対に親御さんに勘違いしてほしくないことをお伝えします。

『上記の時期は、目安でしかありません。』

『必ずこの通りでなければならない、という指標ではありません。』

その他の身体的な発達の段階を含め、言語に関する発達も、やはり子供一人ひとりによって異なります。

ですから、この”一般的”や”目安”という言葉に、あまり固執しないようにしましょう。

勿論、こうした言葉の遅れが、時に難聴や、発達障害などの表れであることも、否定出来ない部分があります。

一歳半検診でそうした部分を指摘され、一度専門家による検査を受けることを勧められる親御さんもいます。

ですから、親の立場からすると、自分の子供が一般的な例から離れていると、不安を抱かずにいられないことは、筆者も同じ子を持つ親として分かります。

ただ、言葉の遅れはこうした症状を見る一つの項目に過ぎません。

人の性格が千差万別であるように、発達の仕方も人それぞれです。

2歳までずっと話さなかった子供が、ある日を境に突然流暢に話し始めた!という例も、数多く存在しますから、”話さない”ことだけをクローズアップして見るのではなく、”全体の成長”を見守りましょう。

子供に話す喜びを知ってもらうにはどうすべき?

2〜3歳頃になってくると、話す言葉の数が増え、単語の組み合わせを始め出します。

これを”2文語”や”3文語”といい、「ニャーニャー かわいい」、「ブーブー のる」「コップで おちゃ のむ」というような話し方をするようになります。

この頃になれば、親子のコミュニケーションもある程度、言葉でされるようになってきますが、子供は自分の感情・思いを正確に伝えられる言葉をまだ持っていないことが多々あります。

そのため、親は「子供が何を伝えたいか分からない」、子供は「何で分かってくれないかが分からない」ため、お互いにイライラすることも出てきます。

”魔の二歳児”、”第一次反抗期”とはよく言ったもので、機嫌の悪い子供を前に途方に暮れる親の姿…という図が様々な場面で見られます。

この時期は、特に親御さんのほうからの話しかけを、積極的に行うようにしましょう。

例えば、子供が何かを欲しがっているけれど、それが何なのか分からない。

そんな時は、問い詰めるのではなく「何がいいのか、指で教えてくれる?」というように、子供の気持ちを聞いてあげるのです。

そして、子供が何かを指差したのなら「これは○○だね。これでいい?」…と、言葉を教えてあげましょう。

とても根気のいる時期ですが、”話すことで自分の気持ちが伝わる喜び”を教えられるのはまず親御さんだということを忘れず、言葉をかけてあげてくださいね。

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