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基礎体温の測り方 体温計は?脇での測定は何故駄目なのか

   

基礎体温の測り方 体温計は?脇での測定は何故駄目なのか

大人の女性は基礎体温の管理をすべき!――とは言うものの、中々始められない人が多いのが実情。

何故、基礎体温を計る必要があるのか、体温計は何故専用のものがいいのか、そして脇の下で計らないほうがいいのは何故なのか…

そんな疑問を解消し、自分のために基礎体温の管理、初めてみませんか?

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基礎体温を計るために、専用の体温計を使う意味、脇の下では駄目な理由って?

大人の女性にとって、基礎体温を計ることは一種のたしなみであるべきです。

ですが、実際に基礎体温をしっかり計り、自分の体調管理を行っている人は残念ながらまだまだ少ないのが現状です。

ある調査では、基礎体温を図っている女性は2割にも満たず、8割以上の女性が計っていない、という結果が出ているほど、「必要だとはわかっているけれど面倒くさい」と考える女性が多いことが分かります。
 

確かに、基礎体温を付けるには、多くの”難問”があります。

まず、朝一番であること。
それこそ、目が覚めたらトイレに立つどころか、ベッドから起き上がる前に体温を計らなければなりません。

続いて、毎日同じタイミングで計る必要があること。

目覚める時間だけでなく、毎日同じ時間にベッドに入り、同じ睡眠時間を取って…と、同条件で計るのが基本です。

そして、計った後は、グラフにしたり手帳に記入したりと、後に見返せる状態にもしなければ意味がありませんし、そもそも専用の体温計を用意して脇下ではなく口内測定でなければならない――と、現代の忙しい女性にとっては、どれも高いハードルです。
 

それでもやはり、女性にとって基礎体温は大切なことを、大人であれば理解しなければなりません。

何故、計る必要があるのか。専用の体温計が必要なのか。脇の下で計ってはいけないのは何故なのか。

そうした疑問を解消し、是非この機会に自分のリズムについて一考しましょう。
 

そもそも基礎体温ってどんなもの?計ると何が分かる?

そもそも”基礎体温”って何なのでしょう?

基礎体温とは、ズバリ”最小限の生命活動しかしていない時の体温”であり、一番の安静時である睡眠時の体温を指します。

人間の体は、極端な言い方をすれば指を動かすだけ・お腹の中で食べ物を消化するだけでも、筋肉が動き、熱が発生します。

そのような運動により生じた熱がない状態の体温が基礎体温と呼ばれるものです。
 

この基礎体温、風邪などの体調不良がない限り、女性の基礎体温は低温期、高温期と2つのパターンに分かれます。

毎朝の体温をグラフに書き出してみると、通常であれば体温の低い時期、高い時期がほぼ2週間ずつ続くことが分かります。このグラフの画像は、多くの人が見たことがあるものでしょう。

これを”二層性”と呼び、女性特有の基礎体温の変化です。対して男性は”一層性”であり、グラフに書き出してみても平坦です。

 
女性と男性の違いを生み出しているのが、女性特有の体のリズム、つまりは生理(月経)です。

基本的に、低温期は生理初日から排卵日まで、高温期は排卵日以降から生理前日まで、と考えても差し支えはありません。

逆に言えば、基礎体温を継続して管理すれば、排卵日や生理日の予測、妊娠しやすい時期、そして自分の体に何か不調が起きていないかといった予測にも繋がるのです。
 

どうして女性の基礎体温には、低温期と高温期があるの?

何故、女性の基礎体温が二層性であるのかというと、体内で分泌される女性ホルモンが鍵となっています。
 

低温期、つまり生理開始日から次の排卵日まで、女性の体内には”エストロゲン”(卵胞ホルモン)が分泌され、卵巣内で卵子の元(原始卵胞)が次の排卵に備えて成熟を始めます。

このエストロゲンは別名”美人ホルモン”とも呼ばれ、この時期は肌の調子もよく、精神的にも安定し、女性にとって過ごしやすい体調になります。

そして基礎体温の面から見ると、エストロゲンは体温を下げる働きを持っている、という点があるのです。
 

対して高温期には、体内で”プロゲステロン”(黄体ホルモン)が分泌されます。

プロゲステロンは、卵子を排卵した後に卵巣内に残っている卵胞という組織が黄体に変化し、ここから分泌されるもの。

ただ、プロゲステロンが分泌されている間は、その作用によって女性にとって嬉しくない変化が起きます。

肌の皮脂量が増える、シミができやすくなる、体がむくみやすくなる、便秘になる…という症状や、生理前にイライラしてしまうのも、このプロゲステロンが原因です。

また、女性の体温を上げ、高温期を維持するのも、このプロゲステロンの働きの一つです。
 

基礎体温は、計り続けることでより有効になる

低温期と高温期の体温の違いは、健康な女性であれば”0.3度〜0.5度”の範囲と言われています。

ですが、よく目にする基礎体温のグラフ図を思い浮かべても、例えば低温期ならば36.3度、高温期ならば36.7度…と、一定であることのほうが珍しく、同じ期間でも体温が細かく上下しているのが普通です。

それでも、グラフに書き出すことを数ヶ月間続けていると、次第に自分の体のリズムを把握することが出来ます。
 

妊活中の女性にとって特に重要な、低温期から高温期への切り替わりの排卵日は、低温期の中でも一段と体温が低くなる(エストロゲンの分泌量が増える)ことから分かります。

逆に高温期から低温期の切り替わり、つまり生理開始日には体温が前日よりもがくっと落ちますから、出先で慌てることがないよう準備が出来る、生理日がレジャーや旅行の計画をたてる時にも役立てられます。
 

ただ、基礎体温はとてもナイーブなものです。

ちょっと風邪を引いてしまった、という時は勿論、眠っている時の状況や、睡眠時間がいつもより短かった、あまりゆっくり休めなかった、という時にも左右されてしまうため、基礎体温を計るのは、実はとても難しいことだと言えます。
 

しかし「じゃあ、基礎体温を計っても意味ないのでは?」とは、決して考えてはいけません。

本来ならば、妊活、つまり妊娠を望むだけでなく、大人の女性は基礎体温を計ることで自分のリズムを把握すべきです。
 

基礎体温を計ることで、女性特有の病気の早期発見に繋がる

基礎体温を測り続けることは、自覚症状のない女性特有の病気に気付くきっかけにもなり得ます。

基礎体温の乱れから考えられる体の異変には、以下の様なものがあります。
 

・高温期がないまま生理が来る:無排卵月経

 30代の女性に多く、月経はあるが排卵をしていない状態。放置するとそのまま早期閉経に繋がる可能性がある。
 

・低温期と高温期の違いがわからないほど毎日の基礎体温がバラバラ、生理周期も安定しない:頻発月経・稀発月経

 卵巣や子宮の機能が十分に発達していない若い女性か、更年期障害の始まる40代の女性に多い。

 ストレスや睡眠不足、卵巣などに病気が原因になっている可能性がある。

 
・高温期が通常(11日〜17日)よりも長い・短い:黄体依存症・黄体機能不全

 高温期が長い場合は、まず妊娠の可能性がある。

 妊娠をしていないにも関わらず、高温期が17日以上続く(生理予定日通りに生理がこない)場合は、黄体依存症が疑われる。

 また高温期が10日未満で終わる場合も、黄体機能不全の可能性がある。
 

・低温期が通常(※)よりも長い・短い:遅延性排卵・排卵障害

 低温期が長い場合は稀発月経、短い場合は頻発月経と同じく、排卵機能に障害がある可能性がある。
 

※低温期は生理周期により変動しますが、通常の生理周期-高温期の日数=低温期として計算し、10日未満、もしくは25日以上の場合には何かしらの不調があると考えましょう。
 

基礎体温を計る時は、是非専用の婦人体温計を用意して

基礎体温を計るために必要なのは、なんといっても専用の体温計である”婦人体温計”です。

通常の体温計が小数点1桁までの表示なのに対し、婦人体温計は小数点2桁までの測定が可能なため、細かな変動に気付きやすくなっています。
 

現在は多くの種類の婦人体温計がありますが、どんなものを使えばいいのでしょうか?

まず知っておきたいのは、”実測方式”と”予測方式”によって測定時間が異なる、という点です。

実測方式はその名の通り、実際の体温を計る、というもの。正確ではありますが、時間が長くて5分ほどかかります。

予測方式は、体温を測り始めた時から数十秒後、体温計に伝わった温度の差を比べて予測を出す、というものです。こちらは長くても1分程度で、かつJIS規格を受けているものであれば誤差は少ないため、二度寝の心配や忙しい人はこちらを選ぶといいでしょう。
 

次に、水銀式かデジタル式か、という点ですが、「どうしても水銀式がいい!」という理由がないのであれば、主流のデジタル式のものを用意したほうがいいでしょう。

デジタル式のものは、単に計るだけのものであれば1000円程度から、多機能なものになると数千円と、価格や機能に幅があります。

スマホやパソコンでデータを管理したい、目覚まし機能が内臓されている、排卵日や生理日の予測をしてくれる――といった機能を望む場合には、こうした機能があるものを選びましょう。
 

基礎体温は脇の下で計らないほうがいい理由と、正確な測り方は?

多くの婦人体温計は、口内測定を前提にしています。

これは、口の中のほうが脇の下で計測するよりも、正確な体温がより早く測れるためです。

同じ婦人体温計を使っても、口内で測定した時と脇の下では、実測方式でも結果に差がでるほどです。

ですから体温計を選ぶ時には、あまり重くないもの・洗うなどの手入れが楽に出来る(防水の有無)も考えて選ぶといいでしょう。

(実際、筆者は高機能なものを選んだことがありますが、あまりに重くて扱いづらく、泣く泣く別のものを買い直した苦い思い出があります)
 

口内測定の方法は、それほど難しいものではありません。

気をつけたいのは以下の3点

  • 体温計は目覚めてすぐに手に取れる枕元に置いておく
  • 舌の裏側にある中央の筋(舌と下口腔を繋ぐ筋)の根本部分の左右どちらかに計測部分を当てる
  • 計測中は動かない

です。
 

計測した数値は計りっぱなしにするのではなく、是非グラフなどに記入しておきましょう。

専用の手書き出来る手帳タイプのものは、ドラッグストアでも婦人体温計と同じ並びに置かれていますし、現在はスマホのアプリ、パソコンでの管理と、様々な方法が取れるようになっています。

自分にとって一番負担の少ない方法を取りましょう。
 

やり始めは特に面倒に感じることでしょうが、基礎体温を管理することは、将来的にも、そして現在の自分のためにも、絶対に役立ちます。

是非、毎朝の新しい習慣として、基礎体温を計ることを取り入れて下さい。

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