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妊娠した?していない? 分かるまでにかかる時間は

   

妊娠した?していない? 分かるまでにかかる時間は

「もしかして妊娠したかも」という時期は、言葉に表せないほど不安な時間を過ごすことになります。

しかし、実際に妊娠したか分かるまでには、絶対に、一定の時間が必要になります。

どうして時間がかかるのか、そしてその時に自覚症状はあるのか、見ていきましょう。

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妊娠が分かるまでには、どれ位の時間がかかるの?兆候は?

妊娠、そして出産は、女性のライフステージが変わる一大事です。

ですから、早めに妊娠の有無を知り、そしてもし妊娠していたのであれば、出産に向けて様々な準備を整えていく必要があるのですが、この”妊娠がいつ分かるか”は、個人によってまちまちです。

妊活をしている人なら、もちろん基礎体温の管理を行っているでしょうし、自分の排卵日から生理予定日も把握出来ますから、心積もりも準備も万端!…という状態でしょう。
 

しかし、そうでない女性は、体調の変化で気付くか、生理が来ないことで気付くかの、2つのケースに分かれるかと思います。

特にこのストレス社会で頑張る女性は、生理不順に陥りやすい問題があります。

「どうせいつものこと」と考えてしまい、そうと分かるまでに時間が掛かってしまうことも少なくないのが現状です。

余談ですが、実際、筆者は生理の有無ではなく、「何となく気持ち悪い日が続いているな…」と気付いた方です。

普段から生理不順でしたし、基礎体温も付けていなかったため、体調不良が1週間ほど続いてからやっと妊娠検査薬を使い、初めて妊娠を知った、という有様でした。
 

では、実際、妊娠が分かるまでには、どれぐらいの時間がかかるのでしょうか?

そして、妊娠かも、と気付くサインにはどんなものがあるのでしょうか?
 

妊娠って、実はとっても確率の低いことだった!

まず、妊娠に至るまでを見てみましょう。

妊娠は、女性の卵子と男性の精子が受精し、受精卵が子宮に着床すること。――と、大人ならば誰もが知っていることですね。

口で言うのは簡単ですが、実は、非常にシビアで複雑で、加えてタイミングが要求される現象なのです。
 

女性の卵巣の中には”原始卵胞”と呼ばれる、いわば”卵子の素”がいくつも存在します。

この原始卵胞は、脳からの命令(卵胞刺激ホルモン)を受けて初めて、受精に適した状態の卵子になるべく成熟を始めます。

成熟しきった卵子は、再び脳からの命令(黄体化ホルモン)を受け、卵巣の外へと放出されます。これが”排卵”です。

卵巣から排卵された卵子は、卵管采(らんかんさい)と呼ばれる器官によって卵管の中に吸い込まれ、ここで精子と出会うのを待つことになります。
 

排卵された卵子の寿命は、一般的に24時間程度でしかありません。そして、女性の体が疲れていたり、元気が無い状態(加齢含む)だと、この時間は更に短くなる、と言われています。

加えて、寿命内であれば、いつでも受精が可能なわけではなく、受精に適している時間は排卵から6〜8時間程度しかありません。
 

対して、男性側――つまり精子の寿命は3日〜7日ほどであるため、少し猶予はありますが、それでも卵子と精子が出会っても、無事に受精する確率は1割から2割程度しかありません。
 

受精しても妊娠じゃない!? 妊娠とはどんな状況?

無事に卵子と精子が出会い、受精したとしても、全ての受精卵が着床できるとは限りません。

受精卵は卵管をゆっくり移動しながら、細胞分裂を開始します。

卵管内を移動するのは、4日〜6日ほどかかり、この間に受精卵は”胚盤胞”と呼ばれる状態にまで成長します。

卵管から子宮に移動した胚盤胞は、更に細胞分裂を繰り返し、子宮内に着床するタイミングを待つことになります。

そうして、受精から数えて5日〜7日目に、子宮内膜に取り付けるまでに成長した胚盤胞は、子宮内膜に取り付き、その中へと潜り込んでいきます。

これが”着床”と呼ばれる現象です。
 

着床した胚盤胞は、更に5日〜7日ほど掛けて、子宮内膜の中に潜り込んでいきます。この状態になるには、排卵・受精から数えて13日程度かかります。

その後、胚盤胞は再び名前が”胎芽”に変わり、胚盤胞を包んでいた外膜は”胎嚢(たいのう)”と呼ばれる赤ちゃんの育つ空間を作ります。

医学的には、胎嚢がエコーで確認出来て、初めて”妊娠”である、と定義されます。
 

ただ、受精卵が無事に成長し、着床に至る確率は3割程度しかありません。この細胞分裂中に成長が止まったり、子宮内膜が着床に耐えうる状態にまで整っていないことがあるからです。

加えて、着床後に成長が止まってしまい、流産(化学流産:受精卵側に問題があり、成長が止まることで起きる流産)に至る可能性もあります。

この化学流産は、年齢が上がるほど確率は高くなりますが、例え20代であっても起きることです。
 

それほど、人間の妊娠は、低い確率の中で成立するものと言えるのです。
 

受精=妊娠は間違い! では妊娠が分かるのはいつ?

実際に、女性が「妊娠した!」と分かるまでには、どの程度の時間がかかるのでしょうか?

これはズバリ「胚盤胞が子宮に着床してから」です。

残念ながらこれより以前には、どうやっても、妊娠に繋がる兆候を得ることは出来ません。
 

何故そう言い切れるのか、というと、「着床するまで女性の体に変化は起きない」からに他なりません。

自覚症状はおろか、血液や尿、その他諸々のどんな検査をしたとしても、女性の体からも、受精卵側からも、妊娠したと判断できる物質などが出ていないからです。
 

先に述べた通り、着床までには一定の時間がかかります。それが”受精から5〜7日目”です。

これより早すぎる・遅すぎることはほぼありません。

それは、受精卵の成長に起因します。
 

受精卵は、最初は一つの細胞ですが、どんどん分裂し、細胞の数が増えていきます。

この過程で、受精卵を包む膜にも変化が起こり、着床するために必要な”絨毛”という組織を作り出します。

この絨毛が子宮内膜(※)に根を張り、着床に至るのです。

この状態にまで受精卵が育つ必要があり、そのためにかかる時間が、5〜7日である、というわけです。
 

※受精卵(胚盤胞)は、通常は子宮内膜に着床しますが、以下のような場合は、その場に着床してしまうことがあります。

・卵管采に取り込まれず、卵巣や、子宮以外の場所に留まってしまった時

・卵管が何らかの原因により狭く、受精卵が通れなかった時

・受精卵が子宮内に留まれず、子宮内からこぼれてしまい、子宮頚管(子宮の入り口付近)にまで落ちた時

このような症状を”子宮外妊娠”と呼び、例え受精卵が正常に育っていても、妊娠を継続することは出来ません。
 

妊娠検査薬で妊娠が分かるまでにはどれ位の日数が必要?

着床した受精卵(胚盤胞)からは、ある特殊なホルモンを分泌し始めます。

このホルモンは”ヒト絨毛性ゴナドトロピン”、通称”hCG”と呼ばれ、通常、体内には存在しないホルモンです。

つまり、このhCGは、受精卵が着床した時にしか検出されないもので、これが尿などから検出されたということは、着床が起きたことを意味します。
 

妊娠したかも、と思う女性の強い味方になる妊娠検査薬も、このホルモンの有無により判定を行っているのです。

そして、市販のものも、産婦人科などの病院で使われる妊娠検査薬も、仕組みは全く一緒です。

そのため、妊娠検査を産婦人科で受ける時も、「妊娠検査薬が陽性でした」と伝えると、尿検査をスキップする場合があるのです。
 

ただ、hCGの分泌は、着床から一定の時間が経たないと始まりません。また、検査薬で検出できるまでの濃度になるまでにも、時間が掛るものです。

一般的な妊娠検査薬は、使用する日を”生理予定日の1週間後”とするように定めています。これよりも前に検査できる早期妊娠検査薬というものもありますが、こちらもやはり、どんなに早くても”生理予定日の2日前”程度が使用時期にされています。
 

ただ、上で述べた子宮外妊娠の場合にも、hCGは分泌されますので、妊娠6週目以降、エコー検査によって胎嚢が確認できる時期になったら、産婦人科での妊娠検査は絶対に受けなければなりません。
 

これって妊娠の超初期? 着床した後に出る自覚症状とは

妊娠が分かるか分からないか、そうした時期を妊娠超初期と呼びますが、この時期、検査薬で検出できる濃度のhCGの分泌は始まっていなくても、着床したことを自分で気付く可能性があります。それが、自覚症状です。
 

着床後に起きると言われている自覚症状は、以下のようなものがあります。

・基礎体温の高温期が続く

・ティッシュに軽く付く程度の出血がある(着床出血)

・おりものの状態が、透明でサラサラしたものに変わる

・乳房や乳首が張って痛みを感じる

・常に眠気がある

・風邪の症状のような頭痛や体のだるさがある

・腰痛や骨盤や尾てい骨の周辺が痛く重い

・下腹部に軽い痛みや引っ張られるような感覚がある

・臭いに敏感になる

・吐き気や、常にムカムカと胸焼けがある

・肌の調子が悪くなる
 

こうした症状は、生理前の前兆であったり、多くの女性が悩むPMS(月経前症候群)と被るものもあるため、後日検査をして妊娠を知った後で「あの時の不調はこれだったんだ!」と感じる人も多い様子です。

(事実、筆者も思い返してみれば、着床出血と思しき軽い出血と、頭痛を感じていた時期がありました。)
 

ただ、こうした自覚症状は、出る人も出ない人もいます。

それはどちらもおかしいことではありませんので、こうした症状を感じても、すぐに妊娠に結びつけるのではなく、ゆったりとした気持ちを持つように心がけましょう。
 

まずは自分の体調管理から始めてみませんか?

妊娠の有無を知るために、実は一番重要なのは、自分の生理周期を常に基礎体温で把握することです。

基礎体温をつけていれば、行為があった時期に排卵があったのか、また生理予定日からどれだけ日数が経っているのか等、一目瞭然ですし、「もしかして」という時期にも、妊娠に備えた準備が出来ます。

ですから、是非、大人の女性であるならば――そして妊娠を考えているのであれば、今からでも是非、基礎体温の管理を始めましょう。
 

基礎体温を付けることは、決して楽に出来ることではありません。

それでも、ただドキドキしながら「あと○日後に生理が来なければ…」と考えたり、「あの日は絶対に安全日だった筈なんだけど」という不安を抱えて過ごさなくても済むようになります。
 

もう一点、妊娠が分かるまでの間に重要な点があります。

それは、一つ一つのことに、一喜一憂し過ぎないことです。

妊娠を望む人にとって、妊娠したかも!という喜びや、駄目だったかもという落胆は、筆者にも十分理解できます。

しかし、そうした執着心は、時に強いストレスになり、妊娠そのものが出来なくなる――排卵が起きなくなるほどの重圧になることもあり得ます。
 

自然体でその時を待つ、ということは難しいことです。

ですが、どうかまず、パートナーとの生活を充実させ、二人でその時を喜べるような家庭を作ることも、妊娠への近道だということを忘れないようにして下さい。

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