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二人目が生まれ育児がしんどい!根本的な原因を解明し解決しよう

可愛いわが子のはずなのに、二人目が生まれてからの育児がとってもしんどい・・。

こんな風に感じて、自分を責めてしまう、逃げ出したいと思っているママさんは意外と多いのです。

忙しい毎日に追われ、しんどさの本来の原因をうやむやに毎日過ごしていれば、解決は望めないのではないでしょうか。あなたのしんどさの原因を追求し、しっかりと見つめ、認めることで、少しでもそのしんどさを解消できる糸口に繋がると思います。

この記事で取り上げる原因の中に、あなたに当てはまるものはあるでしょうか?


二人目育児は何故しんどい? 〜 より思い通りにいかなくなる

一人っ子でも育児は大変なもの。それが二人になったから、単純に倍の労力を使うのでしんどい、ということなのでしょうか?そういうこともあるかもしれません。

しかし、単純に仕事量が増えたというより、”一人に集中して育児できなくなったことによる精神的疲労”は、原因の一つとして挙げることが出来ます。

子供が一人だったら、「この場合はこうしよう」「こう躾けよう」と思うことに、時間をかけて取り組むことができます。子供とじっくりまっすぐに向き合うことが出来るので、子供としても、言うことを聞きやすいのです。

実際、子供に対し何かを叱るとき、家事をしながら・テレビを見ながらなど、片手間で言い聞かせても、子供の心にあまり響いていません。親の”叱る集中力”が、そのまま子供の”叱られる集中力”と比例しますし、「そこまで本気で怒られてないな」と感じるのです。

ですから、真剣に話すときは、手を止めて目線の高さを合わせ、テレビなどは一旦消し、その子とまっすぐに向き合うことが大切です。

しかし二人目が出来ると、一方の子供の世話の手をいちいち止めてもう一人の子に向き合う、という余裕がなくなってきます。そうすると、叱られる対象の子供は「自分だけに向き合ってくれない」「お説教からうまく逃げれた」など、イマイチ躾の効果が出ず、親が思うような結果がでなくなるのです。

一人にじっくり手が掛けられない分、「自分は完璧主義だ」という親にこそ、このストレスは感じやすくなるかもしれません。

二人目の育児がしんどいのは子供の歳が近いから?

年子・または2つ違いくらいだと、やんちゃ盛りが重なったり、反抗期がかぶったりして、倍しんどい・・と感じる人も居るようです。

下の子は、上の子の動向を見て学びます。なので、上の子のイタズラや、乱暴な言葉、暴れ方などをマネしたりすることがあります。上の子を叱って辞めさせたところで、下の子も同じことをして、2度叱らなければならないとストレスが生じますね。

「下の子がマネするからやめて!」「お兄ちゃんでしょ!」

言いたくなくてもつい言ってしまう”一言”が口をついて出ると、自己嫌悪に陥ったりもします。

また下の子が上の子のモノを欲しがったりすれば、上の子もまだ小さい場合、我慢が出来ずケンカになりやすくもなります。しかし、”お兄ちゃん・お姉ちゃん”とはいえ、それは下の子と比べた時の話であって、実際まだまだ子供。

”立場ゆえの責任”をどこまで求めるかは、子供の年齢によって考えなければならないでしょう。

一人目と二人目を比べてしまう為に育児がしんどくなるケースも

一人目は物覚えが良かったのに、二人目はな〜んか抜けてる・・。

二人目は大人しくて可愛げがあるのに、一人目は気を引くためかイタズラばっかり!

このように、子供たちの個性を比較してしまうことは、うっかりあることかもしれません。 冷静に考えれば、二人は別人なのは頭では判っているのですが、どちらも自分の子供ですから、良くも悪くも比較してしまうことはあるのです。

例えば、一人目はスムーズに出来たことを二人目が出来なければ、心配になりますよね。貶すつもりなどなく、「障害があるのでは?」「子供がストレスを抱えているのでは?」など、子供の将来を見据えた上での心配からの比較であれば、普通のことです。

問題は、その「二人を比べてしまった事実」を、言葉や態度で表面化してしまうことです。

「○○はこうなのに」

『比べられた』と感じるだけで、子供にはストレスが生じます。そうすると、子供は親に認められたい焦りから過剰な努力をしだしたり、それが空回りして誰にも理解してもらえないストレスが新たに生じたりと、悪循環に陥る場合があります。

逆に、比べられて感じたジレンマをどう表現していいかわからず、親の言うことと反対のことをわざとしだしたりすることもあります。また、褒められた兄弟に対してイジワルをすることもあります。それに対してまた叱られ、親としても理解できず、お互いにしんどい思いをする・・という負の連鎖に陥ることもあるのです。

両親(家族)の協力体制が整っていないケース

夫婦そろっている場合でも、もちろんメインで働いている方・勤務時間が長い方は、自ずと育児に関わる時間も少なくなることでしょう。

だからといって、育児負担の割合が10:0だったら、それは”10”の方からクレームが出て当然です。

「しんどいな」「もっと役割の割合を変えたいな」と感じたら、そのストレスが溜まって態度に出てしまう”前”に、よく話し合いましょう。

ここで大切なのは話し合いの『結果』ではなく、『話し合うこと自体』です。それは何故でしょうか。

話し合いの結果、割合が変わらなくても、それで前進なのです。

それは、話し合いの目的が、”お互いの意思を通わせること・言い分を理解しあうこと”だからです。相手がどれだけしんどい思いをしているか、全ては伝わらなくても、話し合いの途中に感極まって流れてしまう涙を見たら、何も感じずには居られないはずです。

また、「協力してくれない」パートナーにも、こちらが知りえない”都合”がある場合もあります。特に男性の場合、言葉足らずで報告を後回しにしてくることがありますよね・・(笑)。実は今とても仕事が忙しい時期だったら。それを知っていたなら、こちらも「育児に協力してよ!」と目くじらを立てることも無かったのに。という場合もあります。

もし、配偶者や同居の家族も居ない場合、「頼れる誰かが居ない」という時点で参ってしまっているのかもしれません。そういう時は、無理に”トモダチ”を作る必要は無く、行政や市で展開しているサポートサービスを良く検討してみましょう。市役所や育児センターなどの相談窓口も、無料で受け付けています。

根本的な原因の解明と解決に効果的な”気の持ち方”

まず、「二人目が生まれてから育児がしんどい」と感じている根本的な原因を見つけ、一つずつ順位を付けていってみましょう。『直せそうなところ・子供に悪影響が出そうなもの』など、自分で緊急性を感じるものから、一つずつ気をつけていきましょう。一気に解決しようとしても、余計に気疲れしてしまいます。

出来れば配偶者に、でなければどなたかに相談できると一番良いでしょう。

また子供には、いつでも真剣に向き合いたいと思うものです。しかし、親も人間です。気分の悪いときもあれば、体の調子が悪いとき、都合が付かないときもあるもの。

『ま、いっか』という場面も、少し作ってみましょう。子供にとって、筋の通らないこと、理不尽だと思わせることは避けながら、それ以外の場面では適度な”ユルさ”も必要です。親も調子や機嫌が悪いときがあること、タイミングが悪いときがあることなどは、意外と小さい子供でも判ってくれるものですよ。それで親のことを嫌いになったりすることはありません。子供も、緊張感のある生活より、のびのびと暮らせるのではないでしょうか。

また、二人目の子供は、元は両親(夫婦)が望んでつくったものです。一人目の子も、結果的には兄弟の誕生を喜んでいるにせよ、自分の意思で誕生させたわけではありませんよね。それなのに、譲りたくない場面で我慢させられたり、急に制限がキツくなったと感じれば、反抗したくなるのも当然なのかもしれません。

下の兄弟は可愛く思っていても、「もっと親に甘えたい」、「自分のおもちゃやおやつををもう少し独占したい」という気持ちとの葛藤があるかもしれません。

子供の表現力は豊かですが、気持ちの詳細まで上手に伝える力はまだまだ勉強中です。親が想像豊かに子供の気持ちを汲んであげることで、子供のジレンマを取り除いてあげるなら、結果、こちらのストレスも溜まらずに済むかもしれませんね。

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