日本脳炎の予防接種! 間隔あけすぎたら?予防接種の落とし穴
日本脳炎の予防接種、その気がなくても子供が病気をしたりすると、間隔あけすぎになってしまう事ありますよね。
ただでさえ、年によって薬の種類や接種方法、回数なども変わってきて、たった数年の間に大きく予防接種の数が変わる事も珍しくありません。
予防接種のポイントは、とにかく早め早めに動くことです。
もし間隔あげすぎたらどうなるかについてご説明いたします。
このページの目次
日本脳炎の予防接種の間隔あけすぎ!?実際の推奨スケジュールとは?
日本脳炎というのは、なにせ子供がトータル4回打ちます。
接種時期としては、生後6か月から生後90か月の間に1期を3回、9歳以上13歳未満追加免疫として2期目に1回打つので、予防接種の中でも、かなり間隔が長いものです。
逆に言えば、これぐらい空いていればいつ予防接種してもいいんじゃないの?と思いますが、やはり推奨年齢というか目安があり、1期2回は3歳、1期の3回目を4歳、2期を9歳ぐらいと言われています。
特にこの3歳ぐらいを目途にする1期ですが、1回目と2回目は4週間ぐらい開けるのですが、なにせこの年齢幼稚園に入園している時期なので、思いがけない感染症などにも感染しやすく、中々思い通りのスケジュール通りに出来るとは限りません。
その結果、4週間経ってしまって「どうしようか」と悩んでしまうママが続出するのです。
日本脳炎の予防接種は間隔あけすぎるとどうなる?
ではこの目途の時期に予防接種ができないとなるとどうなるか心配ですよね。
免疫が効かなくなる?
実際の所よほど極端に開いてなければ問題はないそうです。ただ予防接種の代金がそのまま自費負担になる事があります。これは自治体によって対応が違うみたいなので、どこでも一律ではありませんが、でも予防接種となると数千円から1万円はするものですから、臨時出費としては痛い所です。
特に1期追加の3回目、4歳ぐらいの時と、2期の9歳ぐらいの時は注意が必要です。多くの自治体では、予防接種のお知らせと共に専用用紙が送られてきます。これの期限内であれば、基本無料で接種できるわけですが、有効期限が意外に長いため、「後でやろう」として結果、期限切れを迎える訳です。
それを防ぐには、とにかく用紙が送られてきたら、すぐに病院の予約をする事をオススメします。
日本脳炎の予防接種を間隔あけすぎにならないようにするには?
4歳、9歳に関しては、「用紙が到着したらすぐ予約をする」を徹底すれば、ほぼ期限内に接種可能でしょう。仮に予約の時に病気に罹っても、病気が治ったら予約しなおせばいいので、とにかく忘れないうちに予約、接種を忘れなければ大丈夫です。
問題は3歳児の接種目安の1期です。3歳ぐらいになると、さすがに予防接種ラッシュも一段落ついていると思います。とにかく接種可能な時期になったら、すぐに予約を心掛けましょう。早めに動けば、仮に体調不良があっても、リスケジュールが可能ですが、接種可能な時期ギリギリに予約をすると、リスケジュールが難しくなるからです。
1回接種後に4週間開けて、2回目を接種します。ここが山場です。ほとんどの病院は1回接種後に2回目の予約を取らせてくれるので、その後はとにかく体調管理をしっかりしましょう。もし体調が悪くなりスケジュール通りに接種が不可能になった場合、体調が戻り次第病院に電話して最短でいつ可能か相談しましょう。
予防接種はとにかく早め早めに動く事が肝心
生後2か月を過ぎると、予防接種ラッシュが始まります。ここから1年くらいは毎週、毎月何らかの予防接種をしている事になると思います。これも摂取可能な時期があり、ちょっとスケジュールが過ぎると、摂取が出来なくなる予防接種もあります。だから早めのスタートが大切です。たった1か月スタートが遅れただけでも、摂取できなくなってしまうものもあるから注意が必要です。
スケジュールを組む時は、「同時接種可能なもの」「摂取可能時期が早いもの」を優先的に摂取するように心がけましょう。病院によっては、スケジュールの相談に乗ってくれるところもあります。
また何の予防接種が何回打つのか、そして何度目なのかママも判らなくなってしまいますよね。目で見える形の一覧表を作成したり、アプリなどを使って漏れがないように管理しましょう。また、カレンダーに接種予定を書き込んでおくのもいいでしょう。
そもそも予防接種は必要か否か?
予防接種の話題には必ず「本当に摂取必要か?」という議論があります。
どんなものにもメリット・デメリットがあります。それは予防接種ですらそうです。予防接種をする事で病気に罹りにくくなったり、かかったとしても重症化を防ぐ事ができますが、予防接種の副作用によって障害が残ってしまった子もいます。
また病気に関しては、接種しなくても罹らない場合ももちろんあるのです。
ただ予防接種というのは自分だけの問題でないという事も大切です。よく言われている風疹などは妊婦が罹患すると、おなかの子供に重大な影響がでます。しかし、皆が予防接種をきちんと受けていればそもそも風疹が流行する事もない訳です。
つまり、病気を流行させないためには、一人一人が予防接種をきちんと受けている事も大切なのです。
ただし副作用などのデメリットもあるために、最終的には親の判断に委ねられています。もし判断をする時は誰かの話を鵜呑みにするのではなく、自分できちんと調べた上で判断するようにしましょう。