エコー写真で性別を判断する時、へその緒は非常な曲者
エコー写真で性別が判断されるのが、現在のおなかの中の胎児の性別判断方法です。しかし、子供と妊婦を繋ぐ大切なへその緒も、このエコー写真の映像判断ではかなりの癖もになるケースがあるのです。
そもそもエコー写真で、どう性別が判断されるのかについてご説明いたします。おなかの赤ちゃんの性別が気になるママ達の参考になれば幸いです。
このページの目次
エコー写真で性別判断 − へその緒の問題点
エコー写真でどう性別判断をするのか?
それはとってもシンプルな判断基準です。
男の子の場合は、シンボルがあります。女の子にはありません。つまり、エコー写真やエコーの画像をもとに、シンボルがあれば男、シンボルが見えなければ女、これが性別判断の方法なのです。
そしてへその緒が曲者なのは、これが足の間にある場合、ついつい「男の子」と判断される事があるそうです。
プロの医師ですら、間違える事があるそうなので、素人ママがエコー写真を見て判断しない方がいいでしょう。よくある間違いは、その逆のケースです。男の子なのに、上手くシンボルを隠している子がいるので、「ずっと女の子」と思われてしまって、突然、「シンボルが見えたから男の子」と言われる事もあるそうです。
つまり、エコーの画像判断は100%ではないという事です。誤った判断も起こり得るのです。
へその緒は親子の絆! エコー写真の性別で関係は切れない
赤ちゃんは授かりものです。だから、望んだ性別が必ず授かるものではありません。病院によっては、赤ちゃんの性別を6か月経過するか、生まれるまでに親に伝えない方針の病院があります。
それは、おなかにいる赤ちゃんが親の希望でない性別の場合、赤ちゃんが中絶されるのを防ぐためです。
日本はアメリカと比べて「中絶」が母親の権利として認められている国です。でもその権利の乱用はしてはいけないのです。
また多くのママ達が、初めは性別を拘ったけど、いざ出産となると「どっちでもいいから、とにかく元気で生まれて」と祈るそうです。
逆に言えば、「子供の性別はどっちでもいいけど、やっぱり知りたい」という人は自分の通う病院がどのような方針をしているか確認した方がいいでしょう。
最近は産院不足のだめ、途中である程度月数が経てから産院を移るというのは正直難しいようです。
エコー写真の技術向上で性別判断やへその緒問題は解決する?
そもそもエコーは母親と子供が順調かどうかを確認する手段です。その派生物として、性別判断に利用されている訳です。
つまり、そもそもの目的が違うのです。ただ、何かの画像診断をするのであれば、画像がクリアの方が正確な判断が下せます。その派生物としての性別判断もやはりエコー写真の技術向上で、へその緒問題も解決するかもしれません。
また、中には「性別は知りたくない!」と思っている妊婦さんもいると思います。それは早めに先生に伝えてきましょう。先生は善意でついつい言ってしまうかもしれません。
最近はリアルな胎児の写真が撮れるために、3Dのエコー写真というのもあります。こちらは別途サービスとして行っている産院が多いので、料金は別料金になるようです。これがそのまま、性別を判りやすくするという訳ではありませんが、2Dよりも赤ちゃんの顔や形が判りやすいのというメリットがあります。
性別が判った時の家族への伝え方
今はさほどではありませんが、やはり年配の方の中には「男」を望む家が多いようです。自分の実家に伝えるのであれば、お互い遠慮がないのでさほどでありませんが、問題は配偶者の実家です。
配偶者の実家に直接自分で性別を伝えたら、「なんだ女か」と言われたなんて話もまだ聞きます。もちろん言った方が悪気はないのですね。それどころか、「女の子で嬉しかったのに、口が滑った」なんて事もあるそうですが、一度関係が拗れると中々もとには戻れません。
そんな事もあるので、配偶者の実家へは配偶者に任せましょう。また、変な性別プレッシャーも、基本は配偶者の家の事は配偶者に任せるべきです。
どんなに生んだ子と違う性別を望んでいても、実際孫の顔を見れば、その態度は180度変わるのは間違いありません。
生まれてきた赤ちゃんというのはとにかくそんなこだわりを捨てさせるほどかわいいものです。
エコー診断での性別判断は100%ではない。生まれた子供を大切に
エコー診断で聞いた性別と生まれた性別が違うというのは、稀にですがある事です。先ほども言ったように、生まれた子供があなたの子供である事は間違いありません。
そして性別がどうであれ、無事に生まれた事を祝いましょう。確かに、名前やベビーグッズなど性別が違うと大変な事も一杯あるでしょう。でも、それも必ず思い出になったり、笑い話になります。
生まれて自分の思った事と違えば、何かケチがついたように感じるかもしれません。でもそんな事ありません。これだけの話であれば、家族が集まれば、親戚が集まれば、子供が大きなって、自分の子供を持つようになれば、その際に必ず語られるような素敵な笑い話になります。
マイナスの事を悔やむより、プラスの事を楽しむ方が人生を素敵にする事ができます。性別は子供の一部分の要素です。是非生まれた子供を受け入れてあげてください。