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産後の痛み止めにロキソニンは大丈夫?どんな症状で使えるか解説

2017.9.16

出産後は、体が妊娠前の体に戻るために急激に変化していきます。妊娠中は10ヶ月かけて緩やかに体が変わっていきますが、産後は、体が〈早く元に戻ろう〉とするので、痛みを伴う事も多々あります。

それは後陣痛と言われる子宮収縮のせいであったり、その他、頭痛や腰痛などの不調となって表れる事もあります。また、会陰切開の痛みが長引いて、日常生活に影響を及ぼす事もあります。

これらの場合、痛み止めとして市販のロキソニンを服用しても良いのでしょうか?授乳に影響はないのか、どんなときに服用できるのかみていきましょう。


産後のあらゆる痛み止めにロキソニンを飲んでも良い?

結論から言うと、ロキソニンは飲んでも〈大丈夫〉。

妊娠中・また特に妊娠後期に入ると飲んではいけないと言われる”非ステロイド系抗炎症薬”にロキソニンが含まれるので、まだお腹に赤ちゃんがいるときには注意が必要でした。

しかし、ロキソニンの「母乳への影響」は非常に少なく、赤ちゃんへの影響はほとんど無いとされているので、授乳中でも服用可能とされています。

しかし、100%大丈夫と言い切れないところがあることも頭に入れておきましょう。出産時の入院中に痛みを訴えて、その場でロキソニンを処方する病院もあるくらいですが、医師によって、またママや赤ちゃんの状態によって勧められない場合もあるようです。

そのため、市販薬局で薬剤師に「授乳中の者が服用する」と言って購入しようとすると、「かかりつけ医に相談してください」と、販売してくれないこともよくあります。

今、鎮痛剤を服用しなければ耐えがたいような痛みがあり、自宅にロキソニンがある場合、一般的には飲んでも良いと言う事になります。しかしやはり心配が拭えず服用が躊躇されるなら、電話でもいいので、かかりつけの産院に「今飲んでも良いか」尋ねてみましょう。

産後の痛み止めにロキソニンは適しているのか?

ロキソニンは産後・授乳中の鎮痛剤として、適していると言えるのでしょうか。答えは「YES」です。

授乳中に飲んではいけない・適さないとされている薬は、成分に「アミオダロン」、「コカイン」、「ヨウ化ナトリウム」が含まれるもので、これは限られています。

人によって、頭痛薬・鎮痛剤の種類が、合う合わない、効きづらいものなどあるかもしれません。もしあなたが妊娠前に服用していたものがロキソニンで、相性が良かったのであれば、今服用しても差し支えないと言えるでしょう。

ロキソニンには「ロキソプロフェン」という成分が含まれていますが、母乳への影響はほぼ無いといわれています。ではもし今まで、他の鎮痛剤を常用していたなら、その薬は服用しても大丈夫でしょうか。

市販の鎮痛剤の中では、「イブプロフェン」の含まれる〈イブA〉、「アスピリン」系の〈バファリン〉、「アセトアミノフェン」が含まれる「カロナール」も、授乳に影響ははるかに少ないとされています。

WHOやユニセフなどの機関も、〈これらの薬を飲まないことよりも、ママの不調や、赤ちゃんへの母乳の授乳を止めることのほうがリスクがある〉という見解を発表しています。

産後の色んな痛みに・・痛み止めとしてロキソニンは強く効いてくれる?

ロキソニンの薬としての強さはどうなのでしょうか。あまり効かないのに飲むのはためらわれたり、逆に「強い薬は飲みたくない・・」とい方もいらっしゃるかも知れませんね。

前項目で挙げたような、一般的な市販の鎮痛剤の強さ順で言うと、ロキソニンは一番効果的といえるお薬です。次にカロナールやイブなど、小児にも使われる薬。その次に、アスピリン含有のバファリンです。さすが半分は優しさで出来ているというだけのことはあるのでしょうか。

会陰切開や後陣痛のような、これまでの頭痛では体感しなかったような痛みを乗り越えるため、自宅に鎮痛剤を置こうとするとき、ロキソニンは”強い味方”と言えるでしょう。

ロキソニンが効かないときは、「市販薬では抑えられない」と言う事になるかもしれません。その場合、耐えられないときは医師に相談しましょう。市販では手に入らない、「ボルタレン」を処方してもらうかもしれません。

ボルタレンは腰痛などに効く湿布にも含まれており、この〈外用薬〉は薬局で購入できます。〈内服薬〉は、薬局では手に入りません。しかしロキソニンより強い効果が得られるので、我慢できないときはかかりつけ医に処方をお願いしましょう。

ロキソニンは自宅常備薬の中でも強いお守り ― でも痛みがなくなるわけではない!

筆者も、出産時という一番の痛みを乗り越えて、「これでもう痛みに関しては一安心・・」と分娩台の上で安堵したものです。しかしその後、入院中はベッドの上で子宮収縮の痛みに予想以上(というか後陣痛なるものを知らなかった)に苦しむ事になります。

また退院後も、会陰切開の傷口(縫い口)の痛みに非常に悩まされました。トイレのときに「いきむと裂けるんじゃないか」と不安になります。先生に、「それは無い」といわれましたが、裂けんばかりの痛みがあることは事実・・。拭くこともままならない。

また、椅子に座るのも辛く、ドーナツクッションを使っても、和らぐ程度。夏だったので、汗が染みるのも辛かったのを覚えています。

筆者は何故か、「会陰切開の跡が痛いから薬を飲もう」という考えが思いつかなかったので服用はしていませんが、入院中の子宮収縮の痛み止めは何度もおかわりしました(笑)。そのとき、病院から処方されたのは「ボルタレン」です。しかし容量通り飲んでも痛みが引かず相談しました。

すると、収縮の早さには個人差があり、筆者の場合は子宮が早く元に戻ろうと急いでいる方なので、余計痛みが強いのだといわれ、諦めました。

退院後、生理痛に似たこの後陣痛と戦うため、自宅にあった「ロキソプロフェン(ロキソニンと同じ)」でなんとか凌ぎました。

しかし、薬が効いている間は完全に痛みが無くなる!ということは決してありません。ですから、これが常備薬で一番強いものだ、と自分に聞かせ、飲んだのだから今に和らぐ・・と暗示をかけて過ごすと、少しは気が休まります。

効きが悪いからといって容量を守らなかったり、6時間空けずに服用するのは絶対にやめましょう。容量を守らず多く飲めば、その分母乳への影響もあります。また、自身の体にも悪影響を及ぼすということを念頭におきましょう。

産後の痛みの種類 ロキソニンは何にでも効く?

産後に悩まされる「痛み」には人によって色々とあります。

先に述べた「後陣痛」や「会陰切開の傷・縫い口」の痛み。またこの糸の抜糸後も痛みが続く事もあります。最悪のケースは、ここから細菌が進入し化膿したりすることです。

腰痛や骨盤付近の痛みなど、関節や骨関連のきしみ・痛みに悩む方もいらっしゃるでしょう。また妊婦の頃から懸念される、痔の恐れも捨て切れません。更に、帝王切開の場合は自然分娩と違った種類・場所の痛みに苦しむ事でしょう。

外部からの要因として、赤ちゃんのお世話関わる生活習慣で痛みが生じる事もあります。首の座らない赤ちゃんの抱っこや授乳の姿勢で、腱鞘炎や腰痛が起こることもあります。

また、医師から「性交OK」のGOサインが出され、パパがウキウキなら断りづらい事もあるかもしれません。それでチャレンジしたものの、痛みが伴う事があります。

風邪のような症状が出る事もあります。筆者も、体が元に戻ろうと頑張り過ぎているのか、出産のショックなのか、頭痛と発熱が数日間起こりました。

ロキソニンは、これらの症状全てに効いてくれるのでしょうか。ロキソプロフェンの効能は、生理痛・頭痛・肩こり・腰痛・歯、喉の痛み・風邪(インフルエンザ)の諸症状に効く、とされています。つまり、上記の症状を緩和させてくれる期待が出来るということです。

期待できないものもあるので注意が必要です。例えばどこか炎症を起こしているとき、その痛みは和らげてくれるかもしれませんが、炎症自体を治すわけではありません。また生理痛に効くからといえ、下痢を伴うような腹痛や胃痛などには効果がありません。この場合は整腸剤や胃薬を検討してください。

女性は、出産という一大イベントを超えても尚、痛みと戦わなければけません。医師や自分の体と相談し、穏やかな育児ライフを目指しましょう。

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