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溶連菌検査しない小児科、信じても大丈夫?自分で判るその症状

「溶連菌感染症」という病気を初めて知って、もしかしたら自分の子が感染してる?と思ったら、小児科にかかることでしょう。

しかし、検査しないで帰された。そんなとき、そのまま診断を鵜呑みにしても大丈夫なのでしょうか?帰ってからも熱が引かない、なんか湿疹が出てきた!!なんてことになれば、慌ててしまいますよね。

この記事では、子供のかかりやすい〈溶連菌感染症〉とはどんな病気なのか、『この症状が出たら溶連菌を疑え!』という症状についてご紹介します。


溶連菌の検査しない小児科。医師の”見逃し”はあり得るか

相手はプロの医師ですから、問診や触診、症状を見ての判断で、どんな検査が必要かを適切に判断してくれます。しかし結論から言えば、必ずしも”見逃し”がないかと言うと「絶対」ではありません。

今回は溶連菌についてのお話ですが、他の病気でも『実は他の感染症でした』という場合は少なからずあります。小さいうちは免疫が弱く、鍛えるためにもすぐに熱を出したり、様々な感染症を貰ってきます。なので、100%今の病気を当てたり、原因をハッキリさせる事ができないこともあるのです。

溶連菌に限った事ではありませんが、病気にはそれぞれ特徴的な症状が出る事があります。しかしそれは感染してから時間が経って初めて表に出る事が多くあります。溶連菌で言えば、菌が体に入ってから症状が表面化するまでには2〜3日かかります。

所謂、潜伏期間に病院にかかっても、その特徴的な症状が出ていなけれな判断は難しく、そうなれば、検査まではしないというクリニックもあります。

ですから心配であれば、こちらから『溶連菌(またはその他疑われる病気)の検査をしてください』と申し出た方が良いでしょう。

小児科で溶連菌の検査しない場合 ― 実は感染していたら?

後に詳しくご紹介しますが、溶連菌に感染すると、喉の痛みや湿疹などの独特な症状が出ます。

これらの症状が表面化していれば、もちろんお医者さんもすぐに溶連菌の感染を疑い、検査してくれるでしょう。しかし、受診した時点ではこの特徴のある症状が出ておらず、検査しないまま解熱剤だけを処方されて帰されたという話もなくはありません。

この場合、後あと症状が出てくるわけですが、一度病院にかかって「風邪」などと言われて安心してしまい、その後は貰った薬だけで乗り切ったりするかもしれません。

特に子供が小さければ、自分で体の異常をうまく伝える事が難しいもの。例え喉が痛くても泣くばかりで、具体的に訴えることができないかもしれません。また「指先の皮がむけている」のを見つけても、「乾燥かな?」と思えばそれまでです。

実際のところ、この溶連菌感染症は放っておいても治ります。自然治癒で、3日〜5日で症状は落ち着いてくるのです。しかし、感染している本人にとっては相当辛い症状ですし、また周りの人にも感染する事を考えると、やはり適切な治療はすべきだと言えます。

溶連菌の検査しないと不安!小児科の先生にしっかり伝えましょう

先にも述べたように、症状が出ていないことで検査をしてもらえなくても、”通っている幼稚園・保育園で流行っているのにな・・”などと不安に感じるときは是非、検査を打診してください。

後になってやっぱりかかっていました、では二度手間ですし、検査の結果、感染していないことがわかれば安心できますね。

筆者の子供が通う保育園でも、溶連菌が流行った事があります。流行りが落ち着いてきた頃、自身の子供が高熱を出しました。 そんなときは園内での流行の再発を防ぐため、園側から「検査してきてください」と言われます。

それでクリニックにかかり、「保育園で溶連菌が流行っていたようです」と伝えたのですが、子供に発熱と咳以外の症状がなかったので、検査しましょうとは言われませんでした。

「園から『検査してくるように』と言われたので」というと、検査してくれました。結果陰性で、確かに小児科の先生の思ったとおりだったのですが、溶連菌ではなかった安堵と、「熱さえ下がれば登園できる」という安心感を得る事はできました。

検査は、綿棒で喉をぬぐい、5〜15分ほどで結果が出ます。血液検査で大掛かり・・と言うわけではないので、して欲しいときは遠慮なく申し出ましょう。

溶連菌に感染しているかも?症状から自分で判断する

溶連菌を疑って病院に行った方がいいのか、はたまた”いつもの発熱”なのか・・。

この判断は、現在の症状をおうちの人が見ることで判断できる場合があります。どんな症状が出るのでしょうか。

高熱が出る

子供の発熱は、37.5℃以上で「熱が出た」と言えます。まずは熱を測りましょう。溶連菌感染の場合も、38〜39℃の熱が出ます。

・体、手足などに赤く湿疹が出る事も

湿疹の程度はそれぞれで、酷く出る子も居れば、「注意して見るとブツブツがあるかも」という軽度の場合もあります。湿疹が治まってくると、その部分の”皮むけ”が起きます。皮膚の状態もチェックしてください。

とにかく喉の痛みがある

喉が赤く腫れて、痛みを伴います。「喉が痛い」とハッキリ訴える事が難しい年齢の子供なら、声がかすれたりしていないか注意してみて、違和感があれば喉を見てみましょう。

イチゴ舌

皮膚に湿疹が出ると言いましたが、舌にもイチゴのようにブツブツが表れます。

このほか、風邪の症状のような〈頭痛・腹痛〉なども見られることもあれば、逆に風邪と違い〈咳や鼻水が出ない〉のも、このよう連菌感染症の特徴です。

溶連菌に感染していたら。自宅で気をつけたいこと

検査結果が陽性なら、医師にその後の指示を受けるでしょう。ここでは備忘録として、おうちで気をつけたいこと・また子供が少しでも楽に乗り越えられるようにしてあげられることについてご紹介します。

まず医師にも言われるかもしれませんが、貰ったお薬は、〈日数分飲みきって〉ください。症状が和らいだと思っても、菌はまだ体内に居ます。子供にとっては「もう治ったのに!飲みたくない!」という気持ちかもしれません。しかし、残った菌による〈リウマチ熱〉や、〈急性糸球体腎炎合併症〉などといった怖い合併症を防ぐためにも、頑張って飲んでもらいましょう。

また、家族内での感染にも気をつける必要があります。兄弟が居れば尚の事ですが、大人にもうつることがあります。飛沫感染が起こるので、この病気による咳がなくても、食事のときのスプーン類の使いまわしや、単なるくしゃみにも気をつけましょう。

また喉が痛いはずです。熱いもの、辛いもの、味(塩分)の濃いものなどの食事は与えないよう心がけましょう。飲み込むのも痛いので、食事はおかゆや柔らかいうどんにしてあげたり、ヨーグルト・ゼリーなども食べやすいでしょう。また食欲がなくても、水分補給はしっかり行ってください。

症状に気づいてから最高でも1週間もあれば苦しさは引いているはず。看病するのも辛いかもしれませんが、一緒に乗り越えましょう。

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