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赤ちゃんの傷口への消毒がダメな理由と正しい治療法

   

赤ちゃんの傷口への消毒がダメな理由と正しい治療法

新米ママにとって赤ちゃんのケガは悪夢そのものです。

「傷が残ったらどうしよう」「ばい菌が入ったらどうしよう」泣き叫ぶ我が子を目の前に、とりあえず消毒から始めていませんか?

しかし、これが良くないという意見があります。

「でも、赤ちゃんは抵抗力がないからちょっとしたケガでも大事になるかも…」というママの気持ちが理解できます。

ここでは、赤ちゃんがケガをした時の正しい治療方法についてご説明いたします。

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赤ちゃんの傷口を消毒してはいけない理由

赤ちゃんにはまだ経験がありません。そのためどんな事をすればケガをするのか理解できません。平気で刃物を触ろうとするし、とげのある物も掴もうとします。

まだ体のコントロールも上手くないので、歩けば転ぶ、どこかにぶつける、ママが頑張ってケガしやすいものを部屋から撤去して、部屋の中にコルクマット、机の角にはカバーを張って、目を離さないようにしても、いずれは絶対にケガをします。

ケガをした赤ちゃんは、その痛みにビックリして大声で泣きますが、我が子のそんな声にママもパニック。とりあえず、ばい菌が入らないようにと消毒液を探しに走るでしょう。

でもその消毒液は大概沁みます。そうすると猶更赤ちゃんは泣くわけですが、ママからみると沁みているのは、ばい菌がやっつけられていると感じて心強く感じていませんか?

これが勘違いなのです。

確かに消毒液は、ばい菌を殺してくれます。しかし、そんな強力な薬は、ケガを治す細胞ですら傷つけてしまうのです。

赤ちゃんの傷口は消毒しないできれいに洗う

消毒しなければ、ばい菌が赤ちゃんの体の中に入ってしまう。そうして化膿したり病気になるのでは?何もしなくてもいいの?

ママは心配になりますよね。何もしないのではないのです。傷口は流水で洗って汚れを落とすのです。こうすれば、消毒液により、ケガを直そうとする皮膚の細胞を傷つけることはありません。もちろん、消毒液ほどキレイにばい菌は除去できないかもしれませんが、それでも体を直そうとする力を残す方のメリットが大きいのです。

またポイントは傷を毎日洗う事です。この行為により、化膿の原因となる死んだ組織等の異物や泥は洗い流されるので、傷口を清潔に保つことができます。

治療はこれだけで終わりではありません。大切なのはこの後です。

さてキレイにした傷口に、絆創膏やガーゼなど当てて、血が流れないように、ばい菌が傷口から入らないようにガードしていませんか?

これも止めた方がいいのです。何故なら、傷口から染み出す体液は「浸出液」と呼ばれており、これが傷口をキレイにしてくれる大切な成分がたくさん含まれています。それがガーゼや、絆創膏に吸い取られてしまうのです。

赤ちゃんの傷口をきれいに治す「湿潤療法」

さて、この傷口に消毒液を付けない、ガーゼや絆創膏を当てない、その事により浸出液を止めない=乾かさないという3つの特徴を持つ治療方法が「湿潤療法」です。

この「湿潤療法」は別名「ウェット療法」とも言われており、傷をキレイに痛みも少なくできる治療方法として注目されています。

私たちがよく知っている、ケガ→消毒液→ガーゼ→かさぶた→完治 というケガの治し方には、消毒液をかけた時とガーゼをはがすときに痛みを伴います。しかし「湿潤療法」は、ケガ→ラップフィルムにワセリンを塗り、傷口につける(テープや包帯で等で止める)→毎日傷を洗い、ラップフィルムにワセリンを塗る→完治という流れなので、痛みを伴う部分が少ないのです。

その上治療には体が本来持っている自然治癒力を利用しています。消毒液によって細胞が攻撃される事もありません。そして傷口もキレイで、かさぶたも出来ず、ケガの治りも早いといいことづくめの治療方法なのです。

消毒をした方がいい傷

しかし、このいいことずくめの治療方法ですが、決して万能ではない事を理解してください。

これは体内に入ったばい菌が、人の本来の治癒力よりも弱い場合有効な方法です。逆に言うと、体内に入ったもしくは入る可能性のあるばい菌が、強力な場合はやはり消毒が必要なのです。

もし傷口が化膿してきたのであれば、治癒力以上のばい菌が体に入っているので、消毒液をつけるか、病院へ受診しましょう。

この治療の良い所は家庭で簡単に出来る事です。しかし、この治療方法ですべてケガに対応できるわけではないので、その見極めの大切です。一見難しく感じますが、決してそんな事はありません。

例えば、従来通りの消毒液をつけて、ガーゼか絆創膏を張るといいった方法でも、ケガがよくならない、悪くなったらやはり病院へ受診すると思います。そのレベルでの切り分けでいいと思います。

例えば、犬や人にかまれた場合、筋肉や骨が見えるような傷などは、明らかに消毒が必要ですし、むしろ病院に行くべきケガです。

どうしたらいいかわからない時は迷わず病院へ

赤ちゃんがケガをすれば、やはりママはパニックになりますね。もし判断に困った時はまとわず病院へ受診していまいましょう。多くの場合、お住まいの市町村によりますが、赤ちゃんは医療費がかからないケースが多いので、心配であれば病院へ行くのが一番です。しかし、この「湿潤療法」は、まだ病院でさほど使われている治療方法ではないので、もしこの方法によって病院で治療して欲しいのであれば、そういった医療機関が近くにないかあらかじめ調べておきましょう。

参考に病院に掛かった方がいいケースをご紹介いたします。
前述した通り、人や動物にかまれた場合は、ケガの大きさに関わらず病人に受診しましょう。場合によっては深刻な菌が体に入ってしまうことがあるからです。また、血が止まらない、骨や筋肉が見えると言うのも家庭で行える治療を超えていますので、病院へ行くべきです。傷口に異物がある場合、化膿の元になるので、何かの破片が傷口に入っている可能性のある時も同様です。また、電気カーペットや湯たんぽの低温やけどは一見するとそうでもないかもしれませんが、やはりキチンとした医者による治療を受けた方がいいケースです。

是非参考にしていただき、「湿潤療法」を一度試していただければと思います。

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