妊娠検査薬は陽性なのに、病院では陰性になる理由や原因!
妊娠したい。と努力を続けてきた結果、やっと妊娠検査薬で陽性反応が…!
しかし、病院へ一行くと「妊娠はしていません」と言われてしまった。
期待していただけに、ショックな気分になってしまいますね。
しかし、こういった妊娠検査薬で陽性反応が出たのに、病気では陰性だったという事は時々あるようです。
では一体どうしてこんな結果が出てしまうのでしょうか?
今回は、妊娠検査薬で陽性反応が出たのに病院では陰性になる理由や原因をご紹介致します。
このページの目次
妊娠検査薬が妊娠でも、病院では陰性になる理由!
いくら市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たとはいえ、必ず病院でも陽性が出るとは限らないのです。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?
実は、病院の妊娠検査薬というのは、市販の検査薬よりも感度が弱く、反応しづらいのです。
ですので、検査薬が反応するための妊娠時に分泌される成分の量によっては、市販のものでは反応したとしても病院の検査薬では反応しない。
なんてこともよくあるのだそうです。
しかし、市販の検査薬でちゃんと陽性反応が出ているのであれば、あなたのお腹に赤ちゃんが出来ている可能性は十分にあり得ます。
もう少し時間を空けて、後日もう一度病院を訪れて検査をしてもらいましょう。
もしかしたら、その頃には検査薬が反応するための成分の量も増えていて、ちゃんと病院でも陽性反応が出るかもしれません。少し待ってみましょう。
妊娠検査薬が陽性なのに、病院では陰性になる時に考えられる病気
妊娠検査薬では陽性なのに、病院では陰性になるのには先ほどご紹介したような理由もありますが、他にも疑った方がいい病気がある場合があるのです。
それは、子宮外妊娠というものです。これは字の通り、子宮とは違う場所に赤ちゃんが出来てしまうというものなのですが、赤ちゃんがいることには変わりはありませんので、妊娠検査薬には陽性の反応が出ます。
しかし、その赤ちゃんのいる場所は子宮ではありませんので、子宮内に赤ちゃんがいないかエコーなどで検査をしてももちろんそこに赤ちゃんは映りません。
ですので、妊娠していないという判断をされてしまうという事があるようですが、その可能性は極めて少ないと言われています。
そしてその発見は初期段階であればあるほど難しく、気付いてもらいにくいものでもあるそうです。また、治療にも時間がかかることから入院が必要になる事もあります。
突然お腹が痛くなったり、性器から出血が続いたりするという症状が表れる場合がありますので、心配になればすぐに病院の先生に相談しましょう。
病院では陰性だったけど妊娠検査薬は陽性なのは妊娠失敗?
妊娠検査薬で陽性がでても、病院は妊娠と判断してくれない理由として疑われるものはもう一つあります。
検査薬が陽性反応であっても、実はあなたの知らないうちに流産をしている可能性があるのです。科学的流産と言われています。
もちろん流産というくらいですから、エコーなどにも映りませんので、妊娠とは判断されません。
しかし、これと言って大きな症状などが無く、妊娠を望んでいたわけでは無い人でも無意識のうちにこの科学的流産になっているという場合もあるほどです。
感覚的には、いつもより生理が遅れてくる。その時にいつもよりちょっと痛かったかな?くらいの程度です。
しかし、これは正確には流産とはカウントされず、あくまで妊娠しかけていたという判断になるそうです。
この科学的妊娠であった場合は、今回は残念ながら妊娠には至らなかったわけですが、次回妊娠できる可能性は十分にあります。諦めないで頑張ってみましょう。
妊娠検査薬の陽性は誤反応で、病院では陰性となる場合もある?
市販の妊娠検査薬は簡単に入手することができ、感度も良く、簡単に自分で検査をすることが出来るいう嬉しいメリットがあります。
しかし、この感度の良さが仇となってしまうことあるのです。
妊娠検査薬には、感度の良さが原因となり、間違った反応をしてしまうことも時々あるのです。
本来反応すべき成分以外の成分やホルモンなどに反応してしまい、その結果陽性と言う反応をしてまうということがあります。
また、検査薬にかけた尿に交じっていた不純物などにも反応し、検査薬を使って時間が経ってから、本来出るべき色と違う色の線が判定結果に表れるというケースもあります。
このような誤反応によって、妊娠していなかったとしても、赤ちゃんが出来ているかのような反応をしてしまう場合があるのです。
病院の検査薬の感度が弱いのは、こういった間違った反応をするのを防ぐためなのかもしれませんね。
病院側が妊娠と判断する基準は、ちょっとシビア!?
いかがでしたでしょうか?このように、妊娠検査薬で陽性反応が出たからと病院へ行っても陰性だと言われるのには、何かの病気が原因であったり、検査薬の問題であったりと様々な理由があります。
そして病院としては、「あなたは妊娠しています」と言うのにはある基準があります。
検査薬で陽性が出て、且つ子宮の中に胎のう(赤ちゃんが包まれている袋のような物)が見られて、その中に赤ちゃんの存在があり、そしてその赤ちゃんの心臓が動いている事が確認できる。
ここまでそろって初めて「おめでとうございます。妊娠しています。」という言葉がかけられるのです。
妊娠検査薬で陽性反応が出ました、おめでとうございます。というのは、ちょっと気が早いという事なのですね。
妊娠の確認には、このように細かな段階を経てはじめて妊娠が認められるのです。
確実な自分の体の状況を把握するためにも、検査薬で出た結果と病院で出た結果をしっかりと確認し、その中で疑問があればすぐ病院の先生へ相談するようにしましょう。