新生児の体重増加が少ない。そんな時の原因と対処法
新生児の成長を確認する乳児健診で、体重増加不良と言われて不安に悩まされているママは少なくはありません。
体重が少ないのを周りの赤ちゃんと比べてしまい余計に気にしてしまうこともあります。
ではどうして体重が増えないのでしょうか。
もちろん個人差はありますが、体重が増えない原因と、体重増加に向けてママができることをまとめました。
このページの目次
新生児の体重増加が少ない原因
いくら授乳を頑張っていても、排尿が多いと栄養もその分出て行ってしまいます。
そしてよく動く赤ちゃんはどの分エネルギーを消費しやすくなる為体重も増加しにくくなります。
理想的な体重増加は、3ヶ月で生まれた時の2倍になっていることが目安になります。
ここまでは赤ちゃんがよく動くということもないので、個人差といった原因がほとんどになります。
しかし1歳までには生まれた時の3倍になるのが理想とされている中で、よく動く、ハイハイが上手な赤ちゃんはとてもスリムになっていくことも少なくありません。
そして離乳食や母乳とミルクのバランスなどによっても、体重は少しずつ変わっていきます。
体重増加不良には、栄養不良や母乳が出にくいことなど、決定的な原因がある場合もありますが、赤ちゃんの体質であったり個人差がある為、極端に小さすぎなければ心配しすぎることはありません。
新生児の体重増加が少ないと困っている時
体重増加が少なく指導を受けてしまっている時。
母乳が出ていないと思いミルクを足したり、授乳回数を多くしたりするママは多いようですが、原因は他にある場合もあります。
排尿の他に汗や老廃物などで、体外に出る水分量が多い為、母乳が足りているのに体重が減る時もあるのです。
尿の色や量を観察することも重要であり、必ずしも母乳やミルクのせいではないのです。
離乳食が始まってからの体重増加不良であれば、食生活を見直す必要があります。
体重を増やすことは、赤ちゃんの成長に直接関わる大切なことになりますので、ママが焦ってしまうのは当たり前ですよね。
食生活については離乳食指導の講習や育児相談で管理栄養士など、身近なプロに相談をするのが一番良いでしょう。
一概に体重が増えないからといって、原因を一つに絞るのではなく、焦らずじっくりと子供に合った方法で改善していくとったスタイルで思いつめないようにしましょう。
新生児の体重増加が少ない。生後月ごとの対策とは
例えば生後4ヶ月頃までの間であれば、母乳とミルクの量を見直すことが挙げられます。
排尿の回数や授乳の回数を、平均や指導の回数にとらわれて泣いてもあげるのを我慢していたりする可能性があるのではないでしょうか。
尿の回数によっては、授乳やミルクの回数を増やしてあげても良いかもしれませんね。
そして5ヶ月以降の赤ちゃんの場合は離乳食の量や質を見直すことと、あまり離乳食をうまく食べられないうちは、ミルクで補うような形にしてみるのも良いです。
こちらも排尿や排便をしっかり管理し、運動量なども含めて毎日食日記や排泄日記などをつけるのも良いですよ。
それでも1歳を過ぎて体重増加が不良の場合は、内臓に異常がある場合も考えられます。
過剰に心配する必要はありませんが、定期的に病院で相談をするようにして、経過をみましょう。
新生児の体重が増えないその他の理由
母乳や離乳食以外にも、赤ちゃんの体重増加不良を起こしてしまう原因があります。
それは部屋の温度が寒すぎたり、反対に暑すぎたりと体温調節に苦しんでいる時です。
赤ちゃんは自力で体温調節をするのにとてもエネルギーを必要とします。
体温管理ができるようになるまでは、赤ちゃんにとって適温である24℃を保つように温度調節を徹底しましょう。
エアコンの種類や家の広さ、一軒家であれば1階と2階の温度差なども気をつけたいところになります。
大人が温度変化を感じられなくても、敏感な赤ちゃんの肌はとても暑さや寒さに弱いのです。
微妙な赤ちゃんの仕草や泣き声、泣き止むまでの時間にもなにかを訴えている可能性が隠されています。
こんな些細な訴えに気づくためには、ママが余裕を持ち経過を見守ることができなくてはいけません。
一人で悩まずに、相談をすることを心がけましょう。
赤ちゃんの成長には個人差がとてもあるということ
周りの赤ちゃんと比べて自分の子供は小さい、大きい、よく泣く、あまり泣かない。
そんな不安をママ達はみんな持っています。
もちろん子育てに悩むことはこの先どんどん増えていきますし、ストレスも増えていきます。
あなただけではなく、子供を持つママはみんな同じなのです。
子供への悩み、母親としての悩み、夫婦としての悩みなど言い出したらきりがないですよね。
健康であれば良いと思っていた頃もあれば、言うことを聞かない子供にイライラしてしまう時もあります。
子育ては楽しいことばかりじゃありません。
それでも自分を選んで生まれてきてくれた赤ちゃんに、感謝の言葉しか出ませんよね。
そんなママだから、赤ちゃんはあなたを選んで生まれてきてくれたのではないでしょうか。
一日に一回は、笑顔で子供と接する時間を作りましょう。
これからも無理せず、頑張ってください。