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実家に同居する時の生活費の相場は?後で揉めないための取り決め

結婚して、どちらかの夫婦の実家に同居するとなると、まず気になるのが生活費です。給料も違えば、住んでいる場所によって住居費も違うため、これが相場というのは中々難しい面があります。

またその生活費として渡すお金については、きちんと取り決めをしておかないと後で揉める元になります。トラブル回避のため取り決めのポイントについて解説いたします。


夫婦のどちらかの実家に同居をする時の生活費の算出方法

ここで二つの考え方があります。

一つ目は内訳を作ってその合計金額で、生活費を算出する方法。

二つ目は、内訳を作らずにざっくりと計算する方法です。

前者は、例えば、住居費にいくら、光熱費、食費、生活雑貨費は折版という風に計算します。これも毎月きちんと計算する方法と、毎月大体このくらいかかるからという事でざっくり計算する方法に分かれます。

メリットは細かく内訳をしているので、例えば光熱費が上がったり、食費が増えたりした時などちょっとした変化に対応ができます。デメリットは計算が面倒です。

後者は、給料の何割かをそのまま生活費として払うという方法です。メリットは計算がないので楽です。デメリットは実家の親が不満に思わないように、実際の折版金額よりやや多めに見積もる必要があります。

結婚して実家に同居する生活費の相場

前述したように、夫婦のお住まいの地域によっても住居費は違います。また、給料も人によってそれぞれですから、一概に負担金額というのは違ってきて当然です。

また同居する実家の経済状況にもよります。例えば、家のローンが残っているか、親世代の収入によって、もしかしたら、負担する金額が違ってくるでしょう。

おおよそ完全同居の夫婦が実家の親に支払うお金の相場は「9万円〜10万円」と言われています。

相場払っていれば、問題ないという事はなく、やはりお金の問題は、始まりの時点である程度キチンと決めておき、その後定期的に見直すようにした方がいいでしょう。

どうしても親世代だと中々お金の負担を増やしてというのは親のプライドで言いにくいものです。しかし、子供の収入が安定していて、親の生活が苦しいと不満を持たれるのは間違いありません。

相場は相場ですが、最終的にはお互いが納得いく金額にした方がいいでしょう。

実家に同居する際に生活費以外に気を付ける事

完全同居をするにあたってリフォームをしたご家庭もあると思います。またリフォーム代金の他にも実家のローンの完済が終わってなければ、場合によってはローンを負担する場合もあるでしょう。

それが生活費として親に渡している中から、親がローンの支払っているレベルであれば、お互い不満に思う事はないはずです。しかし、生活費以外にも親がローンを支払えなくなり肩代わりしたり、ボーナスなどの臨時収入でローンの支払いをした場合は、きちんと取り決めが必要です。

というのも実家の家の名義はあくまでもご両親のモノです。実際にあなた方夫婦が支払っていたとしても同様です。そのためご両親が無くなれば、他の兄弟と遺産分配をしなければいけないのです。

また実家を何かの折に売却する場合も、その売却金額に関する権利もないと言っていいでしょう。

実際、親のローンを肩代わりしたけど、親が亡くなった後に、兄弟と遺産配分で揉める事が少なくないのです。そういう事が嫌であれば、きちんとその実家の共同名義者にしてもらうという事をしていた方がいいでしょう。

実家で両親を同居する時に必要なモノはお金だけではない

完全同居の場合、お互いに風呂もトイレも台所も玄関も共有します。

お互い生活に関する考え方や、生活習慣が違うためお互いにイライラする事もあるでしょう。そのためある程度気遣いは必要になりますが、気遣いすぎるとお互いに息苦しくなってしまいます。

例えば食事の好みはお互いに違いますよね。だからと言って個人が個人で好きなモノと食べていたら、それは家族の食卓とは言えません。

この事を「個食」と呼んでいます。家族なのに同じものを食べない、同じ食卓で食べないという新しい食事形式です。

確かに気軽ではありますが、家族の団欒は失われるでしょう。気兼ねしなくて済むのもいいのですが、お互いに歩み寄っていく姿勢がなければ、やはり家族ではなくただの同居人になってしまいます。

もちろんアレルギーや食事制限のために、別メニューにしなくてはいけない人は別ですが、そうでないならば、自分のルールを通すだけでなく、お互いに受け入れなければ家族にはなれません。

実家で上手に両親と同居する秘訣

まずお金の問題はきちんとお互い腹を割って話し合いましょう。家族の中でお金のやり取りなんて…と思われるかもしれませんが、言いにくいからこそ不満を持たれやすいのも事実です。

相場はおおよそ、「9万〜10万円」と言われていますが、これも夫婦の収入、親の収入、ローンの残金等々によって、変わってきます。

算出方法として、内訳をある程度計算して、その合計金額で生活費を決める方法と、ざっくり金額だけを決めてしまう方法があります。それぞれメリットデメリットはあります。ただ、光熱費や給料、物価など時代によって変化してきますので、決めた金額も数年に一度は見直す事をオススメします。

また、親のローンを代わりに支払っている人は、支払っている事実だけでは家の権利は発生しないので、そこを不満に思うのであれば、実家の所有権の名義に自分を加えてもらうなどしないと、後で親が亡くなって時に、相続税はかかるし、他の兄弟との遺産分配で揉めたりする事になります。

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