妊娠が発覚しても慌てないために、初期症状を見逃すな!
ドラマで妊娠が発覚するシーンの多くは、女性が食べ物の匂いを嗅いだりして突然口を押えて、トイレや洗面所に駆け込むというのが多いですよね。
妊娠の初期症状って、本当につわりなんでしょうか?
自分の人生に大きな影響のある妊娠の初期症状についてご説明いたします。
妊娠が発覚するには?
生理の周期が正確な人は、おおよそ「あれ今月生理が来てない」という事から発覚することが多いようです。
排卵日に行為をすることによって、妊娠をします。もちろんその日に行為をしたから必ず妊娠するとは限りませんが、排卵日前6日以内に行為をして、その次に生理が来ない人は、妊娠を疑った方がいいでしょう。
最近は妊娠検査薬があり、簡単に結果を判断する事が出来ます。結果を判定するには、おおよそ生理予定日から一週間後と言われていますが、最近はもう少し早く使っても検査結果がでるようです。
ただし妊娠の確定はやはり産婦人科に受診してからです。産婦人科では、実際に子宮内にエコー検査にて確認されます。妊娠検査薬はあくまで女性の体の変化について検知するだけなので、確実ではありません。エコー検査が可能なのは、生理日予定日の2週間後からです。
それ以前は受診しても、検査結果が出ずに「またこの日に来てください」という風になる可能性が高いです。
妊娠発覚での初期症状とは?
よくドラマである妊娠の症状の典型である「つわり」はある人と無い人がいます。しかし、ごく初期にあらわれる症状としては「つわり」よりも眠気が強いという人が多いようです。
しかし眠気だけだと、「寝不足だったけ」「最近疲れているのかな?」と考える人が多くて、中々妊娠と結びつける人はいないようです。後から振り返って、あれが初期症状だったんだと感じるケースが多いようです。
ただ、本当に半端でなく眠気がすさまじいらしくて、普段しないはずの昼寝や二度寝をする人が続出だそうです。似たようなケースでは体のだるさを訴える人がいます。そして微熱が出てしまう場合も。総合すると、なんとなく風邪を引いたような感じで全体的に体の調子が悪くなるということでしょう。
また、生理前や生理中の症状としてよく言われる「胸がはる」という症状を感じる人もいます。下腹部の痛みなども症状としてあげる人がいますので、場合によってはPMS症候群かと勘違いする事も。
出血しても生理ではない?
さて前述した初期症状の他に「出血」というケースもあるのです。
出血=生理だから、妊娠したと気が付かない人が多いようです。特徴としては、生理にしては出血量が少ない事です。生理は日によって、量が変わるはずですが、妊娠の初期症状としての出血の場合は、量は一向に変わりません。また、何日たっても生理の出血の量も変わらず普段よりも長引いている場合は妊娠の初期症状の可能性が高いです。
では生理でもないのに何故出血するかというと、妊娠の初期症状にでるこの症状は「着床出血」と言われるものです。
妊娠の過程で、卵子と精子が受精して受精卵になります。これが子宮に着床して妊娠となりますが、この受精卵が着床する時に稀に、絨毛が子宮を傷つけてしまうのです。これが出血の原因です。
しかし必ず妊娠に伴うものでなく、確率的には大体2%ぐらいだそうです。
時期的には生理開始の1週間前から数日前に起こるので、「あれ今回は早い?」と感じるタイミングぐらいにこの着床出血が起こることが多いようです。
妊娠週数の考え方とは?
妊娠は十月十日と言われていますが、ひと月は4週間、つまり28日で計算されます。
そしてここが重要ですが、妊娠週数の起点日です。
それは妊娠が発覚した日ではありません。また受精した日でもないのです。
妊娠週数の起点日は最終生理日の開始日です。だから、先ほどの説明を例にあげると、28日周期の人は、生理開始予定日は最終生理日の28日後のはずです。ここで妊娠4週目、つまり28日目です。
だからおおよそ早い人はこの頃に妊娠の発覚を感じているので、大概は妊娠1ヶ月〜2ヶ月のはじめぐらいに妊娠を認識します。
そして、この起点日に合わせて、出産予定日も計算されます。
意外に生理開始日というのは重要なのですね。
産婦人科でも必ず質問されますので、なんとなくしか覚えていない人は注意した方がいいでしょう。生理開始日は、女性の排卵や妊娠の周期の起点になりますので、せめてこの日ぐらいは毎月記録をする習慣を身に着けるようしましょう。
最近は生理開始日と終了日を入力すると、排卵日や妊娠しやすい日など計算してくれるアプリも出ているので是非活用してください。
妊娠の症状を感じた場合に気を付ける事
妊娠初期症状を感じたり、妊娠検査薬で陽性反応がでた人は、病院で検査するまでの間も気を付けるべきことがたくさんあります。
まずは薬の服用は出来る限り中止します。おなかの赤ちゃんに影響が出る可能性があります。そのため、自分の命にかかわらないものは出来るだけ服用するのは避けましょう。サプリも同様です。塗り薬や湿布薬の中にも影響があるものもありますので、薬の使用には注意が必要です。
そして飲酒。やはりアルコールは悪影響のみと言われています。妊娠と気が付かない間に摂取したものは仕方ありませんが、発覚した時点からは少なくとも飲むのはやめるべきです。喫煙も同様です。
またカフェインも摂取を控えたほうがいいものです。コーヒー、紅茶だけでなく、ウーロン茶や緑茶にもかなり入っていますので、日に1杯くらいは問題ないと言われていますが、それ以上は増やさない方がいいでしょう。
そして睡眠はしっかりとるように心掛けます。体が変化していく時期なので、色々と労わる配慮が必要です。