妊婦も映画を見よう!オススメ映画と映画館での過ごし方
妊婦だって映画が見たいですよね。
もちろん家でゆっくりDVDを見てもいいですし、映画館で集中してみたっていいのです。
ここでは、おうち派のためのオススメ映画と、映画館派の映画館での注意点についてご説明いたします。
このページの目次
妊婦に映画は胎教に問題ない?
妊婦だからと言って、クラシックを聴きながら、静かに家で大人しくする必要はありません。見たい映画を見てもいいし、映画館にだって行ってもいいのです。
でも、刺激のある映画は胎教に悪くない?
赤ちゃんも外の音は聞こえると言われているので、気を遣うママが多いですが、基本的に羊水の中にいるので、外の音よりも、ママの体内の音の方がよく聞こえるそうです。
音よりも問題は、ママのストレスと気温の変化です。ママのストレスは赤ちゃんへと影響がありますので、多少刺激がある映画でも、ママがストレス解消になってハッピーな気分になった方が赤ちゃんにもいい影響になります。
では「妊婦が映画館に行って大丈夫?」という疑問に関しては、特に妊婦が映画を見ることは禁止事項ではないのです。ただ映画館はどうしても館内に階段があり、上映中は暗くなるので転ばないようには気を付けましょう。
また、いくらストレス解消とはいえ、あまりドキドキハラハラする映画だと、ママの気分が赤ちゃんにも移って、赤ちゃんもドキドキしてしまうので、映画を選ぶ時は注意しましょう。
妊婦が映画館での過ごし方
まずは先ほどご説明した気温の変化です。映画館はどうしても、空調が利きすぎるので、何か羽織るものやストールなどは持参しましょう。
席は出入り口傍の端の席が便利です。どうしても映画の途中にトイレに行きたくなることもあると思います。その際気軽に立って、戻ってこれますので、オススメです。
また映画館はどうしても不特定多数の人間と接触する場所です。季節によってはインフルエンザや何か他の感染症にかかる恐れがあります。インフルエンザが蔓延している時期や、他の感染症が流行っている時は、映画館など大勢の人と接触する場所は避けた方がいいでしょう。
さて妊婦にオススメの映画の選び方です。
まず、多少の刺激はスパイスですが、あまりにも刺激が強いとおなかが張ったりすることもあるので、ショッキングな映像が多い、ホラー系は避けた方がいいでしょう。
オススメはハリウッド大作映画のように、ラストは必ずハッピーになる映画です。映画が見終わったら「楽しかった」と思える映画がオススメです。
おうち派妊婦のためのオススメ映画 ドラマ編
妊婦のオススメ映画に必ずランクインする「JUNO(ジュノ)」
16歳で妊娠して、出産を決意したものの育てられないので、理想の里親を探します。基本コメディですから笑えるのですが、時に妊婦のつらさや世間の目にうんざりする主人公が、子供っぽい主人公が親になる重みを感じるシーンなど、妊婦ならではの共感できるシーンも多数あり、いつの間にか目から涙なんて事も。頑張ろうと元気をもらえます。
そして思い切り泣きたい時は「ポネット」です。
これは、4歳の女の子が主人公。ママが死んだばかりで、でも何故ママがいないかよく理解できていません。だから友達同士と話したりして、ママがどうしたら戻ってくるかを一生懸命考えます。そのうちママが戻ってこない=死というのを理解するのですが、それまでの健気な言動に涙、涙、涙です。
ちなみにこの映画の主演の女の子は、この映画の演技が認められ、たった5歳にも関わらず、ベネツィア映画祭で堂々の主演女優賞を受賞しています。
おうち派妊婦のためのオススメ映画 ドキュメンタリー編
あまりドキュメンタリー映画を見ない人もこれを機会に如何ですか?オススメ妊婦映画があります。
「プルミエール 私たちの出産」という映画は、世界10か国で色んな環境や状態で出産までの妊婦の姿を追ったドキュメンタリーです。ディズニーだけあって、「生命」「出産」などをやや過剰に礼讃気味ではありますが、色んな出産に関する考え方や方法があって面白いです。
例えば、イルカと一緒に出産を望む女性、砂漠で出産する遊牧民の女性、産院でなく、産婆さんがいる施設でみなと一緒に暮らして産む女性、出産もこの方法という決まった方法はないのだなあと勉強になります。
そして、もう一つが「ちいさな哲学者たち」
これはフランスで実際に幼稚園で園児たちに哲学の授業をした1年間を追ったもの。哲学といっても哲学者の名前を暗記させるというのではなく、自分たちで「愛」「生命」などについて意見を出させるもの。子供たちの無邪気さと意外に深い言動に笑ったり、びっくりしたり。是非生まれてくる子供にもこの授業を受けさせたいと願う事必須です。
妊婦にオススメしない映画
妊婦がみる映画ジャンルはファミリー映画でもいいですし、アクション、サスペンス映画でも何でもいいのですが、やはりラストはハッピーにならない映画は避けた方がいいでしょう。
名作と言われる映画の中には、「人生って何だろう」「生きるって何だろう」と真剣に考えさせてくれるものもあります。それはとても大切な映画経験ではあるのですが、ナーバス気味な妊婦にはオススメできません。せっかくの気分転換が落ち込む元ではしかたありません。
またアクションやサスペンス映画の中には、子供が誘拐されたり、犠牲になる映画というのもあります。これも今までも平気だったのに、おなかに子供がいるという状態ではやけにつらいと感じる時があります。これも助かればいいのですが、主人公が復讐に走るストーリーの場合は、大概殺されてしまいます。
これも気分が沈む元になりますので、避けた方がいいでしょう。
とにかく、映画を見たらハッピー、気分が上がるぜ!という映画を選びましょう。