間に合うか!?娘のトイレトレーニングと息子の切迫早産
51歳/フルタイムパート
2人目を妊娠した時の話です。出産まで順調にいくと上の娘とは2歳5ヶ月差。
おむつ代が2人分となると、かなりの費用がかかると考えた私は出産までに娘のおむつを外そうとトイレトレーニングを開始しました。
気持ちに余裕が無いのが娘に伝わるのか全然上手くいきません。狭いトイレで娘を日に何度も抱き上げるうち、出血が…。
切迫早産により緊急入院する事に!
緊急で入院。切迫早産でした。子宮の収縮を止める為の点滴に繋がれ、切迫早産ママのみの6人部屋に。
皆さん長く入院されているようで、小さなコミュニティができていました。同じ理由で入院しているせいか、私もすんなり溶け込むことができました。
トイレに行くのも診察に行くのもどこに行くにも点滴と一緒。私達のなかでは“ツーリング”と呼んでいました。
食事は出産された方と同じ物、同じ量でした。さすがに私達切迫チームは赤ちゃんがまだお腹の中にいるので苦しくなってたくさんは食べられません。
更に出産後に母乳がたくさん出るように…と夜食まで出るのです。夕食でお腹いっぱいでとても食べられません。
夜食は毎晩夜の面会に来た夫のお腹に収まり、母乳ではなく夫のお腹が出るという顛末になりました。
さっさと帰る娘の後ろ姿に淋しさと安心感
昼間の面会時間。娘は義母と一緒に面会に来ました。病室に着くなり、お見舞いのゼリーや果物を散々食べ、更に売店で義母にアイスをねだり、面会終了時間になると「バイバ〜イ」と手を振ってさっさと帰ってしまいました。
”こらこら、他のママのお子さん達は涙、涙のお別れをしているではないか?なんてあっさりした娘なんだ。“と少し淋しいな…とも思いましたが、逆に泣かれるよりは安心して入院できました。
そんな娘のおかげもあり、心配事も無く、精神状態も良かったのか、心身ともに安静にでき、点滴も直ぐに外れ、薬だけで妊娠を継続できると先生に診断していただきました。
2週間の入院生活。入口すぐのベッドに入院した新参者は毎日の消灯係の仕事を全うし、無事に退院しました。
息子を無事に出産し娘はあっさりおむつ卒業
早産になりかけた息子は40週しっかりお腹の中に。出産後、娘はあっさりおむつを卒業。全く焦る必要はありませんでした。
私は2週間で退院し、普通に生活することができましたが、少しも無理ができないママさんもいました。
あまりにも短い入院生活で普通に話をするくらいで、連絡先を聞いたりするまではいかなかったですが、皆無事に出産できたと信じています。
妊娠することもそうですが、ただただ妊娠を継続させることにも難しい現実もあることを知ることができた出来事でした。
- 出産時の体験談