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タイミングを見極めて!不育症の検査はいつする?費用や内容

子供の欲しい女性にとって、「不育症」は不妊症に並んで、宣告されるのが恐ろしい症状。

でもきちんと検査を受けて欲しい。結果をする事できっと対処方法も見つかります。

いつどのような検査がされるのか?いくらかかるか?など知りたい人へ、是非参考にしていただきたい不育症のあれこれをご説明いたします。

不育症とは?いつ検査すべき?

せっかく授かった命が、体で育たない、流産や死産を繰り返す。

女性にとってはつらい経験です。しかし、それが繰り返すようならば、一度「不育症」の可能性を検討したほうがいいでしょう。

あまり聞きなれない言葉である「不育症」。

定義は医学会でもまだ明確に決まっていません。しかし一般的に2度続いて流産するようならば、「不育症」の疑いがあると考えた方がいいでしょう。

これは出産経験のあるなしに関係ありません。一度出産経験をしても、2回以上連続して流産するようなら、やはりこの病気の疑いがあります。

恐らくかかりつけのお医者さんも、2回以上連続して流産や死産を経験すると、「不育症」の疑いを持って、検査を進める人も多いと思います。もし勧められたら、是非検査を受けた方がいいでしょう。

人間の心理としては、「疑い」は「疑い」の方が気楽です。しかし、そのままにしておいても不安は不安のままです。もしそうだった場合を考慮して勇気を出して検査を受けましょう。

不育症の検査内容とは?-血液検査の場合

不育症の検査は大きく二つの検査に分かれています。

一つ目は血液検査です。流産の理由の多いのは「胎児の染色体異常」というのがあります。これは残念ながら、胎児の染色体が異常の場合、そのままでは胎児が生きるのが難しい場合、体のメカニズムで流産することになります。そのため、血液検査では染色体異常についての検査が行われます。これは夫婦とも受けなくてはいけません。

この血液検査では他にも、糖尿病や血液凝固因子があるかどうかの検査も行います。

これは母体である女性だけの検査です。また女性だけの検査にホルモン検査や抗リン脂質抗体検査もあります。抗リン脂質抗体検査というのは、免疫異常により血液が凝固しやすいかどうかを確認する検査です。前述にも似たような検査がありますが、原因が違います。
というのも血液が凝固しやすい人は、胎児への酸素や栄養補給が不足しやすいからです。

またこの血液検査では卵巣機能についても検査します。卵巣機能やホルモンについては、生理中に実施する必要があります。つまりタイミングが大切なのです。

不育症はいつどのタイミングで検査すべき?

女性は時期によってホルモンの値が変わります。これは生理や排卵と密接した関係があります。そのため、思い立ったらすぐ検査という訳にはいきません。

少なくとも流産してから、1回目以降の生理以降になります。

生理や高温期でないと正しい検査が出来ないため、女性は自分の周期を理解している必要があります。そのためには、基礎体温をつけておきましょう。

基礎体温は、起きてすぐ体温を測る必要があります。排卵を境に低温期と高温期に分かれます。基礎体温は正常にホルモンが機能しているかの指針にもなりますので、毎日は大変ですが、是非実施すべき事柄です。最近の基礎体温計は、メモリー機能もあり、軽く1ヶ月は記録が残ります。最終的には、表にした方が見やすいのですが、とりあえずは体温を測ることから始めましょう。

病院の検査のスケジュールと、あなたの生理周期が上手く合わないと、次のサイクルまで待つ必要があります。そのため、上手くスケジューリング出来ない場合は、次のサイクルまで持ち越しになりますので、2か月近く検査が掛かってしまうこともあります。

不育症の検査内容は?-子宮形態検査

不育症の検査内容の二つ目は子宮形態検査です。

まずは子宮の形の異常がないかを確認するために、「子宮卵管造影検査」をします。子宮に造影剤を入れて、レントゲンを撮ります。そのために、まず子宮にバルーンを入れます。そのため、痛みを伴う場合もありますが、かなり個人差が出ます。中には、ちょっと鈍い痛みレベルという人から激痛と感じる人も。ただし痛みを感じる人の傾向としては、卵管に問題を抱えている人が多いようです。

痛みに弱い人は事前に医者に相談しておきましょう。

他にも子宮内膜を検査するために、「超音波検査」をします。妊娠の経験のある方なら、膣内にプローブを入れて、モニターに膣内が表示されるのを見た事があると思います。

また、子宮内に病変を確認するために、「子宮鏡検査」も行います。これは胃カメラの子宮版と考えていただくと、イメージしやすいかもしれません。大体直径約3〜5㎜ぐらいのファイバースコープを入れます。これもモニターを見ながら確認することができます。

不育症の検査費用は?

健康診断や人間ドックは保険の適用外になりますから、結構な費用になりますね。

逆に具合が悪い時に原因を突き止める場合に受けた検査などは保険の適用内になりますので比較的安価で済みます。

多くの場合は、不育症の検査は保険の適用内ですが、やはり特殊な検査になると、保険の適用外になる事もあります。

もちろん医者としては、まず適用内の検査から行い、それでも原因が特定できなければ、保険の適用外の検査をせざるをえません。またこの適用の範囲は結構病院によっても変わってくるので、一概にはいうことはできません。

そのため、もし費用が不安な人は、事前にどのような検査をするのか、その費用はどのくらになるかを医者に確認したほうがいいでしょう。

また不妊治療をしていた人なら、すでに受けた検査項目があるかもしれませんので、同じ病院で受けた方が費用が抑える事ができる事もあります。

受ける病院や受ける検査の内容によって大きく個人差がでますが、おおよその検査費用の目安として2万円〜10万円、平均5万円ぐらいと考えていただければと思います。

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