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赤ちゃんが寝返りをはじめる前に 窒息事故を防止しよう

2016.5.26

月齢が浅い赤ちゃんを襲う不慮の事故で、一番多いのが睡眠中の窒息です。

しかし、寝返りを打てるようになってからも、誤飲が原因となる窒息事故は多発し、時にその愛しい命を失う事態を引き起こします。

このような窒息事故を防止する方法について、詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんを襲う窒息事故 寝返りをはじめる頃から特に注意を!

産まれたばかりの頃は、まだ首も座らないために頼りなく、抱かれるまま・寝かされるままの状態で一日の大半を過ごす赤ちゃん。

それから徐々に首が座り、寝返りをする頃になってくると、自発的な笑顔も見え始め、可愛さに磨きがかかってきます。

こうした赤ちゃんの成長が見て取れると、普段の苦労も報われるように感じる親御さんも多いのではないでしょうか?

ただ、体を自分で動かすことをはじめた赤ちゃんには、これまでなかった多数の危険があることを、見守る大人は絶対に忘れてはいけません。

赤ちゃんの動きは大人には予測不可能ですし、昨日出来なかったことが、今日、そして今この瞬間に出来るようになる可能性だってあるからです。

赤ちゃんを襲う不慮の事故の原因は、一番多いのが窒息(誤飲によるものを含む)、続いて誤飲、転落、転倒…と続きます。

どれも、親御さんが目を離した一瞬の隙を狙ったかのように起きる事故です。

かと言って、赤ちゃんを24時間眠らずに監視することは不可能ですし、何が起きるか分からないから不安で、お父さん・お母さんがノイローゼになるほど思いつめるのも、また健康的はありません。

重要なのは、”はじめからこうした事故が起きない環境”を作ること、です。

では、窒息事故を起こさないためには、どのような点に気をつけるべきかを見ていきましょう。

赤ちゃんの事故死の原因、溢乳による窒息死が1位という結果も…

窒息は、寝返りをはじめる頃(多くの場合生後4ヶ月から7ヶ月の間)だけでなく、常に起こる危険性のある事故です。

  • 溢乳で吐いた乳汁が気管に流れて詰まる
  • 大人用
  • 柔らかすぎる寝具(敷布団、掛け布団、枕)や、枕元のタオルやぬいぐるみに埋もれてしまう
  • 首が座らないうちにあおむけに寝かせる
  • 誤飲したものが気管に入り気管を詰まらせる

中でも、溢乳による窒息死は、乳幼児の死因の1位、しかも全体の6割を占めるほどの数である、という分析結果も存在するほどです。

溢乳は、赤ちゃんはまだ自分でげっぷができないこと、胃の入り口にある胃の内容物の逆流を防ぐための筋肉が未成熟であること、胃の形そのものが未熟であるためにおこります。

そのため、授乳後しばらくしてから、一緒に飲み込んだ空気が一気に吐き出され、同時に母乳やミルクを吐き出してしまうのです。

ですから、授乳後にげっぷをさせずにすぐに寝かせてしまうことは、とても危険です。

卒乳するまでは、おっぱいやミルクを飲ませた後はすぐに寝かしつけず、げっぷをさせるのを忘れない必要があります。

うちの子はなかなかげっぷをしない、げっぷを出す前に寝てしまった、という場合には、”赤ちゃんの体の右側が下になるように”丸めたバスタオルなどを左側の背中に置いてほんの少し高低差をつけると、窒息の危険性を低くし、かつミルクの消化を助けられます。

赤ちゃんの眠る場所は”最低限”がキーワード

まだ首がすわらない赤ちゃんにとって、睡眠中の窒息の原因は溢乳だけではありません。

続いて多い原因は、寝具やタオル、ぬいぐるみなどが原因になるケースです。

現在販売、またはレンタルされているような赤ちゃん用の寝具のほとんどは、一瞬大人が「こんな硬さや薄さでいいの?」と思うほど硬めの敷布団や、薄い掛け布団になっています。

これは、赤ちゃんの頭が寝具に埋もれてしまい、窒息するのを防ぐためのものなのです。

「うちの子の月齢は、まだ寝返りの頃に差し掛かっていないから平気」と考えるのは危険です。

体が軽い赤ちゃんは、手足をばたつかせた結果、反動で偶然寝返りをしてしまい、結果うつ伏せになってしまうことがあるからです。

しかし、首が座っていないため、うつ伏せから仰向けに復帰できず、間違って口と鼻が塞がっても、そこから抜け出すことが出来ません。

泣いて異常を知らせたくても、力が弱いために声も小さく、親が気付いた時には…というケースは、悲しいことにいくつも存在するのです。

以上を踏まえた結論として、

  • そもそも眠る場所には寝具のみを置く
  • 溢乳予防
  • 汗の拭き取りなどに使うタオル、ぬいぐるみなどは、子供が寝付いたら手の届かない場所に置く
  • 掛け布団を蹴り飛ばしてしまうのであれば、スリーパーなどに切り替える
  • シーツは敷布団にぴったりのものを選び、たるみがないようにする

このような対策をとるといいでしょう。

親の寝返りで赤ちゃんが… 添い寝のメリットとデメリット

生まれてから1ヶ月が経ち、新生児期を過ぎた頃から、夜は親が赤ちゃんと一緒に眠る添い寝をする家庭もあるでしょう。

添い寝は親子の間をぐっと近付けるだけでなく、体全体でスキンシップをしつつ眠れることで、子供に大きな安心感を得ることが出来る、とてもいい手段です。

親の立場からしても、赤ちゃんに何か異常があればすぐ気付けますし、母乳の出るお母さんであれば、さっと”添い乳”をすることが出来るため、大きなメリットを感じる人も多いでしょう。

ただ、赤ちゃんとの添い寝にも、窒息を引き起こすデメリットがあります。

先に述べた通り、大人用の寝具は赤ちゃんにとって、窒息を招く危険なものに成り得ます。

が、問題はこれに留まりません。

親の寝返りによって赤ちゃんがつられて動いてうつ伏せになってしまったり、親の衣類が顔にかかって息が出来なくなる、覆いかぶさられた状態になったり、挟まったり…という状態を引き起こす可能性があるからです。

また、寝かしつけにとても有効な添い乳をすると、そのまま眠りにつくためにげっぷをする機会がなく、溢乳の危険性も出てきます。

このように、添い寝にはメリットもありますが、多くのデメリットもあることを十分理解し、正しい方法で行う必要があります。

赤ちゃんが寝返りするようになったら、誤飲による窒息に注意!

首が座り、自由に仰向け・うつ伏せと寝返りが打てるようになったら、こうした睡眠中の窒息事故は減る傾向があります。

苦しければ体勢を変えることが出来るようになるからです。

しかし、逆に増えてくるのが、”誤飲”による窒息事故です。

誤飲とは、食べ物ではないもの(あるいは子供には適さない食品や飲み物)を間違って飲み込んでしまう事故を指しますが、飲み込んだものが何なのか、またその大きさによっては緊急の手術が必要になることもある、とても恐ろしい事態です。

更に、その飲み込んだものが気管に入ってしまった場合には、窒息が起きてしまうのです。

寝返りができる月齢の子供は、身の回りのものの何にでも興味を持ちます。

そして、ほぼ必ず、自分の口に入れようとします。

これは赤ちゃんの脳の発達として正しい行動で、視覚・聴覚・嗅覚・触覚に加え、舌で感じることで物事を見分けているのです。

この認識行動を”共感覚”と呼ぶのですが、問題は好奇心の赴くまま、何でも口に運んでしまう点です。

例え親が駄目だと言っても、まだ「駄目」がどういう意味を持つ言葉なのか、そもそも何故それを口に運ぶことを親が止めるのか、理解できません。

ですから、誤飲を防ぐためには、まず赤ちゃんが口に運んではいけないものを、赤ちゃんの手が届く場所に置かないようにしなければなりません。

赤ちゃんが誤飲を起こしやすいものはどんなもの?

子供の口の大きさ(口腔)は、3歳の時点で平均して直径39mm、喉の奥までは51mmである、と言われています。

勿論、これには個人差がありますが、身近で一番近いものはトイレットペーパーの芯です(自治体から受け取る母子手帳にも、この大きさを示すスケールがついていることがあります)。

この芯の大きさにすっぽりはまるものや、細長いもの、柔らかいが噛みきれないもの(紐やゴム製品)などは、赤ちゃんの手の届かない場所に置く習慣を、赤ちゃんと共に暮らす家族は徹底しなければなりません。

よく誤飲するものとしては

硬貨、電池、マグネット、煙草といった小さな生活用品

ボタン、指輪、ネックレスなどの貴金属

キャンディー、ナッツ類(固い豆類含む)など、赤ちゃんに適さない食品

ちぎった紙、ラップの切れ端、ビニール袋

が挙げられます。

どれも、大人にとっては身の回りにあることが当然で、”そこにあることを意識しない”ものだと言えますね。

こうしたものが、一番危ないのです。

仮に、気管に詰まらなかったとしても、食道や胃腸で詰まったり、中毒を起こす可能性だってあります。

また、誤飲ではなくても、離乳食として与えた食べ物が詰まることもありますから、自分で噛み砕くことが出来ないうちは、予め小さく切ったり、煮潰して与える必要があります。

赤ちゃんが窒息を起こした!?どう処置すべきか

もし、子供が誤飲をし、それが気管に入ってしまったと疑われる時は、どう対処をすべきでしょうか。

窒息を起こしている場合、赤ちゃんの顔色が悪くなり、苦しそうに浅く短い呼吸をする、呼吸音がおかしい、声が出せないといった症状が現れます。

これに気付いた時点で、即119番に通報する必要があります。

その上で、意識があるならば異物を取るため、”胸部突き上げ法”と”背部叩打法”という、異物を取るための処置を行い、意識がなければ”心肺蘇生法”を行う必要があります。

もし窒息を起こしていない場合でも、飲み込んだ物によっては同じく緊急に医師の処置が必要になります。

こうした情報は、母子手帳に記載されていますから、事故が起きる前に、一度母子手帳に目を通し、どんな情報がどのページに書かれているかだけでも、把握しておくようにしましょう。

愛しい赤ちゃんを、わざわざ危険な目に合わせたいと思う親は存在しません。

それでも、こうした赤ちゃんを襲う事故というものは、いつ何時起きるか分かりません。

「まさかこんなことで」

「絶対大丈夫だと思った」

こうした言葉を口にする機会に出会わないためにも、赤ちゃんが動き出す前に、もう一度生活環境を見直し、窒息事故から赤ちゃんを守りましょう。

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