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帝王切開の費用、保険なしの場合は全額実費なの!?使える制度は

2017.9.22

今や、日本で出産する女性の5人に1人は帝王切開での出産となっています。

自然分娩を希望していても、様々な理由によって帝王切開となることは十分にありえます。それを踏まえて医療保険に加入しておくのは懸命です。しかし、未加入の状態ですでに妊娠している場合、加入が難しくなります。

そしていざ未加入で帝王切開での分娩が決まったら、お金の心配をしなくてはなりませんね。

では、民間の保険なしの場合、全額実費で多額の手術費用を負担しなければならないのでしょうか?実際どれくらいの負担になるのでしょう。


保険なしなのに帝王切開が決まった!費用が心配・・。

医療技術の進歩により安全な帝王切開手術が行えるようになったこと、晩婚化が進んでいること、女性の体系が「細長型」で難産傾向にあることなどから、帝王切開での分娩が増えています。この20年で、倍にもなっているそうです。

妊娠中、早い段階で帝王切開分娩が決定される理由の中には、どんなことが挙げられるのでしょうか。

まず逆子であったり、 巨大児 、双子や三つ子などの多胎妊娠のようにお産が大変なことが予想される場合、スムーズな出産のために帝王切開が選択されることがあります。

また前置胎盤といって、子宮口に胎盤が重なってしまい赤ちゃんが出てこられない状況では、切開して取り上げます。 高齢出産であったり、 母親が何らかの合併症や感染症にかかっている場合も、母体の安全を考慮し手術となります。

今回の出産の前の分娩が帝王切開だった場合も、自然分娩できません。

自然分娩だと思っていたのに―保険なしで急な帝王切開が決定!費用は?

保険未加入だったけれど、自然分娩ができると期待していたのに、後になって緊急に帝王切開になったというケースももちろんあります。保険に入っていれば費用の面で心配する事も少ないのですが、未加入だとどうなるのでしょうか。

まず、どんなときに緊急手術となるのでしょう。

赤ちゃんに栄養を送る”胎盤”は、出産後30分もすれば自然に子宮の壁から剥がれ出てきます。しかし、まだ赤ちゃんがお腹に居るのに、胎盤が壁から剥がれてしまうことがあり、これを”常位胎盤早期剥離”といいます。こうなってしまうと、赤ちゃんは栄養や酸素をもらえなくなりキケンです。 この場合、緊急に切開し赤ちゃんを取り出してあげなくてはなりません。

また出産時の”回旋異常”の場合も、緊急で手術になります。赤ちゃんが産道を通って降りてくるときは、ねじれるように回りながら出てきます。この動きがうまくいかなかったとき、赤ちゃんが長時間産道で詰まった状態になると危険ですので、帝王切開に踏み切ります。

未熟児であったり、赤ちゃんの健康状態が優れないために赤ちゃん自身がお産に耐えられなさそうな場合も手術で取り出してあげます。

このように、出産中に緊急的に帝王切開に切り替えるという判断も、珍しいことではありません。そうなればそれはお願いするしかないですし、お産の途中で言われても、保険や費用のことなんて考えられませんよね。そして後になって、「どうしよう・・」と不安になるかもしれません。

帝王切開の費用は自然分娩に比べてどれくらい高額になる?保険なしでの自己負担額は?

一般的な自然分娩での出産費用は40万〜70万円といわれています。新生児に黄疸が出て処置が必要になったり、何らかの理由で母親か赤ちゃんの入院が1日延びるということもなくはないので、安くても50万円前後は見ておくべきでしょう。

では帝王切開は何故、自然分娩より高くついてしまうのでしょうか?

基本的に手術の費用自体は”22万1600円”と決まっています。この手術費用については、民間の保険に入っていなくても、国民保険の適用がなされます。ですから、手術の費用の実費負担はこの3割となります。

しかし、このあとの入院が自然分娩の母子と比べ倍近く長くなってしまうことや、母親の手術跡のケアも必要であることから、自然分娩より高額になってしまうのです。

さまざまなアフターケア・入院費を含めると、最終的に50〜100万円と自然分娩より高額な費用になってきます。しかし安心していただきたいのは、先に述べたように手術費用には国民健康保険が適用されること、市から給付される「出産一時金」や、また「高額療養費制度」を利用する事ができるかもしれません。

これらをうまく使うことで、実費負担額を最低限に抑える事が出来ます。

民間保険未加入でも、公的健康保険の制度をうまく使って負担を抑える!

国民健康保険の加入者や被扶養配偶者、被扶養者なら、自然分娩・帝王切開に限らず、42万円の「出産一時金」を受け取ることができます。市から産院に直接支払ってもらう事もできますし、出産費用を全額立て替えておいて後で受け取ることもできます。

例えば産院から50万円の請求をされた場合、実際にかかる実費負担は8万円というわけです。

帝王切開で多額の費用がかかってしまった場合は「高額療養費制度」の対象となる場合があるので、産院や役所で相談してみましょう。対象者の所得区分に応じて自己負担限度額が変わりますが、帝王切開の費用がその自己負担額を超えると、その分を払い戻してもらえます。

この高額療養費制度には結構細かいルールがあります。例えば入院と通院は計算が別であったり、入院中の食事代やベッドの料金は含まれないなどです。これが利用できれば、高額な費用も大分楽になることでしょう。

あまり心配しすぎないで!突然の帝王切開でも赤ちゃん第一に

赤ちゃんを出産するという大舞台、あまり費用の事などで心配したくないですね。赤ちゃんの健康だけを考えてあげたいものです。

上記のような制度を利用することにより自己負担額は心配しているより少ない事もあります。実際のところ、「自然分娩とあまり変わらなかった。」というお話もあるようです。

産院により、元々の請求額が違うのでそういったことが起こるのかもしれません。また、初産婦より経産婦の方が入院日数が少ないので費用が安くなる、といったこともあります。病院によって基本的な金額が違うので、予め帝王切開になった場合の大まかな金額を確認しておいた方が良いかもしれません。

また、「自然分娩の費用なら払えるから」と少しリッチな産院を選んでいた場合、後になって帝王切開に決まり、どうしても高額になって厳しい場合は、医師に相談して分娩する産院を変えてもらうこともできるかもしれません。

ご参考までにですが、筆者が初めて出産したときの実費負担額は、自然分娩で8万円ほどでした。現在妊娠中で、経産婦ですので、今回の出産は6万円ほどになるようです。

もし帝王切開になった場合、実費負担は14万円ほどのお支払いになるそうです。予定の倍ほどの金額になりますが、何十万という請求があるわけでないのを知ってほっとしました。もし不安なようであれば、最低・最高でいくらかかるか、早めに確認しておく事をおすすめします。

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