母親の愚痴は子供に悪影響を与える理由と対策方法
母親が子供に愚痴を言うことで悪影響を与えることが多いと分っていても、ついストレスから愚痴を言ってしまうこともあります。
自分がしっかりとした母親になろうとするストレスから、愚痴を言いたくなることもありますが、できるだけ言わないようにすることが大切です。
そこで母親の愚痴が子供に与える悪影響と対策について紹介します。
このページの目次
母親の愚痴は子供にとって百害あって一利なし!
母親として子供に愚痴を言ってしまうことは、百害あって一利なしだという意識を持って接しましょう。
自分が子供と接する時に愚痴をいいたくなるのは、自分の思い通りに子供を育てたいという希望があるからかもしれません。
子育てを頑張っているのに何で子供は言うことを聞いてくれないのか、自分の思った通りに育ってくれないのかとストレスを感じることもあります。
自分が子供時代のことを思い出してみると、親の言うことを聞かないことはよくありましたし、怒られることもあったはずです。
自分が昔のことを思い出してみると、怒られたり叱られることはあっても、愚痴を言われることはなかったはずです。
愚痴は自分のストレスを発散させるためのものなので、子供に対しての愛情は一切ありません。
怒ったり叱ることと愚痴は全く違うので、子供に対しては愚痴を言わないように意識することは大切です。
子供は母親の愚痴を真に受けてしまう
子供にとって親の存在は一番身近に感じる人なので、母親の言うことを聞こうとします。
そのため怒られたり叱られたら素直に謝って、直そうとするはずです。
もし母親が子供に対して愚痴を言ってしまうと、子供はその愚痴を真に受けてしまいます。
愚痴は子供に対して改善策ではなく、自分のストレスに思っていることをただ言っているだけなので、子供にはないも良いことはありません。
「何でできないの」と愚痴を子供に言っても、子供は謝りはしますがどうすればいいか分かりません。
「これをやったらいけないから、次からやらないようにしよう」と具体的に叱ることによって、子供はしっかりと理解してくれます。
子供ができないことに対して自分の心の声を言葉に出しても、子供は自分はできない子なんだと真に受けてしまいます。
子供には愚痴を言うのではなく、次にどくすれば直るのかを具体的に説明することが大切です。
子供にとって母親の愚痴はずっと心に残ってしまう
子供にとって母親の言葉は頭の片隅に残っているものなので、いつまでも愚痴を言われたことを覚えているものです。
家族として一緒に住み続けていれば、喧嘩をしたり怒ったりすることもありますが、母親の愚痴に対しては子供は聞くことしかできません。
いつまでも母親に愚痴を言われたことを覚えていますし、愚痴を言われることで自分がダメな人だと思い込んでしまいます。
愚痴を言われると自分に自信が持てなくなるので、親の子育てとしては悪い見本となります。
できるだけ子供は褒めて良い部分を伸ばすことで、いろいろな可能性を見つけ出すことができるからです。
自分に自信が持てないように育ててしまうと、何でもやろうとしなくなるので、可能性もどんどんと狭まってしまいます。
子供にとって母親の愚痴はトラウマになる可能性もあるので、子供の成長のためにも愚痴は言わないように普段から意識しておきましょう。
愚痴を言われることで愛情を感じなく育ってしまう
人から愚痴を言われるとその人に対して好感を持たなくなりますが、母親から愚痴を言われることで愛情を感じなくなってしまいます。
母親としてはちょっとストレスを感じていたから、つい子供に対して愚痴を言ってしまったのかもしれませんが、子供はまさか母親から愚痴を言われるとは思っていなかったのでショックを受けます。
思いがけないショックは心に深い傷跡を残すこともあるので、母親の言葉によって愛情を感じなくなってしまう可能性もあります。
その後母親がいくら子供に優しく接しようとも、どうせ自分のことを愛していないと思い込んでしまうので、心を閉ざしてしまう可能性もあります。
それほどまでに母親の言葉は子供にとって大きな影響があるものですし、母親は愛をくれる存在だと思っています。
母親から愛ではなく愚痴を言われることでショックを受けるので、愚痴ではなく愛情をたっぷりと注いで育てたいものです。
愚痴を言われないように母親の顔色を伺うようになる
子供に対して愚痴を言うようになってしまうと、いつの間にか子供は母親の顔色を伺うようになってしまいます。
子供は母親よりも弱い立場なので、自分の身を守るためには母親に愚痴を言われないように振る舞うしかありません。
母親は無意識のうちに子供に対して愚痴を言っているのかもしれませんが、子供にとっては大きなショックとストレスになります。
母親に愚痴を言われないようにするには、自分が大人しくいい子になればいいと思うようになるので、自己主張をしないような子供に育ってしまいます。
言いたいことも言えずただ母親の顔色を伺うようになってしまうと、子供にとって可哀そうな生活をさせてしまうことになります。
愚痴は子供に対しての愛情はまったくないので、愚痴ではなく愛情を持って叱ることが大切です。
子供の成長のためにも愚痴を言わないことは当然ですが、愛情をたっぷりと注いで子供が元気に育つことを願っています。
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