妊娠初期の「気持ち悪い」へ対処!快適マタニティライフを
妊娠すると、「気持ち悪い」とのお付き合いも始まります。
個人差があるのですが、辛い人は本当に起き上がるのも難しくなる程。
もちろん時間の経過とともに改善しますが、それでも上手く「気持ち悪い」と付き合って、快適マタニティライフを送りましょう。
このページの目次
妊娠初期の「気持ち悪い」
ドラマで妊娠の発覚は大概、食べ物の匂いを嗅いだ女性トイレに駆け込んで、嘔吐するどんなシーンですね。
これはいわゆる「吐きつわり」と言われるものです。つわりというと多くはこっちを考えますが、つわりには二種類あって、食べていないと逆に気持ち悪くなるのを「食べつわり」といいます。
他にも、だるい、眠いなども症状を感じる人も多く、朝起きれない、一日中眠い、動くのが億劫などの状態が続きます。
これも個人差があり、つわりの症状が全くでない人もいれば、あまりにも症状がひどく、水すら満足に飲めず、場合によっては入院を余儀なくされる場合もあります。
また特定の食べ物がいきなり食べれなくなったり、逆に特定の食べ物がやたら食べたくなったりとその症状の内容も千差万別です。
よく酸っぱいものを欲するようになるというのも、人それぞれです。ただ口がさっぱりするので気持ち悪さを軽減させてくれる効果があるためという説もあります。
つわりの始まりはおおよそ妊娠9週目、3ヶ月に入った頃になります。安定期の5ヶ月ぐらいまでは何等かの症状が続くと言われています。
妊娠中に何故「気持ち悪い」と感じるようになるのか?
妊娠により、女性の体は子供を産むための体へと変化をしていきます。その際にホルモンが今までと違うように働くようになります。その副産物が、「気持ち悪い」を引き起こすと言われています。
他にも、妊娠をするとどうしても胃酸の分泌が過剰になります。つまり胃酸が過多なのです。本来は食べ物を消化分解するための働きが、自分の胃や食道を攻撃してしまうのです。
それが続くと炎症が起きて逆流性食道炎となる場合もあります。ちなみにこれは妊婦でなくても、ストレスが強い人に見られる症状でもあります。
つわりをはじめとする妊娠初期の気持ち悪い症状には個人差があり、この個人差が出る理由は子供と母親の血液型に関係があるというのです。子供と母親の血液型が違う場合に症状が出て、同じ母子が血液型の場合は、あまり気持ち悪い症状が出ないというのです。
ただし、子供の血液型というのは、親の血液型から推測はできますが、正確なのは検査してみないと判りません。そして胎児の血液検査をする人は少ないと思うので、真贋が難しい説でもあります。
「気持ち悪い」が悪化すると
病院に行った方がいいという場合もあります。
この時期の妊婦検診は月に1回程度です。だから、「次の妊婦検診で聞いてみよう」と考えて、それまで我慢する人もいますが、これはオススメできません。
一般的に受診の目安は、全く食事がとれない、水分の摂取も困難な場合です。これは赤ちゃん以上に母体の危機でもあります。数日でも続くようなら、やはり受診しましょう。
また妊娠前から体重が3キロ以上減ったというのもやはり問題です。また、食事や飲み物を摂取できていても、ほとんど吐いてしまったというのではやはり栄養が取れていないので母体の危機です。1日10回近く戻すようなら、やはり受診すべきでしょう。
これらの症状は多くは「妊娠悪阻」と言われており、自力で栄養摂取が出来ない場合は点滴の必要があるために、入院を勧められることもあります。また可能性としておなかの子に異常が発生している場合も、やはり母体に影響が出るのです。
どちらにしろ早めの受診が、早期回復につながりますので、次の妊婦検診の時とは考えす適宜受診をいたしましょう。
「気持ち悪い」を軽減させるには?
妊婦が「酸っぱいものを好む」という説は、前述したように口の中をさっぱりする効果のためというのもありますが、胃もたれや吐き気を抑えてくれる効果もあるのです。
酸っぱいものというのやはりレモンが思いつくでしょう。そしてレモンにはクエン酸が含まれています。このクエン酸が、胃酸を分解してくれるので、胃酸が抑えられて吐き気や胃もたれが緩和されます。
クエン酸が含まれているのは、レモンだけでなく、りんごや梅干しなどにも含まれているので、これを上手に料理に取り入れると吐きつわりなどの症状が緩和されます。
さて食べつわりのほうですが、これも、際限なく食べていてはやはり問題。よく妊娠すると歯がだめになるというのは、子供にカルシウム成分を持っていかれるからだという説がありますが、実際が食べつわりによる虫歯が原因と言われています。
一日中食べていると、とても虫歯になりやすくなります。そのため、キシリトールガムを噛むことににより、虫歯を防ぎ、食べつわりによる異常な体重増加も防げるのでオススメです。
妊娠中の「気持ちが悪い」には終わりがある
妊娠中ずっと気持ち悪いままという事はまずありません。
多くの人は安定期に入ればこの症状は治まります。だから「妊娠なんてこんな辛いの」と絶望せずに、心穏やかに過ごしましょう。
安定期に入ると、やることは結構あります。この時期になれば、性別も判るようになりますので、名前を考えたりすることもできます。そして、6ヶ月過ぎれば、胎動も始まるようになります。始めのうちはこれがとても楽しいのです。そのうち夜も腹を蹴飛ばし続ける元気な赤ちゃんにちょっとうんざりもしますが。それでも、「あ、赤ちゃんがおなかにいるんだ」という実感が沸いてきます。
臨月近くなれば、赤ちゃんの服や用具を購入する必要もでてきます。昼や夜にいる場所も考えて用意しなくてはいけません。だから妊婦といっても結構忙しいのです。
妊娠は大変な事はたくさんありますが、楽しいこともたくさんあります。つらいつわりも、前向きに捉えて「ゆっくり休めるのは今だけ」とかんがえて、のんびり過ごしましょう。
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