排卵日なのに基礎体温が下がらない時!排卵の有無の確認方法
妊活中の女性にとって、排卵日を確認のために、基礎体温を付けるのは基本ですよね。
しかし、排卵日に基礎体温が下がらないとなると、いつタイミングを設けていいか判りません。
また排卵日に基礎体温が下がらないと、そもそも排卵が起こっているか不安になると思います。
ここでは排卵の有無の確認方法についてご説明いたします。
このページの目次
排卵日に基礎体温が下がらないのは排卵されていない?
基礎体温をつけている方はご存知だと思いますが、女性には高温期と低温期という時期が一回の月経周期の中にあります。多少の体温のがたつきはあるものの、大よそ高温期と低温期では0.3度くらいの違いがあれば、問題がないと言われています。
よく排卵日の説明などで「体温がガタっと下がったら」排卵とされていると言われているので、自分のグラフでもその「ガタっと下がった」部分を探してしまうのですが、これは個人差があるので、思ったほど「ガタっと下がった」状態でない事もあります。
この状態をもって排卵していない、妊娠しやすいか否かというのは判断できません。
ただし高温期が12日〜14日続かない場合や、低温期に突然高い体温があったり、と二相化していない場合は問題があるかもしれません。
これが一時的であればよいのですが、継続的であれば治療が必要な事があります。
排卵日に基礎体温が下がらない時でも排卵の有無を確認する方法
ここで基礎体温がある程度高温期と低温期で分かれている事が大前提です。もし、二相化していないならば、ホルモンバランスが乱れて居たり、何か問題がある可能性がありますので一度病院へ受診した方がいいでしょう。
排卵の有無を確認する方法は、二つあります。
1.排卵検査薬を使う方法
排卵検査薬というのは、妊娠検査薬同様に尿中のあるホルモンの数値をもって、排卵が近いかどうかを判定します。排卵検査薬で陽性反応がでれば、排卵に必要なホルモンの数値が上がっていますので、24時間から48時間ぐらいで、排卵が起こります。
2.不妊治療の専門病院へ行く
こちらも基本は血中のホルモン数値と内診で排卵の予測をします。排卵検査薬よりは、高い精度で排卵日が判ります。
また排卵がされていない場合は、何か問題がないかについて検査もしてもらえます。
排卵日に基礎体温が下がらない理由とは?
女性の体はとてもデリケートです。月経周期もストレスや体調不良で乱れてしまう事もあります。また極端な偏食や生活習慣の乱れ、身体の冷えなども、月経周期を狂わす原因です。
排卵日に基礎体温が下がらないのはそもそも排卵されていない事があります。それを「無排卵月経」と言います。ただ生理があるため、当人も排卵していないとは思っていないため、不妊治療を受けていない事があります。
きちんと月経周期通りに来ている人もいれば、月に2回来たり、月経が遅れたりと周期が乱れている人もいます。量が少ないのに、ダラダラ続くという事もあります。
もし妊活中の人で、タイミングが取っているけど、もう1年以上も妊娠をしない、基礎体温が一定ではない、月経の周期が乱れているなどの特徴がみられるという人は一度不妊治療病院へ受診してみましょう。
排卵日が判ったら、タイミングの取り方はどうすべき?
精子の寿命は体内で3日程度。排卵のタイミングで精子が体内にあれば、お互いに問題がなければかなりの確率で受精が可能です。
出来れば基礎体温だけでなく、排卵検査薬で確認しましょう。排卵検査薬で陽性反応が出たならば24時間から48時間に排卵が起こります。
始めるならば、排卵検査薬で陽性反応が出たタイミングで始めましょう。1回のチャンスにかけるのもいいのですが、そこから2日〜3日は毎回試して、確率を上げるのも一つの方法です。
お互いに健康に問題のない男女が、タイミングを取ってチャレンジすれば、かなりの確率で受精可能なはずです。この状態が1年継続しても、妊娠には至らない場合、何か問題が発生している可能性があります。
不妊治療は、早いうちに始めた方が成功の確率が高いのです。というのも女性の年齢が若いうちの方が、妊娠の確率は高くなりますので、早めの決断が大切です。
基礎体温と排卵、タイミングの関係
女性の体はホルモンが分泌されて、月経の周期が決まります。高温期と低温期もホルモンの分泌によって決定します。排卵日もそうです。排卵は高温期から低温期へ移行する際に起こりますが、よく説明のあるようにガタっと下がる人もいれば、下がらない人もいます。
きちんと高温期と低温期の二相化していれば問題ありませんが、月経周期があまりにも遅かったり、短かったり、二相化してなかったりすると、排卵の怒っていない可能性もあります。
排卵日は基礎体温だけで、判断するよりも排卵検査薬を併用した方が精度が上がります。精子の寿命は3日間ですので、排卵検査薬で陽性反応が確認されたら、早速タイミングを測ってチャレンジしてみましょう。出来ればそれから3日ぐらいはチャンスがあるので、是非タイミングを取ってください。
排卵日にタイミングを取っても、中々妊娠しない状態が1年間継続した場合は不妊治療病院への受診をオススメします。自分達の気が付かない妊娠疎外要因があるかもしれません。