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赤ちゃんの寝返りが命に関わる事故の原因!?その防止策とは

2016.5.17

赤ちゃんの発達を知る目安となる動作に、寝返りがあります。

ただ、この寝返りをする頃になると、赤ちゃんを思わぬ事故が起きる可能性が格段に高くなってきます。

そうしたことを防止するために、何をすべきなのかを見ていきましょう。

赤ちゃんの寝返りで起きうる事故 防止策はある?

赤ちゃんの成長はめざましいものがあります。

特に1歳になるまでの間は、身体面・精神面共に、以降の成長と比べても飛躍的に成長します。

昨日まで出来なかったことが、今日になって突然出来る!ということも珍しくなく、まさに日進月歩にその様子は変化します。

そうした成長の過程として、目安になる動作がいくつもあります。

ぐらぐらだった頭がしっかりする首すわり、支えがなくても座れるようになる一人座り、物につかまって立ち上がるつかまり立ち、そして一人歩き…といったものが、成長過程のポイントとして有名ですね。

”寝返り”も、その成長過程を見るための重要なポイントの一つです。

一般的に、寝返りをうつことが出来るようになるには、生後4ヶ月頃からだと言われています。しかし、これはあくまで目安です。

早い子では2ヶ月、遅い子になると7ヶ月頃になり、他の成長過程の目安と同じく、個人差がありますが、寝返りの時期が早い・遅いということ自体が、その後の発達に影響することはありません。

ですから、あまりこの時期を示す数字に拘らないようにしましょう。

ただ、寝返りは、時に赤ちゃんの命に関わる事態を引き起こす可能性があることは、親御さんに是非とも覚えておいて頂きたいところです。

こうした、赤ちゃんの寝返りについて、そして事故を起こさないための防止策などを見ていきましょう。

そもそも赤ちゃんの寝返りはどんな風に起こるのか

そもそも寝返りとは、意識して行うこともありますが、一般的には眠っている時、すなわち無意識に行う動作です。

寝返りをうつことで、布団の中の湿気や温度を逃したり、体温の調節、接地している体の部分の血行を良くするといった効果があります。心地よい眠りを継続するために、自然に行っているんですね。

しかし、意識して寝返りをうってみるとわかりますが、仰向けからうつ伏せ、またその逆の体勢になるためには、腰のひねり、そして背中を始めとした筋肉を必要とします。。

ですが、産まれたばかりの赤ちゃんは、筋肉や神経などが未発達の状態のため、自力で寝返ることができないのです。

赤ちゃんの体は、頭、首、体、腕、腰、足と、上から順を追って成長していきます。首が座り、背中や腰の筋肉が発達して、はじめて寝返りをうつことが出来るのです。

その時期が、先に触れた通り、多くの場合生後4ヶ月頃からになります。

また、最初のうちは、大人の寝返りの姿勢と少し異なり、まず腰や足といった下半身を勢い良く捻じり、その後上半身がつられて動くことで反転します。

早い月齢のうちに寝返りをする子もいますが、これは体が軽い子や活発な子に多く、足を上げた時の勢いがちょうど寝返りをうつほど強かった、という偶然による場合が多いと言えます。

逆に、大きめの赤ちゃんや、おっとりさんな性格の赤ちゃん、また冬場などで厚着をしている時などは、寝返りの時期が遅くなる傾向も見受けられます。

なかなか寝返りをしない時は練習は必要?

寝返りは成長過程を見るポイントの一つではありますが、絶対に必要な動作、ということではありません。

多くの子が寝返り、一人座り、ハイハイと進む中、寝返りを飛び越えて一人座り、ハイハイを始める赤ちゃんだって普通にいるのです。

やれない、ではなく、やらない、つまり筋肉や神経が正常に発達していても、本人に”その気”がなく、”あえて寝返りをしようとしない”場合があるのです。

この、本人のやる気というものは、他の成長過程のポイントにも言えることですが、新しい動作をする時に欠かせないものです。

そして、このやる気は、赤ちゃん本人が”体をこう動かしたらどうなるんだろう?”や、”寝返りをしてみたい”と思った時に、初めて意味を持つものです。

ですから、寝返りの練習は、無理して行う必要はありません。

とは言え、寝返りをしたいけれど、やり方が分からず困惑している可能性もあります。

そんな時は、多くの場合、赤ちゃんは体を半分ひねったり、エビ反りの体勢をしたり、試行錯誤を繰り返す仕草をしています。

こうした動作が見られるのであれば、寝返りをしたがっている方向と逆の足を少し持ち上げてあげる、背中を手のひらで軽く支えるなど、補助をしてあげましょう。

これらはあくまでサポートであり、赤ちゃんに体の動かし方を教えるきっかけであることを忘れず、親御さんも、そして何より赤ちゃんも楽しんで行えるようにしましょう。

寝返り期に多い不慮の事故を防止するには?

さて、この寝返りですが、赤ちゃんにとって世界の広がりを意味します。

それまでは、抱っこされている時に見る風景か、寝かされている時に見る天井でしかなかった風景が、まさに一転して目に映ることになるわけです。

自分が動くことで世界が広がる、それを知ると、赤ちゃんの成長はさらに速度を増していきます。

「あれは何だろう、これは何だろう」と、目に映るすべてのものに興味を示し、触ってみたいと考えることで、ずりばいやハイハイ、つかまり立ちという次の動作へ繋がっていくのです。

しかし、一方で親御さんにとっては、この時期から、注意しなければならないことが格段に増える時でもあります。

今までは寝かせたらそのままだった赤ちゃんが、ほんの一瞬――例えば、鳴り出した電話に意識が向いたその一瞬で、ゴロリと寝返りをしてベッドから落ちてしまった!ということが、実際に起こり得るのです。

実際、赤ちゃんが命を落としてしまった事例として、寝返り期に多いのが、転落に因る不慮の事故です。

柵を下ろしたベビーベッドや、そもそも柵のない大人用のベッド、そしてソファの上などからの転落が、ずば抜けて多くなるのがこの時期です。

先に述べた通り、偶然にでも寝返りをする可能性がありますから、月齢に関わらず、赤ちゃんを寝かせる時は柵を上げたベビーベッドか、もしくは少しでも高さがある場所には、はじめから寝かさないよう心がけましょう。

寝返りからの窒息を防止する方法とは

寝返りをうつようになった赤ちゃんが起こしうる事故に、窒息事故があります。

窒息事故は、生まれてすぐから起こしやすいため、注意している親御さんも多いでしょうが、寝返り期を迎えるとさらにその危険度が増えてしまいます。

その要因として挙げられるのが、うつ伏せ状態で、顔が枕やクッション、布団に埋まってしまうことです。

大人であれば、寝返りをした後に異常を感じたら、すぐ顔を横にずらしたり、再度寝返りをして危険を回避することが出来ますが、赤ちゃんにはそれが出来ません。

ですから、赤ちゃんを寝かせておく場所には、こうした顔が埋まってしまうような柔らかなもの(布団、枕など)を使わないようにしましょう。

また、汗を拭くために置いておいたタオルやティッシュなども、顔が埋まれば窒息の原因になりえますから、絶対に赤ちゃんの手が届かない場所に置き場所を決めるなど、少しの手間を惜しまないようにしましょう。

また、首がすわる前から寝返りをするようになった赤ちゃんの場合は、特に注意が必要です。

首が座っていないと、うつ伏せから再び仰向けに戻ることが出来ないためです。

加えて、異常を知らせるための泣き声が弱く、親が気付くのに遅れてしまった…という悲しい事故も起きています。

赤ちゃんが寝付いたら自由時間と考えることは悪いことではありませんが、せめて赤ちゃんの声が聞こえる場所にいる、こまめに様子を見に行くようにするといったことは絶対必要です。

赤ちゃんのうつぶせ寝をできるだけ避けるべき理由

もう一つ、寝返りをうつようになった赤ちゃんで気をつけたいことがあります。

それが”乳幼児突然死症候群”、通称”SIDS”(シッズ)です。

この病気は、何の前兆もなく、それまで元気だった赤ちゃんが眠っている間に死亡してしまう、恐ろしい病気です。

日本国内でも、年間100人以上、6,7000人に1人の割合の赤ちゃんが、この病気により命を落としています。

SIDSで亡くなる赤ちゃんは生後2ヶ月から6ヶ月に多く、また女児よりも男児が、早産や低出生体重児、夏場よりも冬場の早朝〜午前中に多いことが統計で分かっています。

それでも、ずっと古くから現在に至るまで、この病気の本当の原因は解明されていないのです。

ただ、国内外の研究により、一定の対策方法が公表されています。日本では厚生労働省が、SIDSのリスクを軽減する3つの対策を打ち出しています。

  • うつぶせ寝を避ける
  • 両親が喫煙を辞める(妊娠中、また出産後も)
  • 出来る限り母乳で育てる

特にうつぶせ寝に関しては、仰向けで眠る状態よりもSIDSの発症率が高いという、確かな研究結果があります。

赤ちゃんが寝付いたら、仰向けに寝かせ、かつ(この時期だけでも)寝返りでうつぶせにならないよう、寝返りを防止するクッションを使ったりするのも有効です。

また、寝ている赤ちゃんの体温が上がり過ぎると、SIDSの危険性が増すと言われています。

眠っている時、体温が上がり過ぎないよう、服装などにも気を配りましょう。

寝返りが始まったら、生活環境の見直しは必須

赤ちゃんが寝返りをうつ時期は、さまざまな方面でも成長の証が見られるようになる頃でもあります。

夜にまとまって寝るようになってきたり、人見知りがはじまったり、離乳食を始める時期ももう近くです。

お母さんから貰っていた免疫力が亡くなる時期でもありますし、数々の予防注射を受け始めるのも、もうそろそろ。

つまり寝返りは、赤ちゃんからの「これから忙しくなりますよ!」という合図とも取れるのです。

ですから、寝返りが見られるようになったら、またその時期が近づいてきたならば、一度、家の中の状態を確認することをお勧めします。

日中を過ごす部屋には、赤ちゃんの怪我の元になるようなものは元から置かないようにするか、動かせない家具ならば、その足や角にクッション材を付ける、倒れないように固定するといった対処が必要です。

階段などがある家ならば、階段より手前にゲートを設置し、転落しないようにするといいでしょう。

ローテーブルなど、今はまだ手が届かないと思う場所でも、あれよという間に成長し、ある日突然つかまり立ちをして上にあるものを誤飲することだってあります。

誤飲は転落や窒息と同じく、赤ちゃんの命を脅かす事故の一つですから、「まだ大丈夫だろう」で先送りせず、今のうちに家族全体で生活環境を見直しましょう。

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