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突発性発疹、2回目や3歳での発症があり得る理由とは

2016.8.2

突発性発疹は”生後半年から1歳までの間に1度だけ罹る病気”というイメージがあります。

しかし、実は2回目の発症や、3歳以降になってから発症することもあり得ることをご存知ですか?

いざという時に慌てないために、正しい知識を身に付けましょう。

突発性発疹 2回目の発症や3歳で発症っておかしいこと?

突発性発疹といえば、ほとんどの赤ちゃんが一番最初に罹る病気とも言われるほどメジャーなもの。そのため、妊娠前からこの病気の名前や、どんな症状が出るのか知っていた、という人も多いでしょう。

しかし、その病気のことを知っていても、例えば咳をしている・食欲がなくなるという前兆もなく突然高熱になるため、パニックになってしまう親御さんも少なくありません。

しかし病院に連れて行っても、対処法があるわけでもなく、ただ高熱後の発疹を待つしかできず、不安になってしまいます。
 

その突発性発疹ですが、一般的なイメージでは

  • 生後半年から1歳までの間にかかる
  • 突然高熱(38度から、高い時は40度)になり、その状態が3日程度続く
  • 赤ちゃん自身の機嫌は悪くならない
  • 熱が下がった後に体に赤い発疹が出る
  • 9割以上の赤ちゃんがかかるが、罹患するのは一生に一度だけである
    • ――と、上記のようなものになっています。
       

      しかし、中には「2回目の突発性発疹にかかった」、「3歳になってからかかった」という話や、「高熱は出たのに発疹が出なかった」、「発疹は出たが熱は微熱程度だった」などという経験談もあります。

      そうしたケースも踏まえ、実際に自分の子供が突発性発疹に罹った時、落ち着いて対処できるように備えなければなりません。
       

      そもそも突発性発疹は、何が原因で発症する病気?

      そもそも、突発性発疹の原因は何なのでしょう。

      その原因になっているのが、”ヒトヘルペスウイルス”です。

      ただこのヘルペスウイルスは、現在、8種類まで確認されており、それぞれによって引き起こされる病気が異なります。

      いわゆる”熱の花”と呼ばれる、唇の周囲の水ぶくれ(口唇ヘルペス)、口内炎・歯肉炎を起こす単純ヘルペスウイルス1型や、性器やお尻などに水ぶくれのできる単純ヘルペス2型、水疱瘡や帯状疱疹の原因になる水痘・帯状疱疹ウイルスも、この種類に含まれます。

      その中で、突発性発疹に関わるのが、”ヒトヘルペスウイルス6型”(HHV-6)と”7型”(HHV-7)の二種類です。
       

      このヘルペスウイルスの困った点は、「一度感染してしまうと一生体の中にそのウイルスが潜み続けること」です。

      高熱や体力が著しく低下している時、つまり免疫が低下している時に再発することが多いばかりか、自分が感染源になっているケースが存在するのです。

      突発性発疹に関わる6型・7型も同様で、幼少期に罹った経験があるのなら、確実に体内(特に唾液腺など)にヘルペスウイルスは存在します。

      ただ、口唇ヘルペスや帯状疱疹、性器ヘルペスと異なり、突発性発疹は免疫により再発の可能性がとても低く、かつほぼほとんどの人が感染している、何より予後――症状が重くなることもないため、発症の有無(つまり抗体の有無)を調べることは可能ですが、現実的ではないのが現状です。
       

      突発性発疹の感染源は家族! 防ぐことはできる?

      赤ちゃんに突発性発疹を発症させるヘルペスウイルス6型・7型は、実は、感染力はそれほど強くありません。

      それでも、生後半年〜1、2歳の間に感染するのは、丁度、生後、お母さんにもらっていた免疫の切れる一番ナイーブな時期であること、そして赤ちゃんにずっと接する人、つまりは両親や兄弟が感染源になるためです。
       

      虫歯予防と同じく、例え口移しやキスをしないといったことを徹底していても、同じ部屋にいる時にくしゃみや咳をして、その目に見えないほどの飛沫が赤ちゃんにかかる、家族の触った食器を赤ちゃんが触ってしまう――といったことをすれば、感染する可能性が高くなります。

      ですから、ほぼ”感染自体を防ぐことは無理”だと考えたほうがいいのです。
       

      だからといって、自分の子供が突発性発疹を発症しない・しなかったことがおかしい、というわけでは決してありません。

      低い確率とは言え、両親がヘルペスウイルス6型・7型を持っていなければ、当然、子供に感染する経路がそれだけ少なくなるのですから、発症することはありません。

      そして何より、先に挙げたような”一般的な症例”ではなかったために、実は突発性発疹の発症に気付かなかっただけ、というケースも実は多いのです。
       

      突発性発疹の”固定概念”にとらわれすぎないで

      突発性発疹に罹ったことがある年齢を調べると、そのほとんど、実に99%が生後半年から1歳の間に罹った、という調査結果があるため、突発性発疹は”乳児の病気”だと考えられています。

      しかし、実際に発症した全ての人が、この年齢だったわけでも、「高熱を出す・数日で熱が下がる・発疹が出る」という典型的な症状が出るわけではない、という点は、是非覚えておかなければならないことです。
       

      先に述べた通り、まず、ヘルペスウイルス6型・7型に感染しなければ発病しませんし、高熱の期間が1週間続いた・熱が出ないから発疹をあせもだと思った、熱が出ても発疹が出なかったというケースも、十分にありえるのです。

      また感染しても発病しない”不顕性感染”と呼ばれる状態になる可能性もあるからです。
       

      また、”一生に一度”という固定概念も、実は間違いです。

      今まで見てきたように、突発性発疹の原因となるウイルスは、ヘルペスウイルス6型・7型の2種類であり、これは別ものです。

      つまり、それぞれのウイルスに感染し、2回目の突発性発疹を発症することも稀ではありますが存在します。

      1回目は多くの子供が赤ちゃんのうちにかかる突発性発疹はヘルペスウイルス6型が原因、2回目の突発性発疹はヘルペスウイルス7型が原因というケースが多く、時に重篤化してしまうこともあります。

      やはり、普段と違う様子を見せるときには、病院を受診して医師の判断を仰ぐことを怠ってはいけません。
       

      突発性発疹で気をつけたいのは”熱性けいれん”

      突発性発疹という病気自体には、ほぼ重篤な症状はありません。

      稀に劇症肝炎などが生じることがありますが、こうしたケースは本当に少ないものですから、まず最初に高熱が出た時点で病院を受診し、適切な対処法と、気をつけるべき点を医師に確認しておくことで防ぐことは可能です。

      ただ、熱性けいれんに対しては、注意しなければなりません。
       

      熱性けいれんは、突発性発疹に関わらず、乳幼児が高熱を出した時、脳が一時的なショック症状を起こして体に痙攣が出る、というもの。

      高熱を出した6歳以下の乳幼児の10人に1人は発症すると言われていますが、何故起きるのかの正確なメカニズムは、現在も不明です。

      熱性けいれんのほとんどは一過性であり、発症しても(こちらも)”一生に一度”であることが多いのですが、その発作中の子供の様子にパニックになる親御さんも少なくありません。
       

      もし、高熱を出した子供が痙攣を起こした場合には、以下の点を冷静に確認しましょう。

      • 発作が起きている時間の長さ(5分未満か否か)
      • 痙攣が終わったあと、意識がしっかり戻るかどうか
      • 発作中に、38度以上の熱があるかどうか
      • 体の右と左で痙攣の出方に違いがあるかどうか

      このうち1点でも違うことがあった場合や、24時間中に何度も痙攣が起きた、子供が1歳未満、チアノーゼ(唇などの血の気がなくなり紫色になる)があるなどの場合は、速やかに救急車を呼ぶようにしましょう。
       

      突発性発疹に治療法はない!? ならどんなケアをすべきか

      子供が高熱で苦しんでいる間、何とか早くよくなって欲しいと思わない親御さんはいません。

      しかし、突発性発疹に関して言えば、治療法がない、というのが実情です。

      例えば症状の一つとして現れる下痢を抑えるために整腸剤が処方されたり、熱が特に高めの場合には解熱剤を使うこともありますが、根本的な原因を取り除く・発疹を鎮めたりといった根本的な治療がないのです。

      ただ、本当に突発性発疹だと考えられるのか、他に何か別の病気が潜んでいないかを判断してもらうためにも、病院にかかることは必須です。
       

      それを踏まえ、家で出来るケアといえば、とにかく”水分補給”をすることに尽きる、と言われています。

      大人でも同じですが、高熱の時にはとにかく発汗しているため、とにかく体内の水分が足りなくなっています。

      子供用のスポーツドリンクや経口補水液、なければ麦茶でも構いませんから、どんどん水分を摂らせてあげるようにしましょう。
       

      また本人は元気があることが多いのが、突発性発疹の特徴の一つですが、出来るだけ安静にし、体をゆっくり休ませてあげるようにしましょう。
       

      熱が高い場合には、大きな血管の通っている箇所(首の両側面や脇の下、太ももの付け根)を冷やしてあげるのもいいですが、冷却シートによっては、汗で剥がれて思わぬ事故を引き起こすこともありますから、使う時は目を離さないようにしましょう。
       

      突発性発疹特有の、発熱後にやってくる不機嫌さとのつきあい方

      高熱が下がり、いよいよ体に発疹が出れば、心配だった親御さんにとってもほっと一安心…とは、実はいかないことが多い様子。

      熱の最中はむしろ機嫌は普通だったのに、熱が下がってから不機嫌になることが多いのが、突発性発疹の特徴の一つにも挙げられています。

      いつまでもぐずったり、中々寝付かない、親が離れると爆泣き…と、発疹が痛い、痒いといったことはないのですが、とにかく不機嫌!
       

      特に1歳までの、まだ自我がそこまで育っていない時の突発性発疹と違い、自我がしっかり出来てきた2歳以降での発症は、この不機嫌さが余計に強調されて感じられるため、大変に感じる家族も多いようです。

      ですが、この不機嫌はいつまでも続くものではありません。

      発疹が消える頃、発熱を合わせて1週間ほどで、大抵の場合機嫌もいつも通りになりますから、どっしりと構えて――は無理でも、普段と違う状態に、本人が一番戸惑っていて、それが不機嫌として出ているということは、理解してあげましょう。
       

      例えば、好きなおもちゃで一緒に遊ぶ時間を増やしてあげる、(熱が下がりきっているなら)散歩に連れ出す、絵本を読んであげるなど、気分転換をしてあげて、つらい時期を一緒に乗り切りましょう。

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