止まらない涙!流産による悲しみから再びの妊娠へ
31歳、専業主婦をしてます。
私は21歳の時に初めて妊娠しました。同棲していたので、いつかは結婚するだろうと思っていました。
ある日、生理が遅れていることに気づいて一人でこっそり妊娠検査薬をしました。心臓が飛び出るほど、緊張しながら…。
幸せな気持ちでいっぱいになった初めての妊娠
結果は陽性。プラスマークが出ていました。私は妊娠したことを喜びました。そのとき、彼をびっくりさせたいと思いテレビで見たことのあるエコー写真を見せて「妊娠したの!」というサプライズをしようと決めました。
ネットで女医さんのいる産婦人科を調べ一人で行きました。問診票を書き、内診をするとき、今までにない緊張と恥ずかしさを今でも覚えています。
先生が「大丈夫だよ〜ほら力をぬいて〜」とひざをポンポンかるく叩いてくれ、やっと自分がガチガチになっていることに気づきました。
「ほら、これが赤ちゃんの袋だよ〜」教えてくれて本当に妊娠しているだと初めて実感しました。二週間後にもう一度、来るように言われました。
「次、来たときには母子手帳渡せるよ」と先生は優しく教えてくれました。その夜、私は彼にエコー写真を見せました。
彼は「うそー!」と満面の笑みで喜んでくれました。そして、二週間後に次は二人で病院に行く約束をしました。
妊娠が分かってから、すごく不思議な気持ちでした。フワフワとした何とも言えない幸せいっぱいな気持ち。
二週間後、二人で病院に行きました。この二週間の間に私は初めて妊婦さん向けの雑誌を買い勉強しました。
その中には流産のことも書いてありました。怖くなりました。けど、私には関係ないと思いました。
病院につき、二人でウキウキしてました。赤ちゃんがどれだけ大きくなったか、とても楽しみでした。
願いも空しく流れてしまった小さな命
2度目の内診、まだ慣れなくてドキドキしました。先生が「心拍確認出来ないね」と言いました。私は意味が分からなくて、黙っていました。
「次はエコーをしよう」と先生は言いました。診察室に入ると私はポロポロ涙を流していました。
先生や看護師さんたちが「付き添いの方はいる?」と聞いてるのに何も話せずただポロポロ涙を流していました。
看護師さんが彼を呼んでくれて、先生が彼に事情を話し一緒にエコーを見てくれました。でも、心拍は確認出来ませんでした。
来週もう一度来るように言われました。けど、望み低いと言われました。診察室を出ると看護師さんに別室に呼ばれ、説明を受けました。
私は反抗期の中学生のように椅子にもたれて座り、話を聞こうとしませんでした。流産の話し、手術の予定とか…。待合室に戻っても周りにたくさん人がいるのに、私は泣きました。
帰りの車の中でも…ずっと。一週間後、また病院に行きました。少しの望みを持っていましたが、赤ちゃんの袋はいびつな形になっていて流産が確定されました。
数日後、手術をしました。それから、妊婦さん見ては辛くなり、夜になっては泣きました。
彼は友達のお嫁さんに「お空に行った子は返ってくるんだよ」と教えてもらっと言いました。私はその言葉に救われました。
再びの妊娠から恐怖の二週間、そして・・・
4ヶ月後、また妊娠しました。けど病院に行くのが怖かった。でも、行かないわけにも行かず彼と一緒に行きました。
やはり、妊娠していました。前のように二週間後に来るように言われました。恐怖の二週間でした。病院に行く二日前、夜中にトイレに行くと出血していました。
私は怖くて真っ暗な部屋の中でわんわん泣きました。彼はびっくりして起き、病院に電話してくれました。すぐに来るように言われ行きました。
静まり返った誰もいない病院の診察室の中で、泣いている私を看護師さんは優しくさすってくれました。内診すると赤ちゃんの心臓がトクトク動いているのがみえました。
赤ちゃんは元気でした。けど、どうして出血しているか分からず入院になりました。数日入院して、退院しました。数ヶ月後、予定日より三週間早くパパとなった彼の誕生日に娘は産まれました。
その娘が5歳の時「私は一回ママのお腹から出てまた戻ってきたんだよね」と突然言いました。流産した話なんて一度もしたことがなかったので、私とパパばびっくりしました!あの時、私を救ってくれた言葉は本当だったんだと思いました。
今では人前でわんわん泣くどころか、子供三人を怒鳴れるほど強くなりました。
- 妊娠中の体験談