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離乳期の子供のお菓子 いつから、どんなものをあげるべきか

      2016/05/19

離乳期の子供のお菓子 いつから、どんなものをあげるべきか

子供の離乳食が始まる頃になると、親としてはお菓子のあげかたにも頭を悩ませることになります。

いつから、どんなものをあげるべきか、逆に与えてはいけないものはどんなものか。

そしてお菓子をあげる時にはどんなことを注意すべきか――そうした疑問を解消しましょう!

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離乳期の子供に、お菓子を与える時の注意点とは

子供が喜ぶものといえば、お菓子!――と考える人も多いようです。

例えば、おじいちゃん・おばあちゃんに会いに行った時。あれもこれもと目の前にお菓子を出されて、子供は大喜び、だけどお母さんは横で難しい顔…。こういう構図、珍しいものではありません。

特に子供がまだ離乳食を食べ始めた頃は、お菓子一つ一つの成分にも気を使いたい時期でもあるため、ヒヤヒヤしている親御さんも多いことでしょう。

お菓子は確かに、食生活を豊かにする、食べることの楽しさを知る、そして何より美味しいものとして、子供にとって特別なものです。

前述のような、特に孫の笑顔が見たい祖父母や親戚の立場から見ると、「喜ぶからいいじゃないか」という意見があるのもわかります。

しかし、喜ぶからといって与えすぎると、肝心のご飯を食べられなくなる、お菓子しか食べなくなる、虫歯や肥満に繋がるといった、短所も持ち合わせたものであることは、言うまでもありません。

子供の将来を考えると、やはりお菓子のあげかたには注意を払いたいところです。

では、子供にお菓子を与えるのは、いつから、そしてどんなものからにすればいいのか、そして注意が必要なものは何かなど、見ていきましょう。

乳幼児のお菓子はいつから与えてもいいもの?

まず、赤ちゃん用品を売っているようなお店に行くと、お菓子コーナーには様々な商品が置かれています。

そして、これらには大抵「5ヶ月ごろから」「7ヶ月ごろから」と記載されています。
基本的に、こうした乳児用のお菓子は、”離乳食が始まった頃から”与えることが出来ます。

乳児用のお菓子は、多くの場合”プレーン味”です。つまり、味付けのされていない、もしくはされていたとしてもほんの少し甘み・塩味をを感じる程度のものです。

赤ちゃんおせんべいといったものや、たまごボーロがその代表ですね。

こうしたものは、少し水分(唾液)を含んだだけで柔らかくなるような、乳歯が生えていないような子供にも、食べやすいものになっています。

成分も、国産の材料を主に使い、カルシウムや鉄分といった、子供に積極的に取らせたい栄養素を含有している商品もあります。

こう聞くと「じゃあ、離乳食が始まったらお菓子をはじめたほうがいいのかな?」と思うかも知れませんが、実は赤ちゃんの栄養という面から見ると、お菓子は1歳頃までほとんど必要がないのです。

ただ、全く必要ないものか、というとそうでもありません。

離乳食を始めていても、実際、赤ちゃんにとって必要な栄養素は、母乳やミルクによって補われている状態ですが、体を動かすようになると、どうしてもその分のエネルギーが足りなくなってきます。

お菓子は、そうしたエネルギーの補助に役立つものなのです。

また”美味しいものを食べる”という行為そのものが、子供の食に対する興味を沸かせる、大切な機会なのです。

離乳期の子供にあげるお菓子は、どんなものがいい?

一言にお菓子と言っても、子供の成長の度合いにより、適したお菓子というものがあります。
離乳食をはじめた頃(生後6ヶ月ほどから1歳ほど)に適しているお菓子はどんなものでしょうか?

消化のいいもの

まず、何と言っても、消化が良いものを選ぶのがポイントです。
胃腸がまだ十分に成熟していない状態ですから、それを考慮してあげましょう。

濃い味付けがされていないもの

この時期の子供にとって、離乳食と同じく、味付けはほとんど必要ありません。
果物やさつまいも、赤ちゃんおせんべいやたまごボーロのような、そのままで美味しいものや薄味のものをあげましょう。

乳歯の生え方や噛みしめる動作にあわせたもの

離乳食にも言えることですが、まず”歯でよく噛んでから飲み込む”という習慣を付ける必要があります。
ですから、歯が生え始めている時期は、”強く噛む必要はないが、噛む練習になる程度”の柔らかさがあるといいでしょう。

自分で持てるもの

子供が自分の手で持つ・摘む、そしてそれを口に運ぶ動作も、成長に必要な動作です。
ですから、そのままでも十分な柔らかさを持つ果物を上げる場合は、手に持たせてあげるとそれだけで喜びます。
同じ果物でも、持ちやすい形に切ってあげるといいでしょう。

子供に与えてはいけないお菓子はどんなもの?

では逆に、この時期の子供に与えるお菓子で注意すべきものはどんなものか見てみましょう。

ハチミツを含んだもの

まず、何と言ってもハチミツは、1歳をすぎるまでは食べさせるべきではありません。
昔は、ハチミツの栄養価が高いことから、与えるべきと考えられていた時期もありましたが、これはずっと過去のこと。

現在は、ハチミツに含まれている”ボツリヌス菌”により、”乳幼児ボツリヌス症”を引き起こす可能性があることから、国産・外国産に関わらず禁忌とされています。

「火を通せば大丈夫では?」と思うかもしれませんが、ボツリヌス菌は殻のようなものを持っており、この殻に閉じこもっている間は高温にも耐えてしまいます。

ですから、市販・手作りに関わらず、ハチミツを使ったお菓子を与えないようにしましょう。

大人向けのお菓子

市販されている多くのお菓子は”大人向け”、つまり”大人が食べておいしいと思うもの”です。

こうしたものは、例えばポテトチップスのような油分や塩分を多く含んだものだったり、ケーキのような油分、糖分を多く含んだもの、他にも刺激物を含んでいたり、味付けそのものが濃かったりと、あらゆる面で乳幼児には向かない食物だと言えます。

どんなに喜んでも、子供の体には負担になりますから、意識して与えないようにしましょう。

飴玉、乾燥したナッツ、豆など

これらは誤飲(気管に入り、呼吸困難を引き起こす)の原因として有名です。
誤飲は年間に何人もの子供の命を奪う事故です。

食物アレルギーが不安… お菓子をあげる時の注意点とは

子供に与える食べ物で、もう一つ気になるものは、食物アレルギーですね。

子供は大人に比べ、食物アレルギーを起こす可能性が高く、10人から20人に1人の割合でアレルギーを発症します。

これは、消化機能が未熟であることが原因であるため、大人になると改善されることもありますが、生涯続くものや、劇症型(短時間で呼吸困難、ショック症状が出る)のものもあります。

アレルギー症状を起こす可能性のある食品は多種多様で、全てを取り除くには相当の苦労が伴います。

そして、アレルギーが起きるかどうかは、(検査以外では)食べてみなければわからない、という面も持っています。

またやっかいなことに、1歳をすぎるまでこうしたアレルギーを起こし得る食物を与えないと、逆にその後に食物アレルギーを発症する可能性が高まる食品があることが分かっています。

離乳食と同じく、アレルギー成分(小麦・卵・牛乳など)を含むお菓子を初めて与える時は、以下の点を注意しましょう。

  • 必ず少量(一口程度)を目安に与える
  • 初めて与える時は、平日の日中の”病院が開いている時間”に与える
  • 食べさせた後数時間は、子供の体調に変化がないか見守る

特に、何か異変が起きても、すぐに病院に連れて行くことが出来る時間であることは重要です。

子供にお菓子を与えるのは、いつ?何回?

では、食べさせていいもの・悪いものが分かったところで、いつ与えればいいか、どれほどの量がいいかを見ていきましょう。

まず、お菓子を食べる時間ですが、これは”毎日同じ時間に1回”を目安にしましょう。

ただ、毎日同じ時間であっても、次の食事に影響するような時間――例えば夕食が18時なのに、お菓子は17時、となっては、夕食に影響してしまいますね。

ですから、お菓子をあげるのは食事と食事の間、ちょうど中間の時間に当てることが好ましいです。

多くの家庭で、昼食は12時頃になりますね。そこから夕食が18時〜19時となると、ちょうど15時頃、つまり”お昼の3時”が適している時間と言えます。

この時、ダラダラと食べさせるのはNGです。量も、欲しがるから、泣いてしまうからとどんどん与えてしまうと、後の肥満に繋がりかねません。

日々、離乳食をどれだけ食べるかを観察してみて、赤ちゃんおせんべいなら1,2枚にする、乳児用ヨーグルトならば1パック、林檎ならば1/6切れ…と調節してみましょう。

先に述べた通り、この時期の子供にとってのお菓子は、あくまでエネルギーの補助・食への興味を沸かせるものです。
よく食べてくれるからと、お菓子が食生活のメインにならないようにしましょう。

お菓子を与える時の注意点を踏まえ、”我が家のルール”を決めよう

他にも、お菓子を子供に与える上で注意したい点を見てみましょう。

あやすための手段として多用しない

泣いた時に、咄嗟にお菓子を与えて泣きやませることを続けると「泣けばお菓子がもらえる」と、子供が覚えてしまいます。
例えば長距離移動中など、どうしても…というような状況を除き、出来る限り決まった時間にあげるものにしましょう。

毎日あげなければならないものではない

ご飯や母乳・ミルクのように、絶対に必須のものではありません。
お昼ごはんを沢山食べて、満足しているような時なら、無理に与える必要はありません。

大人のお菓子を目の前で食べない

子供は親や家族と同じ行動を取りたがります。まして、自分が食べたことのないものを食べていると、欲しがるのは当然です。
親が目の前でケーキをモリモリ…というのは、褒められたことではありません。

子供のお菓子を考える時、少し憂鬱になる親御さんもいらっしゃるでしょう。

手作りお菓子か市販がいいか、他の家庭との考え方の違い、祖父母や親戚が勝手に与えてしまう、古い知識を押し付けてくる…と、悩みの内容は様々です。

ですが、今回見てきたような、お菓子を与える時の注意点を踏まえた上であれば、どんなお菓子でも子供にとって嬉しい物になります。

”毎日、絶対こうしなければならない”という答えはありません。

子供も一緒に暮らしていく家族なのですから、お互いにとって負担のない方法を探してみましょう。

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