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アンヒバ坐剤という座薬を子供に使う時の量は?その他の注意点も

アンヒバ坐剤という座薬は子供の解熱剤としてよく処方されます。しかし、子供の年齢や体重に応じて量が変わってくるから注意が必要です。

また解熱剤としては「熱を下げる」以外の効果がない事を認識しておくことが大切です。座薬を使う時の注意点や、病院への受診のタイミングなどについてご説明いたします。

急な子供も発熱で、困っている方の参考になれば幸いです。


アンヒバ坐剤という座薬を子供に使う時の量とは?

アンヒバ坐剤というのは、実を言うと一種類ではないのです。50、100、200という種類があり、これは薬効成分がこの薬にどれくらい含まれているかを表しています。当然200という方が含有量は多い訳です。

そのため、これらの坐剤を使う時は、必ず当人が処方されたものを利用してください。兄弟姉妹がいると、他の子に処方された残りを使ってしまうケースがありますが、年齢や体重に応じて、薬の量が違いますので、他の子に処方されたものは使わない方がいいでしょう。

例えば、5kgぐらいの赤ちゃんであれば、アンヒバ坐剤は50や100のモノが使われます。これも一つそのまま使うケースもあれば、半分だけという事もあります。

アンヒバ坐剤200ぐらいですと、体重が10kg超えると使われますが、これも半分のみ使用なんて事もあります。大よその目安としては、3歳で15kgぐらい超えると100を1個使うようになるそうです。

ただ基本は医師の処方箋に基づき、薬局で説明を受けた量を使うようにしましょう。

アンヒバ坐剤という座薬を子供へ入れる量と方法

基本薬の量としては、医師の処方箋に基づいて、必要量のみ入れます。ただこの座薬というのは基本1つずつパッケージされており、冷蔵保存が基本です。使う時のみ開封しますから、量は説明を受けても、自分で量を調整する必要があります。

多くの場合、一つの薬の2/3ぐらいとか、半分くらいという指示になると思います。その際は、家にあるカッターなどで切りましょう。体に入れるものなのでカッターはさびていないものを使ってください。使う時は消毒した方がいいでしょう。

量はほとんど目分量でも問題はないようです。ただ、お尻に入れるので一つの塊にした方が入れやすいです。

座薬ですから、お尻に入れます。あまり浅く入れるとお尻から飛び出してしまいますので、心持ち奥に入れるようにしましょう。入れてから1分ぐらいはお尻から飛び出さないようにお尻の穴を抑えてあげてください。

アンヒバ坐剤という座薬を子供に使う時の量以外の注意点

解熱剤というのは当然ですが、「熱を下げる効果」しかありません。つまり病気の治す効果がないので、薬が切れれば熱は上がります。

子供が熱を出して苦しんでいるのは見ても辛いものです。しかし、熱が出ているという事は体が闘っている証拠でもあります。無暗矢鱈に熱を下げても、それが必ずしも子供の体のためになるとは限らないのです。

熱を出し切る事で、病気は早く治る事もあります。解熱剤の使うタイミングは基本医師の指示に従って行いましょう。

仮に熱が高くても、子供の機嫌が良かったり、食欲があったり、水分が取れているようであれば、無理して熱は下げる必要はないと言われています。

熱を下げるために冷えピタなどおでこに貼る人もいますが、おでこには残念ながら冷やしても熱を下げる効果はありません。ただ当人はひんやりして気持ち良いようならば、そのままで、嫌がるようならば外してあげましょう。

どちらかというと鼠径部やわきの下などを保冷剤で冷やしてあげた方が、熱を下げる効果があると言います。解熱剤ではなくこういう方法でひやしてあげてもいいでしょう。

子供が熱を出した時の病院受診の目安とは?

まだ満足に自分の状態を説明できない年齢だと、親は余計心配になりますよね。子供は元々体温が高いので、37.5度くらいまでは平熱の範囲と言われています。つまり、39度くらいでも、子供は大人が感じるほど辛くない事があります。

食欲がある、機嫌がいい、水分が取れているならば、多少熱が高めでも様子見でいいでしょう。

問題なのは、水分が取れない、嘔吐があるケースです。子供の病気で怖いのは、高熱よりも脱水症状と言われています。体にもまだ水分量が少ないので、水分が取れない、もしくは戻してしまうとあっという間に脱水症状になってしまうからです。

もし、水を飲まない、嘔吐が始まったとしたらすぐに病院へ受診しましょう。それが深夜や病院が休みの際には、「#8000」に相談してみましょう。ここは医療従事者が、救急車を呼ぶべきか、すぐに病院へ受診すべきかなどについて相談に乗ってくれます。

アンヒバ坐剤などの解熱剤や座薬を使う時の注意点

アンヒバ坐剤は薬効成分の含有量について3種類あります。子供の体重や年齢に応じて、使用できる量が決まっています。だからこそ、兄弟姉妹に処方された薬は使わずに、必ず当人が処方された物を使いましょう。また薬には使用期限がありますから、保管してあった薬を使う時は使用期限を確認してください。

解熱剤は熱を下げるだけの効果しかありません。多少熱が高くても、子供の機嫌が良かったり、食事や水が取れているのであれば、無暗に熱を下げる必要はありません。熱は子供の体の中で細菌やウィルスが闘っているので、自然に下がるのを待つ事が、病気が治る早道という事もあります。

受診の目安は、高熱よりも水分が取れなくなった、嘔吐が起こったという症状が見られた時です。判断に迷うケースの場合は「#8000」に電話をすると、子供の状態から緊急性の有無や休日や深夜でも開いている病院を紹介してくれます。

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