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幼稚園のプレは必須?下の子がいる場合の注意点やメリット

子供が2、3歳になると、そろそろ「来年からはこの子も幼稚園かな?」と考える親御さんがほとんどでしょう。

ただ、家で考える教育方針が、園自体やそこに通う園児や親の雰囲気と合わない場合には、親も子も気詰まりです。

そんな後悔を入園後にしないために、利用したいのが”プレ幼稚園”です。

ただ、このプレ幼稚園、下の子がいる場合には、どう利用すればいいのでしょうか?


そもそもプレ幼稚園って?下の子がいる時にはどんなメリットが?

2、3歳になると、子供は外の世界――自分の家族や親戚といった限られた世界の外を意識し始めるものです。

特に、同じ年頃の子供同士が行き会うと、怖がるか、積極的に交流しようとするか等の違いはありますが、興味を持つようになります。

これはまさに、子供の世界の広がりを意味し、そうした姿を見ると、親としても「そろそろ幼稚園に通わせる準備が必要なんだな」と実感しますね。
 

そんな時期に是非利用したいのが、”プレ幼稚園”です。

プレ幼稚園とは、つまり正式に通い出す3歳〜4歳になる前の年から、その幼稚園の園の雰囲気や、そもそもの集団生活、集団活動に慣れるためなどを目的とした、幼稚園が開くいわゆる”慣らし保育”クラスのことです。

このプレ幼稚園に通うことで、親にとっても子供にとっても、大きなメリットがあるために、申し込みが殺到する幼稚園も存在します。
 

このプレ幼稚園に申し込む時、気になるのが”下の子”のこと。

下の子がいる(または産まれる、計画をしている)時、プレを利用することにはどんな注意点やメリットがあるのでしょうか?

上の子がプレ幼稚園に通う間に下の子の世話…それって可能?

まず下の子を既に出産したか、その年度中に出産を控えている場合のプレ幼稚園では、どんな点に注意すべきか見てみましょう。
 

プレ幼稚園の方針により、「親子参加」なのか「子供のみ(母子分離)」なのかを一番に確認しなければなりません。

またプレで行われる行事の中に、親子参加型のクラスがある場合、それに下の子を連れて参加出来るのかどうかも、確認すべきことだと言えます。

ただ、下の子も参加が可能な園であっても、下の子連れでも迷惑がかからないかどうか、園の利用者(保護者)の話を聞いておくとより確実です。
 

もし、子供のみの母子分離型であったなら、上の子がプレに通っている間に下の子の世話をする等の時間に当てることも出来ます。

上の子にとっても、外の世界との接点が出来ることで、下の子に対する嫉妬心をうまく発散させられる、という話も多く聞かれます。

「言うほど家事や下の子との時間に当てられない」という声もありますが、1対2で子供の相手をしているより、ずっと気持ちが楽になるという意見がやはり多い様子です。

プレ幼稚園に通う間に下の子が出産予定。こんな時はどうすべき?

プレ幼稚園に通園しているその年度中に出産を控えている場合には、出産後は休むべきか辞めるべきかなどについても、園の方針と前例・通例はどうか、この2点を調べましょう。
 

母子分離型の場合には、送り迎えの問題がクリアになれば可能ですし、稀にある親子参加のイベントの際には、父親や祖父母の参加で乗り切ることが出来るでしょう。

しかし常時親子参加型のプレの場合には、月齢の浅い赤ちゃんを連れ歩くのにも限度がありますから、既に出産が分かっているような時には、その幼稚園のプレ自体を諦めるなどの判断も必要です。
 

これは単に周囲の”ママ友”になる人達の目を気にするという意味だけに留まらず、その幼稚園に通う上の子のためでもあります。

ただでさえ、下の子が生まれることで不安になっている子供の心に、余計なプレッシャーはあまり与えるべきではないからです。

自分のための幼稚園の筈なのに、結局親は下の子に構ってばかりでは、上の子だって面白くありません。
 

その園に通わせたい、そうした親の気持ちがあったとしても、実際に通う子供の気持ちを優先させてあげましょう。

プレ幼稚園を選ぶ時、何を基準にして選べばいいの?

幼稚園によっては、プレに通うことが入園の前提や優先権があるというケースは多々あります。

親や兄弟が園児だった場合にも、優先順位が高くなるという、優先枠を設けている園もあり、そうなれば入園の際の苦労もぐっと減ってきます。
 

ただ、そのような特例が使え、かつその幼稚園に通える条件が揃っていたとしても、本当に自分達家族に、その幼稚園やそこに通う子供とその保護者の雰囲気が噛み合っているのかどうかだけは、じっくりと観察して下さい。

プレとは実際、そうした家庭側から幼稚園を見定める機会なのです。
 

子供がまずその園を楽しんでいるか、周囲の子供達に溶け込めているか

園の方針と家庭の方針がより近いものか

周囲の保護者との温度差がないか

この3つに関しては、じっくりと様子を見て判断しましょう。
 

その上で、親子ともに納得できたなら、その幼稚園に通うことも視野に入れましょう。

逆に、人気がある園であっても、何か引っかかるものを感じた時には、無理にその園に固執すべきではありません。

プレ幼稚園に通う子供の気持ちを第一に、利用するか否かを決めよう

子供を優秀な子にするためには、まず幼稚園から――そうした考えが根強く、幼稚園やプレに対する熱が高い地域があります。

また、エスカレーター校であれば、後の負担が少なくなるため、そうした幼稚園ほどプレや入園に親がヒートアップするケースがよく見られます。
 

「こうしたほうがこの子のため」と言い聞かせるのが常ではありますが、果たして、本当にそうでしょうか?

ネームバリューのために、子供は勿論、親までもが無理をして通い続け、結局ついていけずに転園するというケースは枚挙に暇がありません。
 

もし”プレ幼稚園”そのものが合わないと感じるならば、プレにだって固執する必要はありません。

情報を吟味し、不要だと感じたならば、無理に通う必要はないでしょう。
 

下の子の世話に集中するために、上の子はプレを、そう考えるのは言ってしまえば一石二鳥ですが、あくまでプレとは”慣らし保育”なのですから、血眼になって、嫌がる子供を説き伏せて通わせるような類のものではありません。

通う子供の気持ちを第一に考えてあげて、行くか行かないか、行くならばどんな園がいいかを考えてあげてくださいね。

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