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新生児から始めよう!寝かしつけがいらない生活リズムの作り方!

小さな子供を持つ家庭では、子供の寝かしつけに非常に神経を使うものです。

寝かせようとしても遊びに夢中で眠ってくれず、また親が寝かしつけをしなければ一人で眠ることが出来ない子の場合、親はずっとそれに付き添わなければならず、かといって時間は有限…なかなかストレスが貯まるものです。

しかし、新生児の頃から(あるいは幼児の頃からでも)ある方法で生活リズムを作っていけば、寝かしつけがいらない、つまり自発的に眠る時間を守れるようになってくるのです!

その方法は一体どんなものなのでしょうか?


新生児の頃から寝かしつけのいらない生活って可能なの?

子供にとって、睡眠時間は他のどの時間にも引けを取らないほど重要な時間。

いわゆる”宵っ張り”の子供よりも、決まった時間に寝起きして、かつ、長時間の質の良い睡眠を取った子供のほうが、心身が健康に育つことを知らない人はほとんどいないでしょう。
 

そうは言っても、子供が大きくなるにつれて、楽しいことが多すぎて、どんどん眠る時間が遅くなり、親はそれを必死に寝かしつけようとする――結果、親の時間もそれに大きく割かれることになって苛立つ、という場面も少なくありません。
 

しかし、新生児の頃から、赤ちゃんの生活時間にリズムを付けることで、寝かしつけがいらなくなるばかりか、睡眠が特に大事な小学生の時期まで、質のいい睡眠をとることが出来るようになるのです。

加えて、赤ちゃんがぐっすり眠ってくれる時間が長ければ、見守るお母さん・お父さんもまとまった時間眠る、自分の時間を作ることが出来るため、気持ちに余裕が出てきます。
 

「でも、新生児なんて夜中に必ず授乳するのだから、リズムなんて…」と思うでしょう。

しかし、例え夜中に何度も起きることになるとしても、「この時間には眠る」「この時間には起きる」という時間を作るのが重要なのです。

寝かしつけがいらない生活リズム 新生児の頃はどうするの?

確かに、新生児の時期は、平均して3〜4時間に1回の授乳が必要になりますから、リズムを付ける必要性を感じないかもしれません。

ただ、人間の体内時計は実は24時間より長い25時間であり、これは新生児から大人まで同じです。

ですから、赤ちゃんのペースだけに合わせていては、大人も生活時間がどんどんズレてしまい、それがやがて寝不足やストレスになってしまうのです。
 

それを防ぐため、また眠るべき時間に、寝かしつけがなくても自発的に眠りたいと思う生活習慣を身につけるために、新生児の頃から始めるべきなのが、”夜は明かりをつけず、日中は部屋を明るくする”ということです。

そして、夜間は静かに、別室の光が当たったり、テレビの音なども聞こえないようにして、暗く、静かな環境に赤ちゃんを寝かせてあげましょう。
 

真っ暗な部屋に赤ちゃんを寝かせるのが怖い、という場合には、赤ちゃんの顔に光が直に当たらないような位置(例えばベビーベッドの下など)にライトを置くなどして、授乳やオムツ替えの時に少しだけ明るくするなど工夫をしましょう。

(ライトにタオルを直接掛けると、発火の恐れがありますから、これはしてはいけません)

寝かしつけがいらない生活の鍵は新生児から光を感じさせること

「でも、せっかく寝ている赤ちゃんを無理に起こすのは可哀想」

「新生児の時期なのに、昼間明るくして寝かせてあげないのは虐待になるのでは?」

そう思うかもしれませんが、それは杞憂です。

新生児の頃は、日中は明るさがあっても赤ちゃんは眠るものです。
 

それに、別にぐっすり寝ている新生児を起こさなければならないというわけでもありません。

起きる時間は赤ちゃんに任せつつも、朝になったらカーテンを開けて、自然の明るい光を感じさせてあげる、そうして実際の1日の長さと異なる体内時計をリセットすることが重要なのです。
 

この『日中は明るく、夜は暗い』、『明るい時間は賑やかだが、暗い時間は静か』という感覚を身につけることは、とても重要です。

心身の成長を司る成長ホルモンは、暗い中での睡眠で多く分泌されると言われていますし、これは大人になっても同様で、夜は眠り、朝は起きて太陽の自然光を浴びることは、うつを始めとした心身の不調を予防する効果があります。

幼児以降からでも遅くない!今からでも出来る生活リズムの整え方

”朝は明るく、夜は暗く”をする他にも、以下の4つのポイントを実践しましょう。

  • 布団に入る時間から逆算し、1時間以上前にはお風呂に入っておく
  • テレビ、スマホ、ゲームは眠る前には消す・触らせない
  • 日中は体を動かし、健康的に体力を使う
  • 昼寝の時間を調節し、日が傾く前に終わらせておく

それぞれ、子供の月齢〜年齢に合わせて、調整して取り入れて下さい。
 

もし今現在、もう子供が幼児期に差し掛かっている家庭でも、「うちはもう無理か」と諦める必要はありません。

新生児の頃から習慣づけている子供と比べて、確かに時間はかかりますが、今からでもその習慣を身につけることは出来るからです。
 

ただ、注意してほしいのは、急激な変化は幼い子供にとって強いストレスになります。

一方的に「今日から○時に寝ます」「もう寝かしつけはしません」と態度を変えても、子供は不安になるだけです。

まずは、日中に体を動かして疲れさせ、自然に眠くなるようにすることから始め、そして徐々に、添い寝をしなくても眠れるよう、ゆっくりと変化させていきましょう。

寝かしつけはいらなくても、子供の様子は頻繁に窺おう

勿論、いくら夜まとまって眠るようになったからと言って、ずっと赤ちゃんを一人で眠らせておく・様子を見に行かないということはないようにしましょう。

これは”乳幼児突然死症候群”(SIDS)を始めとした、睡眠時に起こり得る子供の事故や急な体調の変化に気付くためです。
 

特に乳幼児突然死症候群は、数千人に1人の割合で起こり得る、眠っている間に赤ちゃんが死亡する、しかもその原因が不明のままの恐ろしい病気です。

それに、月齢の低い赤ちゃんの死亡原因の多くを、睡眠時の窒息事故が占めています。

子供がぐっすり寝入っていても、度々様子を窺うことは忘れてはいけません。
 

”寝かしつけがいらない子供”という言葉の響きに、「愛情を掛けていないと思われるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、これは違います。

単に、眠るべき時間に寝たいと思うようにリズムを作ることが、結果として寝かしつけがいらないことに繋がっているだけであり、長時間添い寝をして寝かしつけを行うことが尊いわけでは決してありません。
 

子育ては体力勝負。

子供も、そして家族全員が質のいい睡眠が取れるよう、早いうちから生活リズムを整えましょう!

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