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前駆陣痛が痛い!眠れない!そんなときの対処法をご紹介します

体験して初めてわかる、出産の痛み。本陣痛の前に、”前駆陣痛”なるものがあります。これは本陣痛と比べ、どのくらい痛いのでしょうか?また、どの程度続くのでしょうか。

長い人は長いこの前駆陣痛。早く本陣痛に移行して分娩に移りたいものですが、思うようには行かないのが出産ですね。

助産婦さんには、『長くなるかもしれないので、今のうちに食事を摂って』『今のうちに眠って休んで』と言われることもあります。確かに、休んでできるだけ体力を温存したいのに、痛くて眠れないかもしれません。

そんなときどんな対処法があるか、ここで予習しておきましょう。


眠れないほど痛い!?前駆陣痛のしくみ

まず、前駆陣痛とは一体何なのでしょうか。これが起こると、もういよいよ出産なのでしょうか?

前駆陣痛は、分娩と直接的に関係があるわけではありません。本陣痛の前の予行演習とでも言いましょうか、子宮を収縮させたり動かすことにより、子宮口や産道を柔らかくする運動のようなものです。出産が近いのでこのようなことが起こりますが、これが来たからと言ってそのまま本陣痛に移行し出産、となるかどうかは別です。

大体妊娠36〜40週頃に起こることが多いようですが、個人差があります。本陣痛(出産)の前日に来ることもあります。筆者の場合も、前駆陣痛が丸一日続き、次の日にそのまま本陣痛に移り、出産に至りました。

前駆陣痛の痛みの周期は、本陣痛と違って不規則です。痛みが来ても、その長さや痛みの程度はマチマチで、間隔も規則的ではありません。

眠れないほど痛い前駆陣痛は異常?病院へ行くべき?

初めての妊娠でも、痛みの間隔が不規則だったり、本陣痛ならもっと痛いのではないかという予測から『これは前駆陣痛だ』とわかる場合が多いでしょう。

それでも、眠れないほど痛いとき『これは異常なのではないか?』と心配になるケースもあるかもしれません。痛みの程度としてはどのくらいが一般的なのでしょうか。

痛み方自体も個人差があります。生理痛の酷いときのような感じ、ものすごくお腹が張っているような感覚、お腹ではなく腰が痛い、お腹を下したときのような痛み・などです。

かといって、前駆陣痛がきているのに気づかないレベルの人も居ます。「なんだか違和感があるな?」と思って受診したところ、子宮収縮が始まっていた(前駆陣痛が始まっている)というケースもあります。

しかし、前駆陣痛が「眠れないほど痛い」からといって”すぐ受診”する必要はほとんどの場合ありません。それは何故でしょうか?

前駆陣痛で眠れない!?本陣痛の”痛い”はこんなものではない・・!

脅すようで申し訳ないのですが、もし今、強い前駆陣痛の痛みで眠れずこの記事を読んでいる方が居るなら、『頑張って耐えて!』としか言いようがありません・・。

初めての経験でも、「本陣痛」と「前駆陣痛」の違いはカラダと感覚で判るものです。『どちらかわからないな』と言う場合は、ほとんどが前駆陣痛でしょう。何故なら、本陣痛に移行しているなら、「本陣痛キター!」と確信が持てる痛みだからです。

どんなに痛くても、

  • 間隔が規則正しくない
  • 破水やおしるしなどの兆候がない

上記のような状態であれば、とりあえず痛みに耐えるしかありません。もし病院に行っても、「まだだね」と返されてしまう可能性も充分あり、ただ家と病院の往復だけでしんどいだけかも・・。

もしこれまでの検診で心配なことがあって、「少しでも異常を感じたらすぐに連絡してね」と告げられているのでもなければ、大丈夫。それは出産に向けての正常な準備なのです。

前駆陣痛の痛みを紛らわせる方法――計測・観察してみる

本陣痛では理性が吹っ飛びます(もちろん、痛みに強い方はそんなことないのかもしれませんが・・)。

しかし前駆陣痛の時点では、まだまだモノを考える余裕があるはずですし、痛みが治まっているときは立ち回ることもできます。

痛みをうまく乗り切るコツは、とにかく時間が経つのを上手に待つこと。もしこのまま本陣痛に移行しないのなら、いつかは前駆陣痛も治まるはずです。なので、本陣痛が来たときのいい練習の機会だと思って、時間の間隔を測ったり、動ける間に何が出来るかシュミレーションをしましょう。

筆者は事前に、陣痛の間隔を計測するアプリをインストールしていました。前駆陣痛だとわかってはいましたが、練習だと思ってそのアプリを使って痛みの感覚を測りました。その後、自宅で本陣痛らしきものが始まったとき、10分間隔に変わったのが目で見てわかったので便利でしたよ。

前駆陣痛の痛みを紛らわせる身体的サポート

気持ちを逸らせても、やっぱり痛い!疲れているのに痛くて気になって眠れない・・ということがあるかもしれません。

一番楽な体勢を探しておくことは、役に立ちます。これは本陣痛が来たときにも使えます。例えば横向きに寝るシムスの体位、抱き枕を足に挟む。また痛みを逃がすには、”ネコのポーズ”も良いと助産婦さんに聞いたことがありますよ。四つんばいで両腕を伸ばし、オシリをあげます。所謂”女豹のポーズ”とも言われますね。これで息を吐くとき「ふ〜〜〜っ」と痛みを逃がしましょう。

腰〜尾てい骨を、パパのこぶしやテニスボール、ゴルフボールなどでグ〜っと押してもらうのも気がまぎれます。暖かい手で背中を大きくさすってもらうのも気持ちが良いです。

また、もう少し頑張れるようなら湯船に湯を張って入浴するのも手です。そこまで準備するのが億劫かもしれませんが、そこは家族の手を借りてもいいですね。湯に浸かることで体が温まり、痛みもやわらぐかもしれません。湯船に入ることで体への重力がかからなくなり、適度な水圧が優しく感じることでしょう。

赤ちゃんと会えるまでもう少しです。頑張りましょう!

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