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自閉症かも?赤ちゃんが喃語をなかなか話さないときの原因や対策

喃語とはまだ言葉を覚えていない赤ちゃんが、意識的に発する意味のない言葉のことを指します。
一般的には「あうあう」「まんまん」などと単音のクーイングとは違い二つ以上の音からなる言葉です。

赤ちゃんによって話し始める時期や言葉の発達速度、身長や体重も全く違うため、喃語を離さないからといって自閉症の疑いがあるとは限りません。
しかし喃語が出ない赤ちゃんにはどのような心配があるのでしょうか。


赤ちゃんが喃語を話さない、自閉症かもと感じたら

赤ちゃんが喃語を話さないからといって、すぐに自閉症の疑いがあるわけではありません。

しかし喃語を話さないことと並行して、いくつかの症状が見られた場合に限っては自閉症を疑わなくてはいけません。

それは、抱っこをしてもあまり目を合わさないことが多かったり、人見知りは全くしないのに他人や物にあまり興味を示さない。ただ、特定の物へのこだわりが強いなど、このような行動が目立つ場合は注意が必要です。

1歳を過ぎても喃語を話さない場合、他の行動に特徴が見られないかを注意深く観察してみてください。

上記の行動が目立った場合は、病院での検査が必要となります。

一方で、いくら喃語を話さないからといって自閉症でない場合ももちろんあり、喃語をよく話す赤ちゃんでも自閉症の可能性がないとも言えません。

その他チェック項目を全て意識し観察することで、早期に発見できることに繋がります。

自閉症の赤ちゃんが喃語を話さない理由

自閉症とは、発達障害の一種でありコミュニケーションの困難であったり、興味や関心の幅が狭くて特定の物に異常なこだわりを示すことが特徴です。

主に他人と意思疎通を図ることが難しく、名前を呼んでも反応がないことも多いです。
あまり母親に対しても愛着がなく甘えることもない、感覚が敏感で不快な気持ちになるため抱っこも嫌がります。

このような自閉症ならではの特徴が、赤ちゃんの時期の喃語がない理由としてあげられるでしょう。

喃語は通常、1歳ごろまでに発する言葉であり、1歳半ごろから2歳にかけては意味のある単語を発するようになり、徐々に会話ができるようになります。

しかし自閉症の赤ちゃんは意味のある単語を話すことはなく、奇声を発することがありますが、それが実は本人の中ではなんらかの意味のある言葉の場合もあるようです。

喃語は少ないが自閉症ではない赤ちゃんもいる

自閉症の子供は筋肉の成長が遅いため、体の動きがぎこちなかったり、あまり笑わない、よく眠ることなど様々な行動と特徴が見られます。
そのため喃語が無い、少ないからといって一概に自閉症を疑うわけではありません。

知能が未熟な赤ちゃんや、発達が遅い赤ちゃんももちろんいます。
自閉症の特徴に当てはまっているからといって自閉症というわけでもないのです。

そしてそれは自閉症以外の発達障害の場合もあるのです。

大人になるまで診断されなかったり気づかない場合があるほど、専門家でも判断が難しい場合も有ります。

そのため、不審な点を感じたら経過観察をして長い目で診断をしていくことが良いでしょう。

3歳位までは、自閉症と定型発達の子でもあまり大差がないと感じるママが多いようです。
そのくらいまでに判断するのは正確ではなくとても難しいということですね。

自閉症の赤ちゃんに関する特徴

喃語以外での自閉症の特徴とはいったいどのようなことがあげられるのでしょうか。

行動面では多動が見られます。
常に落ち着きがなく動き回ったり高い所に登ったりもします。

ある一定の体の動きを繰り返し行うような、前後左右に体を揺らしたりして遊んだりもします。

そしてストレスが溜まってイライラしている時に見られるのが、不満を自分の体に与え傷つけてしまう自傷行為です。
わざと頭をぶつけたり、自分の腕や足を噛んだりしてしまいます。

そしておもちゃの正しい遊び方がわからず、強く投げてたたきつけたり物を雑に扱ってしまいます。
手の力が弱く、筋肉や関節が未発達のためものを丁寧に扱うことが難しいのです。

そして一番大きく差が付くのはコミュニケーション能力の違いです。
母親ともあまりコミュニケーションを取ろうとはせず、一人ぼっちでも泣かずに遊んでいることが多いです。

そして特定の色や音、物にこだわりを示すことが大きな特徴です。

自閉症と診断を受けたら

子供が自閉症の診断を受けたら、療育を学び治療していきましょう。

自閉症は先天的な障害のため、根本的に治す薬や手術などは存在しませんが、発育を促進して本人が日常を一人で生活できるようにしていくことは出来るのです。

自閉症とは言ってもその子供によって様々な特徴があり、人に全く興味がない子もいればとても人懐っこい子もいます。

正確は人それぞれなのです。
子供の正確を理解して、その子に合わせた生活環境づくり、療育法によって合併症や二次障害を防ぐ目的もあります。

そして療育においてとても大切なことは、大人が感情的になることには気を付けましょう。
自閉症の子供にとっては大人が起こることはパニックを起こす原因となります。

短い簡単な言葉と、身振り手振りを使った会話法で絵を描いたりして伝えたいことを伝えるのも効果的です。

自閉症をよく知り、正しく療育していきましょう。

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