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出産の痛みで気絶したらどうなるの?分娩時の痛さとは

特に初産の妊婦さんにとっては、出産時の痛みに関して、恐怖を抱いたことはない!――という人はいないでしょう。

インターネット上の体験談などでは、「気絶するほど痛い」「でも気絶なんてしてられない」など、一貫して”とにかく痛い!”ことが強調されていて、余計に恐怖を募らせてしまうこともしばしば…

実際、出産の痛みで気絶するようなことは、あるのでしょうか?


出産の痛みで気絶したら一体どうなるの?

出産の痛みのことは、よく「鼻からスイカを出すようなもの」と例えられますし、最近では「男性が経験したら命を失う」と言った話も耳にするようになりました。

しかし、例え話としてはいくつも例があるのに、納得がいく説明には中々辿り着けず、”経験済み”の人達が「そうね!」と頷き合っている図をよく見かけます。

結果、初産の人にとっては、ただただ恐怖だけを募らせてしまうことになり、「人を怖がらせないで教えてよ!」と言いたくなるのも当然ですね。
 

しかし、”出産の痛み”と一言で言っても、実はいくつもの”痛み”があるため――そして、経産婦の人にとっては(比喩ではなく本当に)その時は夢中で、どうもその時のことがよく思い出せないのです!

これは、「こんなに痛いのなら、もう二度と子供を産まない!」と思わないようにするために、一種の記憶の防御本能だという人もいます。
 

そうした出産の痛みに耐えきれず、気絶するかどうかというと、失神や気絶をしかけても、既に分娩が始まっていると「無理にでも起こされる」のがほとんどです。

何故なら、起きないような時には母子ともに命の危険があるのです。

失神や気絶は珍しくない? 出産時の痛みは大きく分けて4つ

そもそも出産(ここでは自然分娩の場合を取り上げます)の痛みは、主に

  • 陣痛:子宮の収縮、および子宮口が開く痛み
  • 分娩の痛み:陣痛に加え、産道(膣)を赤ちゃんが降りてくるために広がる痛み、そして医師・助産師による処置の痛み
  • 会陰切開の痛み:膣の出口(会陰)を予め切り、出産時に裂けるのを防ぐ処置の痛み
  • 後産の痛み:出産後に子宮内の胎盤が剥がれる痛み

この4つです。
 

特に多くの人が「痛かった!」と言うのが陣痛の痛みですが、この痛みは生理痛の痛みをより強くしたような痛みです。

下腹部全体が締め付けられるようにぐっと掴まれているような痛み、と言い表す人もいます。
 

これは子宮が赤ちゃんを押し出すための痛さで、女性の体はこの痛みに合わせ、本能的に「いきみたい」と考えます。

が、子宮口が完全に開ききっていないうちにいきむと、赤ちゃんの頭が出てこれないため、必死で耐えるしかないのです。

初産の人ほど、陣痛が始まってから子宮口が開ききるまでの時間が長くなる傾向があり、長い人では丸一日、それ以上耐えなければならないこともあります。
 

それこそ、痛みの強さに失神したり、陣痛の合間に気絶するように眠ってしまう人もいますが、すぐに起こされるか、次の陣痛が始まって目が覚めるのが大半です。

もし出産の途中で痛みで気絶したら母子ともに危険!

分娩が始まってからになると、陣痛に加え、更に赤ちゃんが降りてくる痛みや、誘導の痛みといったものが加わります。

ただ、耐えるしかなかった陣痛時に比べ、いきむことが可能な分、そちらに集中することが出来た、言い換えるなら「出したくて必死で痛みを覚えていない」という人もいます。
 

それこそよく言われる「鼻からスイカを出す」ように、狭い産道を赤ちゃんが降りてくるために、産道の広がる痛みや、陣痛に合わせていきむため、途中で止めている時の圧迫感・痛みに、気が遠くなることもあります。
 

ただ、この状態で本当に意識を失う――母体の意識消失が起きると、お母さんと赤ちゃん、双方の命が危険になります。

赤ちゃんは狭い産道のに留まることになりますし、お母さんも出血が続くなどの危険な状態になるからです。

そのため、分娩室内では常に誰かが妊婦さんの様子を確認し、話しかけ続けます。

「寝不足で、つい陣痛の合間に寝かけたら凄い勢いで頬を叩かれた」というのは、こうした命に関わる事態を避けるためなんですね。
 

もし本当に意識を失ってしまった場合には、緊急帝王切開や赤ちゃんの場所によっては吸引分娩といった処置が取られることになります。

また妊娠高血圧症候群などで、分娩中そうした事態に陥るリスクが高い人に対しては、前もって帝王切開が最初から選ばれるケースも少なくありません。

会陰切開は避けられないもの?後産が出ない時にはどうなるの?

分娩の最中に行われる会陰切開に関してですが、現在は多くの産院で、予め切ることを前提にしているようです。

切りたくない、と思う人も少なくありませんが、もし自然に裂けてしまった場合、切開を行った時よりもその傷は深く出血量も増え、傷の治りも悪くなります。

ですから、医師から会陰切開を提案された時には、受けておいたほうがいいでしょう。
 

会陰切開の際には、局部麻酔(注射)を先に行いますが、大半の産婦さんは「麻酔の針を刺すチクッとした痛さ程度だった」「縫う時の痛みのほうが会陰切開そのものより痛かった」と感じるようです。

麻酔の暇もない場合もあるようですが、陣痛の痛みの方が強く、あまり強く覚えている人は少ないと言えます。
 

そして、出産後、胎盤を排出する後産の痛みですが、順調であれば、軽い生理痛〜陣痛程度の痛みで済む人が大半です。

ただ、胎盤が剥がれにくい人には、腹部を上から医師が圧迫したり、手を入れて剥がすなどの処置が必要になる場合があり、この時にはやはり強い痛みがあります。

出産時の痛みを怖い・避けたいと思うのは当然のこと!

出産に関わる痛みを考えただけで、気が遠くなる人も決して少なくないでしょう。

初産の人は勿論ですが、初産でなくても、痛みに怯えるのは生物として当然です。

自分は痛みに弱いから不安だ、という人もいますし、そうした痛みを少しでも軽減するため、現在では無痛分娩を選択することも出来るようになりました。

それに、逆子や赤ちゃん、母体の状態などから、リスク回避のための予定帝王切開を行うことも、現在では当たり前になっています。
 

ただ…どんな出産方法でも言えることですが、出産方法によって、母性が出るかどうか――もっと言うならば『痛みを感じてこそ母親』という考え方に、縛られる必要は全くありません!

自分や赤ちゃんにとって、一番負担が少ない方法を選ぶことは、単なる選択であり、それによって母性の強さなどは変わるわけがないのです!
 

今、怖さを不安に思うのも当たり前ですし、いざ出産の時に痛みに気を失ってしまったり、大声で叫んだり、泣いてしまう。そうしたことがあっても、見苦しいわけでもありません。
 

赤ちゃんを産むのはあなた自身。どうか、自分が一番リラックスできる状態で、その時を待ちましょう!

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